いつも心に自分の巣を
仕舞ったらあかん。
自分の収納のクセがわかってきました。とにかく、見えないところにしまうと、忘れる。記憶から抹消される。
整理整頓はわりと好き。でも、綺麗に並べた引き出しも、数日後にはぐっちゃぐちゃ。目に見えないところには神経が行き届かないのです。
我が家の階段下収納も例に漏れず、荒れがちです。
散らかってきたら中のものを全て出し、綺麗に入れ直す作業を幾度となくしてきました。しかし、いつのまにやら物が取り出しにくく、何があるか把握しきれない魔窟になるのです。
もうこんなことならいっそ、私の巣にしてしまおう。魔窟から、巣窟へ。…突飛?突飛です。突飛が人類を発展させてきました。
我が家の階段下収納は、奥の空間が丁度私の座高くらいの高さです。私の座高は人より少し高めなので、そのイメージでお願いします。
広さ的には、1畳か2畳くらい?ハリーポッターの住んでいた階段下よりはるかに狭い。今思えば、ハリー、意外といいところに住んでたな?ダドリーの足音さえ無ければ結構いい空間だったんじゃないか?
ともかくこの空間にマットを敷き、スマホホルダーを設置。寝ながら動画が見られます。
机の台はツールボックスだし、無線LANのコードはごちゃごちゃだし、おしゃれとは程遠い空間。
だがしかし。良い。元来狭い空間は大好きなのです。
小さい頃、おばあちゃんの家の押し入れは私の素敵な居場所でした。布団でいっぱいの押し入れでごろごろしたり、壁の漆喰を爪で剥がして過ごしたり。(やめなさい)
些細なことでヘソを曲げて押し入れに立て篭もったこともあります。籠城です。押し入れはいつでも私の味方でした。
大人になった今でも、私は押し入れを求めていたのです。それがよく分かりました。程よく分離された場所。自分だけの空間。安心感。なんか泣きそう。
というわけで、私の特別な空間ができました。元々ここに入っていた雑多な物をどこに仕舞うのかは、しばらく考えないことにします。
サポートありがとうございます! いつか、どこかでお会いできたら嬉しいです。