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無骨な機能美が心を鷲掴みにする

1月1日。
おみくじをひいたら、第1番の「大吉」だった。
欲をかくな、思いやりをもて、と書いてある。
身の丈に合った生活をせよ、ということだと思っている。

TAMIYA DUCATI 888 SUPERBIKE RACER
  
 
 

さて、3号機が完成した。

1994年のモデルだからだろうか、制作の途中でパーツが折れたりして難儀する場面があった。
現代のTAMIYAを制作した後だから、昔のモデルの雑さというか、あまり精巧でない部分が見られて面白かった。

エンジン部 

当然、このバイクの設計も古いものなのだが、その無骨な美に心を持っていかれてしまった。
むき出しの歯車とベルト類。今ならすべてカバーに覆われているところが目の当たりにできる。かっこいいな、と思う。
結局、機械全般が好きなんだけど、中身が見えないものや分解できないものにあんまり興味はわかない。クルマもバイクも、いじれないと面白くない。オイルだって自分で交換したい。

 
 

こうやって正月も飽きもせずに何台もバイクを組み立てているわけだから、自分は、今手元にバイクを置けない環境であることで、できないことをこの行為によって補完しているのだと思う。
バイクが身近に置ける環境になれば、きっとこの趣味にも没頭しなくなるのだろうな。

ところでこの趣味、なんかもっと他に生かす手立てはないものだろうか、と考えてはみたけれど、ここでこうやって晒すくらいにとどめておいた方が何かと気は楽かもしれない。

まだまだ制作意欲は減退していないので、次は何を作ろうかとストックしてあるプラモデルを眺める時間もまた、楽しいものである。

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