下腿義足:内側方向の不安定感2
ここでは内側方向の不安定の原因のうち
足部のアウトセットについて説明していきます👍
TT-FittingGAMEを起動して「練習モード」→2番,内側方向の不安定感2を選んでスタートしてください.
内側方向の不安定感2をスタートさせると「足内外」が+10mmの状態で表示されています.これがどういった状態なのか?!?!
指義足でも同じような設定を作ってみましょう
ソケット下のスライド目盛りを7に設定してみましょう
みなさんもやってみてください.
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義足のみで立たせると,ソケットに対して足部が過度に外側に位置しています.これを
「足部のアウトセット」
と呼んでいます.
指義足を履いて立ってみましょう.
・内側方向に不安定
がありますが,軽く接地する程度では
・パイプはほぼ垂直
・足底全面接地
が感じられると思います!
TT-FittingGAMEでも同じ現象が見られていることに注目してください.
そして,足部のアウトセットがあると不安定だけでなくソケットの不適合も発生してきます.
指義足で体感してみてください.
体重をかけると内側方向の不安定と同時に外側近位の圧迫,内側遠位の圧迫,内側近位の隙間といったソケット不適合が感じられるはずです.
TT-FittingGAMEでも同じ現象が見られていることに注目してください.
例えば外側近位が当たる,といったソケットの不適合が発生しても安易にソケットの形を修正してはいけないことがわかります!!!
さてさて,指義足のソケットの内外側位置の設定を5に戻してください.
この状態で立ってみると内外側の不安定性が無いと同時にソケット適合もバランスが良くなっているはずです.