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外資ITに営業として転職する際に気をつけなきゃいけない5つのポイント

こんにちは。キャリアコーチの田治です。

前回の記事では、インサイドセールスが注目される点について書きましたが、今回は外資ITに営業職で転職する際に気をつけなきゃいけないポイントを書いていきます。

前回の記事を読めていない人は、まずはこちらから読んでみてください。

記事を読んで頂くと、、
・転職失敗の理由が分かる
・応募する求人に対しての見方が変わる
・転職後のミスマッチの可能性が下がる
・キャリア設計を踏まえた上で会社を選べる


転職失敗例から学べること

本題に入る前に、まずは転職の際に気を付けるべきポイントを確認しなかった場合に、どんなことが起きてしまうか考えてみましょう。

転職の失敗事例ってどんなのが思い浮かびますか?

転職の代表的な失敗事例

①入社したら、とんでもないブラック企業で長時間労働
②約束されていた給与が貰えない

まず外資ITにおいて、①と②のような働く環境がブラックな会社は聞いた事がありません。なぜならそのような会社があった場合には、悪い噂が広がるのと同時にそこの社員はすぐ転職してしまうので、このようなことは起きにくいかと思います。

ただ外資コンサルティングサービスのようなビジネスモデル上御用聞きをしなきゃいけない場合は、労働時間が長くなる傾向があります。

転職の代表的な失敗例(外資IT)

①入社前の話と異なり、会社の雰囲気が悪く、退職者が続出
②営業目標値が高すぎて、多くの営業が目標を達成出来ない

しかしながら外資ITにおいても、すべての会社がビジネスが好調というわけでなく、①と②のような理由で毎月退職者が出ている会社もあります。
他業界出身者からすれば、うまくいってそうな会社でも実はそういう状況に陥っていることもあるので、注意が必要です。

実は、①と②は密接な相関関係があり、うまくいっていない会社の多くは営業が目標を達成出来ないことにより、様々な問題が起きてしまっています。

考えてみれば分かるが、営業が目標を達成出来ないと、以下のような事が起きてしまう。

売上目標が高すぎて、営業が達成出来ないと

①営業がインセンティブを稼げなくなる
②営業が転職し始める
③営業でクビになる人が出てくる
④日本支社の売上がまずいことになる
⑤会社の雰囲気が悪くなる
⑥日本支社の組織変更や管理職の再編が行われる


こちらの失敗事例から分かるように、多くの営業が予算に対して達成出来ないと様々なネガティブな事が起こってしまいます。

ただそもそも非現実的な営業目標を課せられているのが、問題だとみなさんも思いますよね。

それが起きてしまう背景は、こちらで割愛しますが、
下記5つのポイントを意識しながら転職活動を取り組んでいけば上記の問題から起こるミスマッチは防げます。

①サービスの需要

まず最初に営業として入社する際に一番重要であるサービスの需要の重要度について解説していきます。
営業としてサービスを売る中で、需要がわからないと、サービスを売る難易度が変わってきます。

分かりやすい例えで説明すると、コロナが流行り始めた時期は、みなさん在宅出社をしてましたよね。
あの時期は、電子契約やオンライン会議ツールなどはとんでもない需要があり、私が以前働いていたドキュサインでもお問い合わせがひっきりなしでした。
このように分かりやすい需要のあるサービスは、売りやすいサービスだと言えます。

しかしながら逆に需要があったとしても、一時的な需要で需要が収まった翌年に非現実的な目標値を課せられてしまうこともありますので、長期的に需要があるサービスがどのようなサービスなのか考える必要があります。

そのためには、現在のサービスの市場においての需要が日本においてどれくらいあるか正確に理解する必要があります。

②チームの営業達成率

私の記事をフォローされている方は、ほとんど業界未経験者だと思いますので、市場においての需要を正確に理解することは難しいと思います。
ですので、現在営業チームで働いている人達の平均営業達成率であったり、市場の動向などを面接の際に確認する必要があります。
チームの達成度などは入社後にすぐに分かりますので、よく思われるために盛った話をすることはあまりないかと思います。

それでも気になるのであれば、チームメンバーとなる方との面談をし、商材を売る上での問題点、市場の需要、競合と比較した際の強みなどを聞けば、ある程度正確な情報を手に入れられると思います。

③求人の採用背景

求人が出ている理由は、主に2つあります。
最初の1つ目は、退職者が出たことで、穴埋めのための採用。
2つ目は、事業拡大による新規採用。

同じ採用でも、求人が出ている背景を考えるだけで、会社の状況がなんとなくわかるかと思います。
2つ目の理由は、事業拡大により採用をしており、市場においてのニーズがそれなりに見込めます。
もう1つの理由の場合、何かしらの理由で退職されているので、どういう背景で辞められたか気をつける必要があります。

特に退職者が続出しているような会社では、需要がそこまでの中で無理な営業目標を課せられ、営業が辞めている可能性があります。
そのような状況の会社に入ってしまうと、毎日働くのが苦しくなってしまいます。転職の成功はあくまで入社後の状況で決まりますので、入社するためにアピールに徹していると本末転倒な結果になってしまいます。

④トレーニングの充実度

トレーニングの充実度の重要性に関しては、賛否両論がありますが、会社の規模によってトレーニングが充実しているかどうかは決まります。
基本的に大手の会社の方が、社内トレーニングの仕組みづくりがうまく出来ており、中小やスタートアップはあまり充実していない傾向があります。

特に業界未経験者で外資ITに転職を考えている人は、トレーニングなどを重視する人もいると思いますが、業務の中で仕事を覚えていく方が個人的には効率がいいと考えております。
しかしながら、トレーニングの充実度を重要視している人にとって、確認しないで入社してしまうとギャップに感じてしまうこともありますので、注意する必要があります。

⑤社内のキャリアパス

社内のキャリアパスも営業として転職する際に気をつけなきゃいけないポイントです。
特に転職理由の一つとして、社内にキャリアパスがない事をあげられる人がとても多いので、この点も注意が必要です。

前回の記事では、インサイドセールスのキャリアパスについて説明しましたが、営業のポジションでも複数のキャリアパスがあります。
特に業界未経験の方は、とりあえず業界を変えることに注視しがちですが、キャリアパスを理解しないで転職してしまうと大きな泥沼にハマってしまうこともあります。
少なくても1年以上は働く中で、社内のキャリアパスを理解した上で転職が出来ると納得した結果になると思います。

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。
外資転職という周りに経験者がいない孤独な戦いをする中で、少しでも役に立って頂けるととても嬉しいです。

営業の転職は、運と情報力で成功かどうかが決まると思いますので、少しでも入社後に有利な条件で働くために5つのポイントを注意しながら、転職をする必要があります。
今回の記事では営業と書きましたが、営業職周りのポジション(インサイドセールスなど)も当てはまります。

まとめ
営業として、転職を成功させるためには、これらを理解する必要がある

①市場においてのサービスの需要
②チームの営業達成率
③求人の採用背景
④トレーニングの充実度
⑤社内のキャリアパス


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