緑道ジョギングのすすめ
定期的にジョギングをしています。週二回、月間60-75kmくらいのペースなのでフルマラソンを目指すようなレベルとは程遠いですのですが。
そのジョギングでは主に緑道をコースにしているのですが、緑道を選んで走っているのにはいくつか理由があります。初心者がジョギングを楽しく続けるヒントがあるような気がしますので書き出してみます。
路面の傾きが少ない
これが緑道を走るようになった一番の理由でした。
ジョギングを始めた頃は幹線道路中心のコースを選んでいました。その頃はちょっと長い距離・長い時間走ると、膝の外側が痛くなることがよくありました。マラソンを走る知人に話したら「いつも道路の同じ側を走ってない?」とのこと。どういうことか詳しく訊くと、歩道は大抵車道に向かって傾いているので、ずっと同じ側の歩道を走っていると常に片側に傾いた路面を走ることになるので、脚にかかる負担に左右差が出る。なので片側の歩道ばかり走らずに逆側も走るようにしてバランスを取った方が良い、と。
そんなときに近所の緑道を歩いていると、緑道にはそのような路面の傾きが少ないことに気が付きました。それでジョギングコースを緑道中心に変えてみたら膝の痛みが出なくなりました。
トイレや水飲み場がある
「緑道沿いには必ずある」ということではないのかもしれませんが、ウチの近所の緑道沿いにはブランコや滑り台がある児童公園が点在しています。そういう公園には大抵トイレがあるので、いざというときに安心です。水飲み場もあるので、夏場のジョギングで助かります。
アップダウンが少ない
緑道は「散歩道」として整備された道路なので、フラットな道が選ばれているのが普通と思います。ウチの近所の緑道は川に蓋をして(「暗渠」と言うらしい)整備されたものなので、激しいアップダウンはありません。FUN RUNで上り坂はキツイですよね?私は上り坂を走るのが苦手なのでアップダウンの少ない緑道RUNは快適です。
車や自転車が無い・少ない
緑道は車の入れない道路になっていると思います。自分を追い越していく自動車に注意しながら走らなくてよいので安心です。また最近はスピードを出してギリギリをすり抜けていく自転車も多く危険を感じることもありますが、多くの緑道では「自転車乗り入れ禁止」になっているのでその点も安心です。ただ、普通の道路と交差している箇所は注意が必要です。
木陰が多い
真夏のジョギングはただでさえキツイ、ここ最近の猛暑では命の危険を感じるくらいです。特に直射日光を浴びると暑さが増します。そのため真夏はできるだけ日陰を選んで走るようにするのですが、真夏の緑道は木々の葉が生い茂っていい感じに木陰が多くなります。
季節を感じられる
「緑道」ですので木々や草花が豊富です。新緑や紅葉など表情が変わる植物を見ることで季節が感じられます。春には桜が咲く、初夏にはアジサイが咲く、秋にはイチョウが黄色に色づいて季節によってちがう野鳥の鳴き声が聞こえる。幹線道路を走る時には味わえない体験になります。
ただ、緑道は幅の狭い道路なので、人とすれ違うときや追い抜くときは十分にスピードを落とすようにしています(そもそもそんなに速く走っていませんが)。特に、小さいお子様連れやお年寄りの散歩、犬の散歩をしている方々に邪魔にならないように気を付けています。