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母が息子をたずねて母島へ〜その8
母島4日目〜台風が過ぎ、とっても暑く感じました。母島はみんな、知らない人にも、すれ違う時に挨拶をする素敵な環境〜まるで外国のようです。最初は恥ずかしかったのですが、だんだんと慣れてきました。
今日は観光場所巡り〜まずは清見ヶ丘鍾乳洞から。中に入る前に観光協会で手続きが必要なので、そちらへ向かいます。協会で説明を受け、用紙に名前を書いてヘルメットを借りてようやく現地へ。
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黄色いチェーンを外し、注意書き横にある電気のスイッチ入れて中に入っていきます。
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高さは身長160センチの私がやや腰を落として歩く感じ。鍾乳洞の中にガジュマルの根が掴まりたくなるように垂れているのですが、それは注意書きがあって禁じられています。
進んでいくと突き当たりになっていて、そこから左右に道が分かれていて、鍾乳洞はT字路のような形でした。
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それぞれの終点
次に鍾乳洞の表面の写真です。壁がしっとり濡れているところと、乾いているところがありました。
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小さな鍾乳洞で所要時間10分ほど。中にいる時、
「今、ここが崩れたら、私は独りで生き埋めになって死ぬんだ〜」
と余計な想像が浮かんだりするのはソロ活ならではかもしれません。
観光協会へヘルメットを返却して次は月ヶ岡神社へ〜案内する立て札が葉に埋もれていましたが見つけることができて、神社を目指して階段を登っていきます。
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神社へ行くために登った階段を
上から見た様子
蒸し暑い中リュックを背負っていて、背中は汗でびっしょりになりました。
「人ってこんなに汗がかけるんだ〜」
と思いました。到着すると辺りは大きな樹々に囲まれていて、葉っぱの隙間から陽の光が入ってキラキラしていました。
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お参りを終えて、次にロース記念館へ出発。
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この建物は昔、母島で砂糖を作っていた頃は倉庫として使われていて、小笠原諸島の返還後は農協や郵便局だったそうです。港の近くにあったものを現在の場所に移築したとのこと。東京都の文化財に指定されています。ロース石でできたかまどや流し台などの展示の他、今より大勢の人が住んでいた母島で人々がどんな生活を送っていたのか写真や説明のパネルがあり、島の歴史について知ることができました。
また、小笠原はタコの葉を使って編んだバッグやアクセサリーなどがお土産として売られているのですが、この記念館の中でタコの葉細工の体験ができるようになっていました。
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オガサワラオオコウモリが食べます
ここまで全てガイドブックに紹介されている場所なのですが、他の観光客に出会うことはなかったです。というか、母島にいて観光客らしい観光客に、ほとんど会いませんでした。おかげでのんびりした母島を満喫することができてすっかり気に入ってしまい、一生に一度と思って島に来たのに、またまた訪ねてみたくなりました。
観光を終えて、楽しみにしていた88cafeへ。
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いつもは食事の時に甘い飲み物は頼まないのですが、青い海が青い飲み物を呼び、ピリ辛のガパオライスにソーダの甘さがちょうどよく、どちらも美味しくいただきました。食事を終えて家に戻ってしばらくすると、食堂でお昼を食べ終えた息子が家に帰ってきました。通勤時間は徒歩約5分、お昼休みが1時間半あるので毎日昼寝に戻ってくるのです。暑い暑い母島。体調を整えるのに昼寝をして、午前の疲れをリセットする必要があるようでした。
「午後は北港へドライブに行ったら?」
と、息子からオススメされました。
北港までは30分くらいの距離とのこと。けれど道幅の狭い知らない山道。運転したことのない車。「そんなのところ、怖くて行けない」という気持ちの私と、小剣先山を登ってから変な度胸がついた私が、せめぎ合いました。答えを出せず、どうするか迷っている間に、息子は仕事へ戻って行きました。