外反母趾の原因
以前の記事で、ネットの情報を鵜呑みにするだけでなく良く自分で考え、良く調べる必要が大切だとご紹介しました。
"外反母趾の原因"は、関節詰まりをおこしやすい先天性の脳の遺伝的な働き方(性質)や筋肉や臓器の強さ、骨質等の遺伝的な要素もあると思いますが、一言で"遺伝が原因"と言い切れるものではありません。
私の外反母趾は運動靴を履いていた時は正常でしたが20代〜常時、踵の高さが4〜8㎝で足先が幅の狭い靴を履き一直線歩きを続けていた事でした。
当時流行した一直線上を歩く"モデル歩き"を熱心に続けてレッスンしたことでした。
その頃の靴の形は先端が中央寄りなっており踵も高い靴が多かった為、姿勢が前のめりになりやすく靴底に体重がかかり、靴底がすぐ減っていました。
外反母趾になる人は足先に重心がかかるとレントゲンで見ると親指が中央寄りに曲がり親指の付け根の関節がズレて突き出し、靴に当たってつけ根が圧迫されて変形してしまいます。
日本人が草履を履いていた時代にも親指より人差し指が長かった人もいましたが、足袋や草履、下駄を履きものにした時代は靴は履いているような圧迫がない為、外反母趾になる人は少なかったようです。
外反母趾は足の親指が中央寄りに20度以上曲がってしまう症状だと言われています。
足にはたくさんの靭帯がありますが、前屈みの姿勢で体重が足の甲や足先にかかると、靴の中でも足先に滑りやすく関節のズレや詰まりになりやすくなってしまいます。
足先に滑り落ちやすい靴を履くことや、靴のサイズが小さいものを無理して履くことでも指の関節詰まりを起こしやすく指が丸まった(ハンマートゥ)や外反母趾になってしまいます。
外反母趾は重症化すると半分脱臼した「亜脱臼」という状態になり痛みが伴い歩行にも問題が出やすくなってしまいます。
改善方法には、保存療法や装具療法や手術などがあります。
次回は、外反母趾の改善法についてご紹介します。
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