絶望の転職でも3ヶ月経って気付いた転職の利点
転職をしてから3ヶ月経った。長かったようなあっという間だったような。これまで生きてきた中で最も過酷な期間となったのは間違いない。
転職で絶望した私が感じた転職して良かったことをまとめたいと思う。
①どんな環境であれ、3ヶ月やれば慣れる
慣れるまでは何をするにしても心労を伴うと思う。"絶対に無理!できない!"と思っていたことでも3ヶ月すれば慣れるものだとわかったのは、良い経験だった。仕事対象にいくら興味がなくても1日8時間関わっていたら多少の知識はつく。今後新たなことにチャレンジするとき、初めての転職で辛くても続けられたこの3ヶ月を思い出せば何でも乗り越えられそうな気がしている。
②会社に依存する意識が減った
嫌なら会社を変えることは出来るとわかったので、次のステップへの足取りは転職未経験者に比べて間違いなく軽いだろう。転職で会社を変えるのもよし、サラリーマンという安定基盤を確保しつつ、副業で可能性を探るもよし。会社が全てではないし、自分にスキルを身に付ければ、人生をコントロールしやすくやるのでは?という意識になったのは良いことだと思う。転職しなかったら、毎日ダラダラと過ごし(それはそれで幸せ!!!!!!!)、勉強することに意識が向かなかったと思う。とことん落ちて、縋るものがなくなったので、気を紛らわせる目的で資格の勉強をはじめたが、やってみるとあれもこれも勉強したいが出てきた。だらけることも大事だけど、この2年間はパワーアップの期間にしたいので、宣言をして勉強に打ち込みたい。
③新たな人間関係ができた(結局は人が大事)
これは私がラッキーだったからだが、転職して1番良かったことは人との出会いかもしれない。私は私の人生観を変えてくれたと思う人に出会えた。転職自体は失敗だったかもしれないけど、この人に出会うための必要な出来事だったと信じている。会社の規模も業界もガラリと変えたからかもしれないが、新しい会社で出会う人は今まで出会ったことがないヘンナヒトが多い。大人になると人と出会う機会は格段と減るけど、転職は新たな人間関係を形成する機会になった。なかなかニッチな国での海外経験が長いその人は仕事は適当だけど、ガシガシ行動する人で、人生相談にまで乗ってくれ、私の頭にはない意見をくれる。この人に出会えたから3ヶ月続けられたのもある(3ヶ月継続は人有きかもしれない)。
仕事って結局は人が大事。自分から動いて良い縁を増やしていこう。
④自分とも会社とも向き合う機会になった
向き合わざるを得なかった、が正しいか。転職して"仕事合わない!"となってから自分にはどんな仕事が向くのか、何をして生きていきたいかようやく真剣に考えた。先のことをあまり考えたくないタイプなので、結局今は目の前のことに意識を向けて長いキャリアで考えてはいないが、自分は何を大切にしたいかよく考えるようになった。次の転職では自分のことをちゃんと考えて、世間体や給料だけで選ぶことはないだろう。企業研究もしっかりして、確かめるべきこと確かめて、納得した上で選択できると思う。結局は入社しなければわからないことばかりだが、納得して選択したかどうかで前向きに仕事に取り組めるかが大きく変わってくる(自分の場合は)。次の転職で活かしていこう。まぁサラリーマンを続行するかもわからないけど。
これがわたしの転職で気付いた利点である。何はともあれ、人生の勉強にはなった。良いか悪いかは死ぬ間際の自分にしかわからないので、少しでも良かったと思える行動を取り続けていくしかない。