【GA4活用者必見!】GTMによる計測の仕組みとは?
こんにちは!グロースアナリティクスフォースカンパニーの河村です。
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本題
みなさんはGTMを理解してうまく活用できていますか?
この記事では、GTMの計測の仕組みについて解説していきます。
Google タグ マネージャー(GTM)は、ウェブサイトやアプリに入れるタグを一元管理し、さまざまなツール・プラットフォームとの連携ができるツールです。
今回はそのGTMについて、基本となる内容をまとめていきたいと思います!
1. GTMの構成要素
GTMは、タグ、トリガー、変数という3つの要素で動いています。
①タグ
ウェブページに追加するスクリプトやコードのことです。
Googleアナリティクスなどの計測ツールや広告プラットフォームなどの外部ツールと連携し、特定のアクションが発生した際にデータを送信する役割を担います。
②トリガー
タグを発動(専門用語で“発火”と言います)させる条件です。
ページビューやクリックなど、どのようなタイミングでタグを発動(発火)させるかを設定します。
③変数
タグやトリガーに使われるデータを保存するための要素です。
例えば、ページのURLやクリックされたボタンのIDなどが変数として利用されます。
2.GTMを使うメリット
①タグの管理が容易になる
開発者の手を借りずに、マーケティングチームやアナリティクス担当者が自分でタグを追加・修正できるため、柔軟かつ迅速な対応が可能です。
②複数のツールを一括管理できる
Googleアナリティクスだけでなく、Facebook、Twitter、LinkedInなど、さまざまな外部サービスとの連携を一元的に管理できます。
③デバッグ機能によりリアルタイム確認ができる
実際にタグがどのように動作しているかをリアルタイムで確認できるため、トラッキング設定のミスを防ぐことができます。
3. GTMの計測フロー
GTMを使ってウェブサイトのユーザー行動を計測する一般的なフローは次の通りです。
①GTMのスニペットを設置
サイトの<header>と<body>の部分にGTMのスニペット(JavaScriptコード)を埋め込みます。
※マスタータグ、コンテナタグと呼ぶ場合もあります。
このスニペットをサイトに設置するだけで、GTM内で複数のタグ・トリガー・変数の発動が可能になります。
②タグを作成
計測したいデータに基づいて、Googleアナリティクスや広告ツールのタグを作成します。
たとえば、Googleアナリティクスの計測に必要なGoogleタグを設定したり、特定のページが閲覧された際に発動(発火)するコンバージョンタグを設定できます。
③トリガーの設定
タグを発動(発火)させる条件を指定します。
主なトリガー4種と発動(発火)順序は以下の通りです。
1, 初期化:一番最初(ページビューよりも前)に発動します
2, ページビュー:ページを表示しGTMタグが呼び出されたらすぐに発動します
3, DOM Ready:HTML読み込み後、DOM要素が生成されたら発動します
4, ウィンドウの読み込み:ページが完全に読み込み完了したら発動します
④変数の利用
より詳細な情報を取得するために、GTMでは変数を利用してデータを動的に収集します。
変数は、GTM側で設定してくれている変数と自分で設定する変数の2種類があります。
⑤プレビューとデバッグ
タグの設定が正しく行われ、タグが発動(発火)し、データが計測できているかを確認するために、GTMには「プレビュー」モードがあります。
プレビューモードで確認(デバッグ)し、問題ないかしっかりテスト確認することで、本番環境での計測トラブルを防ぐことが大切です。
⑥バージョン公開
プレビューモードでタグの設定と発動(発火)が正しいことを確認したら、GTMで公開ボタンを押して、バージョン公開を行い、本番環境でタグが発動(発火)して計測を開始します。
公開したバージョンに関して「どんなタグを設定し、公開したか」の説明を簡潔に残しておくと、他の人が見たときに「何をしたバージョンか」が把握できるのでおすすめです。
4.GTMの注意点
①技術的な知識が必要
基本的にはノーコードで使えるツールですが、タグやトリガーで高度な設定を行う際には、JavaScriptやHTMLの知識が必要になることが多いです。
②膨大な数のタグや複雑なトリガー条件の管理が難しい
サイトが大規模になり、タグの数が増えてくると、トリガーの管理が煩雑になりがちです。
慎重に管理しないと、意図しないデータが送信される可能性やGTM内でタグやトリガー同士の不具合が発生して計測できない可能性があります。
まとめ
Google タグ マネージャーは、ウェブサイトやアプリの計測を効率化するために重要なツールです。
タグ、トリガー、変数の三大要素を活用して、ユーザー行動やコンバージョンの詳細なデータを計測できます。
GTMを正しく使うことで、マーケティングキャンペーンの効果をリアルタイムでモニターし、より最適化された施策を実行することが可能です。
お知らせ
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