恐竜は絶滅していない
魚類はいない
「アボガドじゃなくてアボカド」くらい広まって欲しい常識がある。「チョウザメはサメじゃない」だ。そもそもチョウザメは硬骨魚綱に属するのでかなり上のレベルで軟骨魚綱のサメとは違っている。「同じクラスの同じ班の人だと思ったら違う学校の同学年の人だった」くらい違う。
以下、Wikipedia 情報なので話半分で眺めて頂きたい。生物の分類はジャンルごとで流派があるらしく、項目によって違うことが書いてあったりするので、整合性が怪しい部分もある。
今は分類上は魚類という括り(魚綱)が無いらしく脊椎動物のなかで四肢動物以外の複数の分類に属する生き物の総称が魚類に相当するらしい。かつての両生類・哺乳類・鳥類はそれぞれ綱として残っていて、それらにかつて綱として存在した爬虫類(後述)に属する生き物を加えた総称が四肢動物とのこと。
つまり魚類とは両生類・爬虫類・哺乳類・鳥類以外の脊椎動物ということになる。だったらそれらをまとめて魚綱とすれば良いじゃないかと思ったのだがそうは行かないらしい。
両生綱・哺乳綱・鳥綱・旧爬虫類、それに硬骨魚綱・軟骨魚綱を加えた顎口上綱という顎を持つ生き物の括りがあり、それとは別に無顎類という顎を持たない生き物というがいて、そいつらも広義の魚ということらしい。
とはいえ無顎類にはヤツメウナギとヌタウナギしか残っていなくて大半は絶滅している。
無顎類はかつて顎口上綱と同じ並びにある無顎上綱という分類だったが「何かが無い」というのは共通の性質ではないのでその括りはおかしくない?ってことからヤツメウナギとヌタウナギとしての無顎類という言葉になったらしい。知らんけど。
まとめると魚類というひとつのグループがあるわけではなく「顎口上綱に属する硬骨魚綱と軟骨魚綱、顎口上綱に属さないヤツメウナギ類とヌタウナギ類の総称」が広義の魚類で、「硬骨魚綱と軟骨魚綱の総称」が狭義の魚類ということのようだ。
チョウザメとサメは硬骨魚綱と軟骨魚綱というかなり遠い分類だったが、ヌタウナギ/ヤツメウナギとウナギはそのひとつ上のレベルで違うので、「同じクラスの同じ班の人だと思ったら学生と社会人だった」くらい違うことになる。
どうやら昔の分け方でいうところの両生類と哺乳類と鳥類に関しては今もそれぞれひとつの大きな括りがあってあちこちの分類に散在することなくまとまっているけれど、魚類と爬虫類は今やひとつに括ることができず、あちこちの枝についている葉っぱのように「これとこれとこれがかつての分け方の爬虫類/魚類に相当する」ということのようだ。
私達は硬骨魚だ
ここまでで十分ややこしいのだが、更にややこしいことに分岐に厳密な分類方法があるそうでそれだと、四肢動物はまず硬骨魚類に入っているらしい。
つまり私達は硬骨魚なのだ。硬骨魚の下の条鰭上綱というのがいわゆる「魚」で、四肢動物はそれと並ぶ肉鰭上綱に属するらしい。もうなにがなんだか。
スズメは恐竜だ
そのややこしい分類では硬骨魚類に含まれる肉鰭上綱のずっと下の方に双弓類という分類があって、その双弓類には鱗竜形類と首竜鱗類がいる。鱗竜形類はヘビとかトカゲで首竜鱗類はワニや恐竜が含まれるらしい。恐竜という分類は今も有効らしい。
そして鳥類は恐竜に属しているとのこと。つまり恐竜という分類は今も有効どころか、恐竜に分類される生物は現代にも存在していることになる。もう本格的になにがなんだか。
具体的には、恐竜のずっと下に獣脚亜目という分類があり、その更に下の方に手盗形類という分類があり、鳥は全部その手盗形類に含まれるそうだ。あとティラノサウルスも手盗形類。