硫黄岳2回目&横岳初挑戦 山行記
ジャンダルムから奥穂に向かう馬の背は【核心部】と呼ばれる。
足元が靴の幅しかなくてその下は断崖絶壁。
高所恐怖症だとそもそも来れない。
硫黄岳から南に下る大だるみを超えて鞍部にある硫黄岳山荘と駒草神社からは横岳への登り。
最初はたいしたことないが一個目のハシゴ場を越えたら 八ヶ岳の【核心部①】塀のような稜線を跨ぎ越える(上に太いクサリあるが岩をしっかりホールドしたほうが安全。)
ここはジャンダルムの馬の背に及ばない までもそれでもかなりの高度感。
下は見ない方が良い。足場だけしっかり確認して両手もしっかり岩もしくはクサリを掴み無心で進むべし。
塀超えると岩壁を よじ登るところがあるが引き返して戻る方が緊張する。むろん後ろ向きに下らないと無理。
トレッキングポールは当然しまわないと危険。
こういうところをクリアした安堵感は半端ない。
また、桜平駐車場から登山口に入り、夏川鉱泉まではまだ遊歩道みたいなもので車も通れる林道だが、それでも結構きつい斜面ではある。 桜平1800m~夏川鉱泉で2000mだから。
夏沢鉱泉から先は本格的な登山道。しかしオーレン小屋までは急登もなくどちらかというとなだらか。
そして岩も多すぎず実に歩きやすい。
この区間は結構特徴的な景色多い。
崩落しやすいところや、奥入瀬のように渓流が美しいところなど。
そして苔の森。
ここは2回目(前回は上り下りあったのである意味3回目。従ってまた来たら5回目となる) 2回目の山は凄く安心感がある。特に硫黄岳のこの道(オーレン小屋まで)は凄い安定感に包まれる。
唐沢鉱泉~天狗岳(あれは結構距離長い)も同じことを次回行ったら感じるか?
オーレン小屋からは「赤岩の頭に向かう結構長い急登が続くコース」と「夏沢峠に向かう道」(ヒュッテ夏沢あり)反対を下ると日本で一番標高の高い露天風呂の「本沢温泉」あり。
夏沢峠からは今回は爆裂火口がクリアに見れた。
硫黄岳山頂も8:40現在では烈風は前回ほどでなく見えて実際途中までそうだったが 9:30~10:30ごろの大たるみ辺りでまたもや前回に近い烈風。
横岳山頂(奥の院)のそれゆえ断念した。
そもそもガス多すぎて何も見えないし。
そして核心部をそこし通貨したところの2本目の梯子を途中まで登って引き返した。
岩の塀の稜線が濡れて滑りやすくなり風もより強まったら洒落にならないから。
帰りは硫黄岳山頂から赤岩の頭ルート通ったがこれがキャンプ場までそのすぐ先のオーレン小屋まで実に長かった。
急斜面の下りで岩もそれなりにあるとキツイ。
オーレン小屋からは緩斜面でホントに落ち着く。
夏沢鉱泉で一息ついて桜平駐車場まで40分ぐらいなんだかんだかかる。14:35くらいに車に到着した。
ホントにやれやれ、しかし実に味わい深く楽しかったのぉ。