#280 横浜優勝
ついにこのワードが現実のものになるとは思いもしなかった。横浜3勝、ソフトバンク2勝で迎えた日本シリーズ第6戦目。横浜先発は大貫、ソフトバンク先発は有原航平。ソフトバンク側としては有原で一勝をとって5分に戻したいところだっただろうが、相手は横浜。さらに1戦目戦った時とは選手たちの状態も全然違うし、日増しに強くなっていく打線に対してソフトバンク打線は日に日に打線が弱くなっている。今日のスタメンでも現状のベストオーダーを組んだつもりなのだろうが、バッターの状態ははっきり言って全く良く無かった。一方で大貫は第二戦目のリベンジということだったが4回2失点とまずまず試合を作ったと言える。ただ有原は早くも2回から横浜打線に捕まり、3回にも押し出しで失点、結局3回4失点で降板となった。その後4回に柳田悠岐のツーランホームランで反撃の狼煙を上がるが、山川からの打線が繋がる気配がまるでなく、4回から登板したリリーフは悉くランナーを出すためかなかなか流れを掴めなかった。某野球系YouTuberの方も言っていたが、5回からの継投で試合が決まってしまった。5回ソフトバンクは中4日でスチュワートJr.を登板させるが立ち上がり不安定のスチュワートをここで出す必要があったのか甚だ疑問。本当に勝つつもりならヘルナンデスでも良かった。今日負ければ終わりの試合で出し惜しみをしたソフトバンク側の采配ミスであるとともに、リリーフのレベルの低さ。スチュワートは結局1死しかとれず降板すると、なぜかルーキーの岩井をコール。正直、絶対に抑えなければいけないところでルーキーを出すのもおかしいし、ここでヘルナンデスを準備させていなかった首脳陣のミス。継投ミスとリリーフの層の薄さが仇となってこの回一挙7失点で試合を決められてしまいそのまま横浜優勝。やはり26年も優勝から離れていたチームだけあって感動のほうが大きいだろう。特に印象に残っていたのは中畑清氏のコメント。涙を抑えながら静かに話すシーンは他球団ファンからしてもくるものがある。中畑清氏が横浜DeNAベイスターズの初代監督として万年Bクラス、暗黒真っ只中のチームを1から立て直し、優勝の礎となる選手たちを育て上げたのは大きかった。そしてラミレス監督へと繋ぎ、三浦大輔監督で花を咲かせたということだ。
本当に最後までまさかまさかの展開な2024年シーズンだったが結果的には面白いシーズンになったと思う。ただ来年からはまた戦力も変わってくるのでタイガースも来シーズンは優勝を目指して頑張って欲しい。とにかくここまで戦い抜いた選手たちには、お疲れ様でしたと労いの言葉を贈りたい。
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