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コミュニケーション・サーチアンドデストロイ
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ある大好きなバンドある曲の詞
出典は以下のブログ記事より
一時
好きな海外のバンドの歌詞って
実際どんな事歌ってんだろと
気になって色々調べてだ時期があって
radiohead、the 1975、oasisなど…
その中で
特に気になったのが
TOOLの歌詞だ
あんなビデオも相まって
不気味とも言えるけれど
複雑で美しい音と声
彼らって実際どんな事を歌ってるの?
と気になって
調べてみると
人間の本質を見つめるようで
そこかしこに馴染みのある
言語されない感情を
哲学の学術用語や神話やスラングに喩え
歌っている
彫刻のような美しさを持った詞ばかりだった
特にこの
schismという曲の和訳を見た時は
驚いた
この曲
ラブソングだったんだ…
しかもすれ違いや
コミュニケーションの真実を暴きつつ
前に向かうような詞だ。
私はベーシストなため
ジャスティンチャンセラーのベースと
ソロがないヘビーロックバンド
とその隙のないアンサンブルと
メンバーのカジュアルな関係性が
好きなバンドだったが
より一層
このバンドを好きになった
丁度昨日
私のバンドは全員妻帯者で
私とドラムは夫婦で
ボーカルには子供もいて奥さんが
専業主婦と子育てに忙しい
まぁどこの夫婦もそんなもんよなと
思ったりする
自分と妻はわりかし
真逆な性格で
そこで学ぶこともあるが
イラッとすることも当然ある
けれど
似たもの同士であると
絶対にこんなに関係性を
築けなかったろうなと思う
ちょうどそれは
パズルと同じで
全く同じ形のピースははまらない
ちょうど上記の詞でいうところの
欠片であろう
2人で生活をしていくなかで
そのピースは
綺麗にはまっているように見えるけれど
以外とガタガタな部分がある
そういうとき一度バラシ
1人になって考え
自分のピースの形を少し変えて
もう一度はめ直してみる
その繰り返しだ
人間同士は100%わかりあえるはずはないので
微塵の隙間もなくはめる事は
不可能でも
その互いの試行錯誤は
2人の関係性の強度を上げる
前職で
工場機械などの筐体設計をする仕事を
していたが
円筒状の部品をネジを使わずに
円筒上の穴に
はめるとき
その部品が離れないように
穴と棒の直径のサイズは違うように組む
そしてそのサイズは
素材によっては気温や湿度の変化で
変わることを想定して
物理演算をして決める
それと同じように
それぞれの心の形を
設計し直し
はめて見てを
何度も繰り返す
関係性を築くというのは
そういうものなのだろうな
と思う
昨日の練習中ちょっとモヤモヤして
帰りの車内で
普段思ってるちょっとしたモヤモヤを
妻に色々言ってしまった
昔は
イラッとする事があっても
色々と溜め込んでしまっていて
それが降り積もって
自分の心が完全にくたばってしまったから
こういうのモヤモヤする
こういうところイライラする
というのは伝えるようにした
そこは
ちょっと妻も負担になる部分は
あるかもしらないけれど
言ってくれてありがとう
と
いつも言ってくれる
自分の中で
鉄の掟としていることがあって
それは嫁の愚痴を他人に話さないだ
たまーに溢れそうになるけれど…
そして一度
心の病になってから
言いにくいことでも
直接言い合おうと決めた
色々とバタバタしてて
余裕がないはずなのに
それを受け入れてくれた妻には
頭が上がらない
全くいい女だ
上記の詞でいうところの
「冷えた沈黙は
ーあらゆる意味での思いやりー
を衰えさせていく」
これは
本当に訳すの苦労したんだな…と
思うけれど
ちゃんとニュアンスは伝わってますよ
大丈夫
素晴らしい翻訳をありがとう
こういったピースのお話は
きっと夫婦だけじゃなく
色々な人間関係にも当てはまるだろう
実際4年前に結婚してから
今の間で
苦手だった
人付き合いは上手くなった
と思う
よくいうコミュニケーション能力というのは
どれだけ
そのピースのバリエーションがあるか
そして
選んだピースが
噛み合わない形にたいしては
それに応じて
それぞれのピースの
形を的確に整形していける能力
のことを言うのだろうと思う
きっとそれは
難しいがその姿勢が
相手の形の整形を促す事が
できるから人間って面白い
そこで
どうしても
変えることができない
部分がそれぞれにある
変えてしまえば
その人の心を痛めてしまう
急所や芯が必ずある
傷んだ素材で
無理やり組み合わせたところで
末路は見えてる
そんな時は離れればいい
どうしても
変えられない部分は
変えなくてもいい
よそいきの
「他人事」という名の
適当なスライムみたいな安っぽい
使い捨ての
ピースを
作ればいい
そんなこんなで
私の惚気話に付き合ってくれてありがとう
俺はTOOLのこの曲についてお話できて
満足よ
TOOLを知っている人は
歌詞を見てからこの曲のビデオ見ると
見方が変わるとおもう
是非
余談ですが
schismというのは
分断
宗教などの宗派の考えによって
起こる分断など
を意味するらしい
この曲が出来た頃
レーベルとの揉め事や
ボーカルのメイナード新しいバンドを
始めたこと
そした
別のバンドをすることを
お互いのメンバーがあんまりよく思ってなかった
という色々な意味での
ゴタゴタがあったらしい
(わかるよ…わかるよ…わかるよ…
カイジくんしんどいよな…
2つバンドするってね…)
そんな色んな思いに挟まれた
メイナードおじさんが
それぞれ関わって来た人に伝えるように
書いた詞なのだろう
あくまで恋人同士の話と
照れ隠ししてるのも
この人のユーモアと
繊細さと優しさを物語ってる
あぁ
大好きよ
TOOL
今年の夏は何かしら
Tシャツ買うからね…
今日も読んでくれてありがとう