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本出します! 『ガチ産業医presents 産業医のピットフォール』

ついに!

ガチ産業医ブログをまとめた本を出すことになりました!ブログの内容をさらに精度を高めたものです。ブログには書いてないことも追加していますし、共にがんばってきた産業医仲間にもコラムを書いてもらいましたので、すでにガチ産業医ブログを読んでくださっている方にも楽しんでいただけるかなと思います。ぜひご購入いただければ嬉しいです。2022年2月25日に販売開始です!

この本のターゲットは?

この本では、すでに産業保健活動をしている方や、これから産業保健活動をしようと考えている方向けになります。「産業医」活動のピットフォールと銘打っていますが、産業看護職や心理職、衛生管理者、人事担当者などの産業保健に関わる方全般に読んでいただきたいと思っています。ただし、内容事態は、初心者向けかと言われるとそうでもないので、全く産業保健を知りませんって方にはあまりお勧めはしません。産業保健は実学であり、実務を経験しないと本を読んでも知識を吸収するのは難しいと思っています。なので、ある程度は産業保健活動を経験していないと、ちょっと読むのはしんどいかもしれません(文字量も多いですしね)。

追記:
「この本を読んで産業医になりたいと思いました!」、「この本を読んで自分は産業医が向いているのではと思うようになりました!」という声をいただいたので、医学生さんにもオススメなのかもしれません!

本の切り口は?

産業保健活動には正解がないことが多いのですが、落ちてはいけない落とし穴、踏んではいけない地雷のようなものはたくさん存在します。というか、産業保健活動は落とし穴だらけと言っても過言ではありません。そこで、私がこれまでの産業保健活動の中ではまってきた落とし穴経験や、諸先輩方から教わった経験などから得られた知見を「産業医活動のピットフォール(落とし穴)」として発信することで、皆さまの産業保健活動の一助になればと思っています。野村克也監督は「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と仰ったそうですが、成功の再現性や水平展開(他社展開)は難しい反面、失敗には再現性があるのだと思います。だからこそ、この本を読んでいただき落とし穴を知ることで、より質の高い産業保健活動につながるのではないかと考えています。
なお、「ピットフォール」という言葉に馴染みがない方も多いかもしれないのですが、けっこう医者向けの本では、よく出てくる言葉なんですよね、ただの「落とし穴」の英訳なのですが汗。医者向けの出版社から出した本なのでご勘弁を・・・。

本帯に感謝感激!

特に読んで欲しいのが本の帯です(買わなくても読めます笑)。本来であれば、依頼することすら憚られる森先生に依頼のメールをする際には、とても緊張しました。私が森教室出身とは言え、お立場もある方ですし、こんな拙い本の帯文の依頼を受けてくださらないとそもそも思っていましたし。が、作ってくださった帯文を見て感動して震えました。まさにこの本は、未熟だった自分自身の奮闘の記録であり、反省の繰り返しの記録だったからです。それを言い表していただいたことに大きく感動をしました。私がはまってきた落とし穴にはまらないようになって欲しい、失敗にこそ大きな学びあると思っています。

これは、未熟な産業医だったから書けた本だ!
それだけではない。
未熟な自分の体験を開示できる勇気
その背景を探る意欲
そして、解決策を言語化する能力が揃った著者の力作であり、
産業医にとって大きな学びが詰まっている。

帯文        
産業医科大学    
産業生態科学研究所 
産業保健経営学 教授
森 晃爾先生

また、普段お世話になっている大室先生にも帯文の依頼をさせていただきました。出来上がった帯文の内容は、まさに私がこの本やブログを書いてきた理由そのものでした。「産業医の実務書」を目指して書いてきた私としては、本当に嬉しい内容の帯文でした。
以下、書籍の本文を引用しますと、、、
「産業医活動には、法令で定められた業務やガイドラインがあり、産業医活動に関する書籍や情報も多くあります。しかし、それを現場で運用・応用することは容易ではありません。産業医活動にはまだ十分なエビデンス(医学的根拠)が蓄積されていないことも多くあります。つまり、書籍や一般に出回っている情報だけで産業医活動を進めることは困難で、ときに気づかずに落とし穴にはまってしまうことになります。」

産業医先ですぐに使える知識は
「産業医学の教科書」にはあまり載っていない.
そこで必要なのは「産業医の実務書」.
本書はそんなニーズに答える良書

帯文      
大室産業医事務所
代表  大室正志
実際の帯分

目次紹介

本の目次はこんな感じです。(ガチ産業医ブログを読んでくださっている方には、ところどころ馴染みのある内容だと思います)

はじめに
この本の読み方
なぜ落とし穴が発生してしまうのか

1章 産業医の役割について
1.   仕事を人に適合させる
2.   安全配慮義務の履行の補助者 
3.   産業医は企業の健康のリスクマネジメントの助言者 
4.   産業医は安全衛生活動の脇役
5.   産業医の役割の変遷

2章 産業医のジレンマ
1.   疾病利得 
2.   臨床医マインド 
3.   健康を扱うことの難しさ

3章 産業医活動の様々な場面における落とし穴
1. 健診判定 
2. 面接の目的
3. 受診勧奨
4. 保健指導 
5. 職場巡視
6. 衛生委員会
7. 衛生講話
8. 過重労働面談 
9. メンタルヘルス対策 
10.   自殺対策 
11.   ストレスチェック 
12.   ストレスチェック 高ストレス者面談
13.   ストレスチェック 集団分析
14.   健康情報の取り扱い 
15.   勧告権 
16.   がん検診 
17.   ブラック産業医

コラムはこちら

そして、コラムはこんな内容です。コラムに協力してくださった先生方にも感謝です!
〜コラム①:こんな産業医はイヤだと企業から相談される〜
〜コラム②:産業医活動はチームづくり〜
〜コラム③:新しい職場で産業医をはじめるとき〜
〜コラム④ :産業医の情報収集方法〜 
〜コラム⑤ :精神科専門じゃなくてもメンタルヘルスはできるのか〜
〜コラム⑥:産業医活動は仕組みづくり〜 
〜コラム⑦ :産業医としてトレーニングの積み方

なぜオオカミ?

オオカミ🐺産業医は落とし穴に落ちがちなイケてない産業医を暗喩した表現です。そもそもは産業医をイラストで表現するのが困難だったため、なにか別の表現は、と模索していたところで、Twitterのアイコンが虎だったので、虎の産業医にしてみては?という話になりました。その後、イケてない方を虎ではなく、オオカミにしようということになったのです。実はあまり深い意味はなく、童話の悪者・愚か者的なイメージや、一匹狼的なイメージでした。

トラは?

ガチ産業医のツイッターアイコンである虎🐯は裏表紙にいます。オオカミ産業医が落とし穴に落ちて奔走している裏で、イケている🐯産業医は企業の担当者と連携して、悠々と業務をこなしている、というイメージ図です(🐯産業医がイケているというのも、調子にのっていると批判されるかもしれませんが)。本の裏表紙にいる🐯はぜひ店頭でご確認ください笑

ついでに、なぜ虎なのか、という質問がきそうなので、先にお答えしておくと、私が寅年だからです笑。なので年齢も容易に分かってしまいますね。この本を出すことで、完全にアカウントの匿名性がなくなってしまいましたが(笑)、このブログとともに、この書籍を世の中に出すことで、みなさまがより良い産業保健活動を展開していただければ本望です。ただし、Twitterは一応は匿名アカウント的立ち位置を維持していくつもりなので、その辺りの大人の事情にもご配慮くださいませ。

それでは、ぜひぜひ『ガチ産業医presents 産業医のピットフォール』(通称:ガチ本)をお買い求めいただき、ガチ読みくださいませ。

おまけ:KM先生による書評

KM先生が書評としてnoteを書いてくださいました。ありがとうございます!


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