「道聞かれ顔」から考える支援者の姿勢
はじめに
皆さん、「道聞かれ顔」という言葉を聞いたことがありますか?
語感から直感的に意味はつかめると思うのですが、おそらく明確な定義はなく、なんとなーく、道を聞かれやすい人、という言葉だと思います。
見知らぬ土地で誰に道を聞こうとしたときとか
だれかに写真を撮ってもらおうとするときとかに
なんとなく頼みやすい人と、そうじゃない人っていますよね
なんとなく感覚的に分かりますよね。
ふと、感想を共有したいときに話しかけやすい人もいる気がします
「天気がいいですね」とか「このスープおいしいですね」とか、話しかけやすい人と、そうじゃない人がいますよね。
まあ、そんなやつです。
「道聞かれ顔」の人はどんな人?
ネットに転がっていた情報を集めると、「道聞かれ顔」の人というのは、話しかけやすい、清潔な感じ、親切そう、優しそう、頼りになりそう、時間に余裕がありそう、会社の事情を知ってそう、答えを持ってそう、なんとなく人を引き寄せるオーラや雰囲気がある、ということのようで、このあたりがヒントになると思います。
まあ、つまり、正解はないのでしょうが、
『なんとなく相談しやすいと思ってもらえるかどうか』
がキーなんだと思います。
そして、
『なんとなく相談しやすいと思ってもらえるかどうか』
そんなことを、従業員さんから思ってもらえるかどうか
私たち産業保健職が
そういうポジションに立てているのかどうか
そういう姿勢を示せているのかどうか
それが、この記事の主題です。
そして、最初から結論を書くと、
『なんとなく相談しやすいと思ってもらえる』ようなムーブができていますか?
ということをこの記事では書きたいのです。
『なんとなく相談しやすいと思ってもらえる』ようなムーブのことを、この記事では
「道聞かれ顔ムーブ」
と呼んでみようと思います。
英語にしてみれば
Approachable Face / Approachable Move
という感じでしょうか。
なぜ「道聞かれ顔」ムーブが重要なのか
ここから、なぜ産業保健活動において、「道聞かれ顔」ムーブが重要なのか、ということを説明していきたいと思います。
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