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産業保健職は「うそ」にどう対峙するのか

現場のクエスチョン

普段相談されることの一つとして、上司や人事担当者から次のようなことを言われます。

「産業医の先生であれば、本人も心を開くと思いますので、本当のところを聞いてください」

また、一緒に働いている産業保健看護職さんからは、次のようなことを言われます。

「この人は本当のことを言ってくれているんでしょうか?本当は隠していることがもっとあるんじゃないですかね?」

他にも、こんなことがありました。

「**さんは、うそをついていると思います。うそをついてでも復帰したいのでしょうか」

このような話は、読者の皆さんも経験があるのではないでしょうか?産業保健職によっては、本人に騙された、隠された、うそをつかれたと嘆き、悲しみ、憤る方もいるんですよね。そこで、このような現場でよくある話から導きだせる問いとして『産業保健職は本音を引き出せるのか』『産業保健職は「うそ」にどう対峙するのか』というものです。この記事では、これを現場のクエスチョンとして説明していきたいと思います。

参考記事

がく先生のnote

相手の言っていることはすべて真実だという「スタンス」で面談を行うつもりでいます。

復職名人

前に[COEDOH日めくりカレンダー]を作った際に、森悠太先生から「本音を封印し、建前で働く」という言葉を送っていただきました。amazon musicの説明分をコピぺすると、以下のようなものになります。

戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ
職場は本音は封印し、建前で働く場所
産業保健分野では本音が出過ぎているが、職場ではそれは通用しない
「正しいこと」が、時代とともに変わってきているかもしれない
会社も建前を貫き通すために、襟を正す必要がある

第43回|COEDOH日めくりカレンダー
復職名人が読む三手先

建前は“嘘”なのか 本音を言うことは別にえらくないと思う理由

“感情的でもあり、未熟でもあり、欲求に突き動かされもする私たち個人の本音などより、互いの権利を侵害せず節度を守ってやりとりするために人々がつくり上げた建前のほうがよほど大事なのです。”

──森山至貴『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』より

それがほんとうに嘘偽りのない「本音」であったかどうかより、手を挙げていた、ということそのものが重要だったのだと思う。

建前は“嘘”なのか 本音を言うことは別にえらくないと思う理由
https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20210825-OKT8T301522/

【産業保健職は本音を引き出せるのか】

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