製図クリニックを振り返ってみた そして次は・・・
今年の3月から初めてきた製図クリニック。
試験が終わった後、11月から気持ちを新たに令和4年度の製図試験に向けた製図クリニックが始まっています。
3月からやってきた製図クリニックですが、
この3つを「 絶対にブラさない大きな柱」としてやってきました。
そして、その習慣化の中で、
というところを大きな目標としてきました。
軸はいつもココにあります。
例えばどんな取り組みを行ってきたか? ですが、
過去問研究では、 課題とした年の過去問のエスキスを出してもらって、 みんなの目の前でエスキスの添削をしてその改善点を見つけてもらったし、
エスキスやエスキスの指摘事項を参加者同士で共有することで、その間違いや正しい考え方を共有し、 自分の考え方と比較することで参加者皆がそれぞれレベルアップ していくのを間近で感じました。
後半戦からは、 発表された令和3年課題が集合住宅だったので、集合住宅の住戸についての基礎知識や寸法的なこと、そして 法に抵触しないで 居室の採光を取れる窓の寸法などについても、
(へりあきや上部からの寸法などを拾って)実際に手を動かし計算してみて、 体感的に 住戸計画を理解し頭に入れる機会を作ってきましたが、
一期を通してやってみて、毎週平日にコンスタントに 開催していくことが、受験生の「学習の平準化、定着、習慣化」に大きく役立ち、
また週末の自学をより実になる学習に変化させてくれることを実感しています。
前半戦から参加してくれている受験生を観察していると、後半戦の 個別の用途(令和3年の場合は集合住宅)での課題に対する理解のスピードが 早く、
課題で応用できるようなところにさっとジャンプアップしてくれてる。
週一回平日の夜に コンスタントに勉強するということが、みんなの学習に 大きく役立つと言うことが 実体験を伴って分かったし、
私自身も楽しく開催できているので次の1年はよりパワーアップした内容で やっていけたらいいなと思ってます。
現在は、容積率や斜線制限 (高さの制限)、避難施設 (階段)について、 法令集を読み解きながら、「なぜそんな解釈になるか?」といった部分を掘り下げていってますが、
こういった「法的な根拠」みたいなことも含めてやっていくと、よりテキストに書いてあること 、
例えば、道路斜線制限は道路の反対側の境界線から勾配をとるとか、セットバック緩和できるよみたいなところがよく理解できて、解釈を迷ったときにもちゃんとブレーキがかかって検討の間違いがなくなってくるので、
令和3年に積み上げてきたものをベースにして、さらに理解が深まり勉強が楽しくなるような製図クリニックにしていきたいと思います。
勉強は インプットだけでは成果があがりません。
だから 製図クリニックでは行動重視、実践重視、言語化重視です!
あくまでも「平日の学習に伴走し、その質を上げる」というスタンスで
令和4年は引き続きここを重視し、より強化していきます。
で、最後にはチェックまで含めたトータルのプロセスを受験生自身が管理・実践できるとこまで持っていきたい。
と言うことで、 学習を習慣化して身につくアウトプットをしていきたいと思っている受験生はぜひ製図クリニックに勉強しに来てください。
待ってます!