思考型アウトプット学習が効果的なわけ
10月の本試験一週間前に、バーチャル製図教室の受講生向けにzoomミーティングを行っていたのですが、
その目的は、俯瞰する力をつけるために思考型アウトプット学習として
●短時間でできる課題文読み取りのトレーニング
●アウトプットを再インプットにつなげる学習法
を教え、自学で実践できることを実感してもらうために一緒にやりながら体験してもらうというもの。
画像のような形で受験生とzoomで画面を共有し、思考型アウトプット学習を目的とした時のノートの効果的な使い方を伝授しました。
なにゆえ思考型と名付けたかといえば、
試験に限らず、何かを達成するためには、「こういう流れでやるとうまくいく」とか「あの失敗を回避するためにこうやる」とか、論理的に思考を積み上げていきますよね。
また、少し前にテレビ等で話題になっていた記憶の達人は、
「円周率などの数字の羅列を覚えたり人の名前を覚えるときには、ストーリーを作って覚えているだけ」というようなことをおっしゃってました。(知ってます?)
実は、
何かを考えて頭に入れていくときにはストーリーが有効
なんですね。
それは、製図試験での合格達成という目的に対しても同じです。
「この法律ってこれを最初に考えておくとスムーズにかわせるよね」
「こうなるとマズいから前のこの部分で回避したほうがいいよね」
「こうやって、こうやって、最後にこうやるとうまくいったよね」
と論理立てて考えながらそれをアウトプットしていくことが、
あなたの思考を前進させ、記憶の定着を促進させてくれるストーリーとなって、
目的達成へつながる学習として大いに役立ってくれます。
勉強するときは、ただ書いて覚えようとするだけでなく、
頭にあることをストーリーとして再現してから足りないことを補っていくほうが効率的です。
がっちり合格ノートなんかは、
まさにその思考型アウトプット学習でした。
所長が現役受験生の製図2年目にやっていたその学習方法が、
実は脳の働きを有効に活用したものだったと分かったのは、脳科学に興味を持ち始めたここ数年のことです。
今の所長のアウトプットノートに比較すると、多少今のほうがやり方やノートの使い方はバージョンアップしていますが、根本にあるものは変わりません。
あなたの思考を前進させてくれるのは、
論理立ててアウトプットとして言語化しながら頭の中を再現していくこと。
それがストーリーとなって、記憶の定着を促進させてくれます。
思考型アウトプット学習は、目的達成へつながる学習として大いに役立つと言えます。
おいおい、そのやり方も記事にしていこうと思います。
【ご案内 2020.2.6 追記】
2020年より、所長のYou Tubeのチャンネルを解説しました。
所長と一緒にアウトプット学習を実践していきましょう。
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