2020年儲かるビジネス! ニトリ会長注目のサブスク、日本交通会長絶賛の電動キックスケーター?
経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』。 お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!
『がっちりスク―ル!!』では、"読むがっちりマンデー!!”ということで、放送した番組の‟書き起こし”をすぐにお届け。前日の放送を見ていただいた方も見逃した方も、最新の儲かりビジネスやアイデア情報を、仕事のヒントにして活かしてもらえるとうれしいです!
2020年最初のがっちりマンデーは…、スゴい社長大集合!新年会スペシャル! 日本を代表するスゴい企業のスゴい社長の皆さん、5人が大集結!
5社の年間売上げ総額は、なんと1兆3000億円超え!
そんなスゴイ社長5人をお招きして送る、新年一発目のテーマは…「2020年、スゴイ社長が気になるスゴイ会社!」。スゴい社長の皆さんに、今後儲かりそうな気になる会社を、こっそり教えてもらいました!
日本交通の川鍋会長が気になる…電動キックスケーターのシェアリングサービス! オーケー・二宮社長が喉から手が出るほど欲しがる、幻の超高級ビール「ラグジュアリービール」!?
ニトリ会長が気になる…日本初!離乳食の定額制ビジネス! 今後儲かりそうな注目会社が続々登場します!
※以下、1/12に放送した内容の書き起こしです。
「日本交通」川鍋会長が気になるシェアリングサービス「Luup」
日本交通の川鍋会長が気になっているのは…
「LuuP(ループ)」!
やって来たのは、渋谷にあるビルの一室。
「LuuP」という会社は何の会社なのか?
早速、岡井社長に話を伺うことに…
すると…
岡井社長:ちょっと待っててくださいね。
どこかに行ってしまいました。
待っていると・・・
スタッフ:え?なんですか?
岡井社長:電動キックスケーターの会社です!
弊社はこれを製造して、シェアリングする会社です。
そう、岡井社長が運営しているのは、
「電動キックスケーター」のシェアリングサービス!
実はこのサービス、アメリカやヨーロッパなどでは、
すでに2年前から爆発的に普及していて…
世界の市場規模は、5年後にはなんと最大5兆円にもなるといわれている、
超巨大ビジネス!
だったらこれを、「まだ普及していない日本で、
いち早く始めれば儲かるはず!」というのが岡井社長の野望なんです。
その使い方は いたってシンプル!
岡井社長:アプリを通して QRコードをスキャンするとロックが外れます。
スマホで専用のアプリを起動し、
キックスケーターのハンドル部分についている
QRコードにかざせば 100円でロックが解除。
1分10円で乗れるシステムにするつもりなんだとか。
このしくみを実験的に導入している、
横浜国立大学のキャンパスにお邪魔してみると…
ありました!
そこで、初めて乗るという学生さんの様子を見せてもらうことに…
学生さん:坂道が楽だな~本当に楽!漕がなくて良いマジで。むちゃくちゃ楽!
電動なので、漕がなくてもアクセルをひねれば一気に加速!
と、なかなか便利そうな「電動キックスケーター」のシェアリングビジネス。
でも、こういうシェアリングというと、
日本だとすでに自転車のサービスが 結構、広まっていて、
強敵な気がしますが…?
岡井社長いわく、
キックスケーターのほうが断然いい!とのこと。
岡井社長:自転車ですと、駐車場1台分のスペースに10数台しか停められません。これがキックスケーターですと、かなりコンパクトになっているので、大体30~40台くらい停めることができます。
そう、自転車よりも圧倒的にコンパクト!
折りたたんで縦置きにすれば
15㎡のスペースに100台以上置けるんです!
街なかに何箇所も置き場所を作らなきゃいけない
シェアリングのビジネスでは、とても効率がいいんです!
値段の方も、電動自転車に比べて半額くらいと、リーズナブル!
そしてなにより 安全面でもメリットが!
岡井社長:足を置く場所と地面が近いので、ちょっと危ない!と思ってもすぐ足を付くことができます。
座って乗る自転車は、ふらついて転ぶ可能性がありますが、
電動キックスケーターは、転びそうになったら
パッと足をつけばいいだけ!
もし、自転車のシェアリングの場所に、
このようなキックスケーターが置けたら、
結構なビッグビジネスになるという!
岡井社長:年商は800億円くらいにはなるかと考えてます。もう結構がっちり!儲かります。
自信満々の社長ですが、
実はこのビジネスには1つ、大きなハードルが…。
岡井社長:電動キックスケーターが、
現状、「原動機付きバイク」に該当します。
どういう状況であれば安全で、どういう道であれば危ないかの検証が
まだされていないのが1つの問題です。
そう、いま現在、日本国内の公道では、
電動キックスケーターは 原付と同じ扱い!
だから 岡井社長、全国あちこちで実証実験を行って、警察庁や国土交通省などと どうすれば安全に運用できるか議論してから サービス開始していく予定なんだとか!
日本でも電動キックスケーターが走る姿、早く見たいですね!
LUUPは、新たな移動手段で…がっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
川鍋会長(日本交通株式会社):構造的に自転車よりも優れてると思うんです。折り畳めて体積が小さいというのはタクシーの中にも置けるんですよ。
加藤さん:タクシーワンメーター乗る人も、キックスケーターで行っちゃって、タクシーマイナスになりませんか?
川鍋会長(日本交通株式会社):もちろん食い合っちゃう部分はあるんですけど。でも、タクシーで近くの幹線道路まで行って、自宅付近でキックスケーターで帰るてことができますよね。
加藤さん:そうなると「LUUP」と「日本交通」が提携してやるってこともあるんですか?
川鍋会長(日本交通株式会社):いずれ…やりたいですね。
二宮社長(オーケー株式会社):荷物置きがついてるキックスケーターってないんですかね?
川鍋会長(日本交通株式会社):お年寄り用の4輪タイプやカゴ付きタイプなど今後進化してくると思います。
加藤さん:どう変わっていくか。楽しみですね。
「ゴディバ」ジェローム・シュシャン社長が気になる高級レストラン限定の「メゾン・ロココ」
ゴディバジャパンのシュシャン社長が気になる会社は…
「メゾン・ロココ」!
やってきたのは東京都中央区晴海にある超高層マンション。
お邪魔すると、そこにいたのは…
32歳の若林洋平社長と
共同経営者のマルティネス・キースさんとブラントレイ・ジェレルさん
アメリカで知り合った、
日本人とアメリカ人、カナダ人の3人が集まり、
2017年に設立したのが「メゾン・ロココ」なんだとか。
一体、何をやっている会社なのでしょうか?
若林社長:こちらのロココトーキョーホワイトという日本初のラグジュアリービール。これを販売してます。
「メゾン・ロココ」は、ラグジュアリービールと名付けて、この瓶のビールを作っている会社。
でも失礼ながら、ロココトーキョーホワイト、
全然知らなかったのですが…
若林社長:こちらは一般販売はしていない、小売りは一切していない商品で
東京でトップクラスのレストランでしか飲めない、しかも主にミシュランの星を持っているような店でしか飲めないんです。
スーパーとか酒屋さんでは売らず、
超高級レストランに行かないと飲めないというロココトーキョー。
お店ではだいたい、
一本1500円から2000円で出されているとのこと。
でも、まだ無名のブランドでこのお値段は結構、高いような…
スタッフ:売れてますか?
若林社長:すごく、売れてます。売れてるお店だと100本以上売れてます。
2000円のお高いビールがそんなに売れるのでしょうか?
そこに「メゾン・ロココ」のある作戦が。
若林社長は、
都内の星付きのレストランに片っ端から飛び込み営業して、
ロココトーキョーを売り込みました。
若林社長:最初100店舗くらいは全部飛び込み営業です。
実は今まで、高級レストランで乾杯用のお酒といえば、
シャンパンしかなかったんです。
「もしかして、ここにチャンスがあるかも」と思い付いたのです。
若林社長:すごく高級な3つ星のフレンチでも、ビールで堂々と乾杯してもらえればと思って
シャンパンと同じくらいに高級感のあるビールを作れば、「とりあえずビール」な国、日本なら乾杯酒のポジションに入り込めるはずと考えたのです。
一昨年の夏からロココトーキョーを提供しているのが、
六本木にある「リューズ」というミシュラン2つ星のフレンチレストラン。
このビールそんなにすごいのでしょうか?
オーナーシェフの飯塚隆太さんに話を伺いました。
飯塚シェフ:非常に美味しいと思います。まず飲み口が軽やか、香りが豊かでシャンパンの代わりにも飲んでいただけますし、お料理と合わせて飲んでも合うビールだと思います。
高級店だけで飲める新しいビールが出てきたという噂は、
お店の間で一気に広まって、次々と各地の名店から取引の依頼が
舞い込んだのです。
もちろん、お高いビールだけにその作り方にもこだわりが…
やってきたのは、静岡県御殿場市にある
「メゾン・ロココ」の協力工場。
ロココトーキョーは何がすごいのでしょうか?
生産部の有賀祐弥子さんに話を伺いました。
有賀さん:ロココさんはとにかく材料にこだわっていて、すべてにおいて最高級のものを使用しています.
ドイツ産の最高級品質の大麦麦芽と小麦麦芽。
香りのホップは2種類をブレンドして使い
水は、富士山の伏流水をふんだんに。
スタッフ:つまり、材料がお高いってことですか?
有賀さん:ぶっちゃけちゃうとそうなっちゃいますけど
現在、ロココトーキョーホワイトの取り扱いレストランは、
東京を中心に約350店。
でも、アメリカで出会った3人が、
なんでわざわざ日本でビールを売ろうと思ったのでしょうか?
そこにもちゃんと理由があるのです。
若林社長:実は東京が世界で一番
ミシュランの星が多い都市なんです。
だいたい230店舗くらいあるんですけど、
2位がフランスのパリで100店舗、
半分以下なんです。その次が京都、大阪なんですけど。
いずれは世界中にロココトーキョーを売りたい。
そのためにはまず、世界最高の食文化の国で認められるのが鍵になる。
だからあえて、日本を最初の国に選んだ、というわけなのです。
実際、パリの三ツ星レストランで今年中の販売が決まったんだとか。
「メゾン・ロココ」は、ラグジュアリービールで、がっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
ジェローム・シュシャン社長(ゴディバジャパン株式会社): 東京のフードを利用して、香港やパリ、ニューヨークなどに「東京で流行ってるから」と広めていく。その発想が面白いなと思いました。
加藤さん: 東京が情報発信になってるんですね
「ニトリ」似鳥会長が気になるサブスク「MⅰL」
ニトリホールディングスの似鳥会長が気になる会社が…
「MiL(ミル)」!
早速、渋谷にある本社へ
こちらの会社は
28歳の若き社長、杉岡侑也さんと1歳上の姉さん女房・千草さんが
夫婦で立ち上げた会社なんです。
スタッフ:ラブラブなんですか?
千草さん:ラブラブなのかなあ(笑)
と、どうみてもラブラブなお2人ですが…
スタッフ:結構儲かってます?
杉岡社長:おかげさまで、がっちりですね
自信満々!
早速ですが、一体何で儲かってる会社なのでしょうか?
杉岡社長:これです!
何やら袋に、ひらがなで野菜の名前が書かれてますが…
杉岡社長:離乳食を売ってる会社になります。
そう、「MiL」は離乳食を売っているメーカー。
しかも、ただの離乳食メーカーではなく…
杉岡社長:日本で初めてサブスクリプション型で離乳食を販売するメーカーになります。月額1万1980円で20食を提供してます。
離乳食を月々定額、いわゆるサブスクリプション型で自宅に届ける、という、ビジネスなんです。
離乳食でサブスク…
しかも、1食あたり600円近くと、結構なお値段ですが…
杉岡社長:昨年4月の開始から6ヶ月弱で累計5万食売れています。
なんと!怒涛の勢いでかなり儲かってる!
しかし、「MiL」の離乳食がなぜそんなに売れているのでしょうか?
その秘密を探るべく、
実際にこの離乳食を利用しているという、
石田さんのお宅にお邪魔すると…
冷凍庫から取り出したのは…
かぼちゃ、赤ビーツ、玉ねぎエキスと書かれた袋。
それをサッと鍋で解凍し、お皿に盛れば、もう完成!
そう、「MiL」が提供しているのは「お野菜」に特化した離乳食。
ママ:かぼちゃ一つとっても裏ごしに時間がかかるんです。
実は、野菜を赤ちゃんに食べさせるのは、
ママさんにとっては大きな悩みのタネ。
ママ:赤ちゃんが必要な栄養素を取るのってすごく難しくて、他の家事も同時並行してやらなきゃいけないので。
もしお野菜の離乳食を実際に手作りで作ろうとすると、
茹でて、裏ごしして、と、作るのに30分近くはかかる…。
市販で売っているものもあるけど、保存の関係で、
生野菜のような栄養分を入れるのはなかなか大変…。
そこで「MiL」が考え付いたのが、
必要な野菜の栄養が入った離乳食を冷凍して毎月ご家庭に届け、
ママさんに少しでも楽をしてもらおうというサービスなんです。
しかも、毎月定額制ならではの、こんなメリットも。
ママ:選ばれた有機野菜だけ使っているので安心です
普通なら、コストがぐっと高くなる有機野菜なども、
「MiL」は、決まった量が一定で売れるので、
無駄なく、リーズナブルに仕入れることができるんだとか。
では、このお野菜の離乳食、どうやって作っているのでしょうか?
神奈川県・伊勢崎市にある工場に行ってみると…
大量のかぼちゃを、マダムたちが手作業で、
一個一個丁寧に皮と種をとっています。
それを業務用の強力ミキサーで一気に裏ごしして、完成。
そしてこの離乳食作りは、フレンチの一流シェフがレシピを監修。
下ごしらえも、かなり本格的。
かぼちゃの場合、
通常は茹でてから裏ごしするらしいのですが、
「MiL」の離乳食は、あえて、まずオーブンで丸焼きに!
調理スタッフ:かぼちゃの水分だけで、かぼちゃに火を入れてあげて、余分な水分は飛ばしているので、味を凝縮させるのと甘味を増させることができます。
プロのシェフのレシピで作ることで、栄養分だけじゃなく、「おいしさ」も両立させてるんです!
ママ:すごく食べます。「MⅰL」の離乳食は、パクパク食べてくれます。
ベビーたちにも味が好評な「MⅰL」の離乳食。
今後はさらに進化した、レトルトバージョンも販売予定とのこと!
杉岡社長:一生懸命頑張って、数年で二桁億円は行きたいです。
「MⅰL」はサブスク離乳食でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
似鳥会長(株式会社ニトリホールディングス):欧米では多いんですけど、日本ではまだ少ないんですよね。定額制で届けるというのがいいですね。
加藤さん: サブスクリプションはまだまだ広がりますか?
瀬戸社長(RIZAPグループ株式会社):絶対広がると思いますね。ただ企業がサブスクに頼るというのは非常に危険なところもあって、お客さんがほしいものが届けられる会社だけが生き残っていくと思います。
加藤さん:やはり本質も大切ってことですね
(おわり)
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