「儲かる駅ナカビジネス!」なぜか駅だけでよく見るお店を徹底調査!駅そばで最新ロボットがそばを作る!駅ナカのお花屋さんには保存用冷蔵庫がない!?
今回のがっちりマンデーは…
「儲かる駅ナカビジネス!」
「鉄道の駅」と言えば、とにかく人が集まる一等地。
特に今!
コロナ禍で、街なかのお店に買い物に!という人が減る中、
通勤で必ず通る駅ナカのお店は、お客さんが集まる
儲かりの激戦区に!
そんな駅まわりで
「最近急に増えたなぁ」とか
「ずっとここにあるなぁ」という
なぜか駅だけでよく見るお店を調査!
すると、どのお店も駅ナカならではの
いろんな工夫をして儲かっていました!
駅ナカといえば、お蕎麦屋さん!
ところが中にはなぜか、最新ロボットが!?
なぜか、駅ナカばかりで増えてるあのお花屋さん!
今までの花屋さんにあった、アレがない!
きっとあなたの最寄りの駅にもあるはず!
駅で最近よく見るお店の、儲かる秘密に迫ります!
※以下、5月9日放送の書き起こしです。
駅ナカに76店舗!駅そば「そばいち」は、最新ロボットがそばを作る!
最初の駅ナカビジネスは…
海浜幕張駅の改札出てすぐ横にある…
「そばいち」
お蕎麦屋さんといえば、駅ナカのお店の定番ですが、こちらのおそばチェーンが、これまでとは一味違うお店ということで、「そばいち」そば営業グループ担当の塩生健児さんに話を伺いました。
塩生さん:駅ナカに現在、8店舗ございます。
赤羽に秋葉原、新宿、恵比寿など主要な駅ナカに8店舗!新宿店は1日なんと2000人のお客さんで大盛況!
実はそばいちは、駅ナカに76店舗ある「いろり庵きらく」を元に新業態でオープンしたお蕎麦屋さん!
塩生さん:がっちり!
でも、一体どの辺を変えて、がっちり!なのでしょうか?
メニューも、お店の様子も、普通のお蕎麦屋さんと変わらない気がしますが…?
と、塩生さんが見せてくれたのが…
塩生さん:うちの売りは、「そばロボット」です。
そう!そばいちの売りは「そばロボット!」
職人ではなく、なぜかロボットがそばを茹でる!
塩生さん:1時間あたり150食作れます。
一体どんな作業をするのか見てみると…
1本目のアームがそばをざるの中に入れ…
2本目のアームが、そのザルに入ったそばを湯の中へ。ジャブジャブすると…ザルを補充し、1分40秒、きっかり茹でたら…
お湯を切って…
真水につけて、ぬめりをとったら…冷水につけてしっかりとしめる!
お知らせのアラームが鳴った所で完成!
全体的に結構ゆっくりなのと、1本目のアームがそばを入れるだけなのが気になりますが…塩生さん、これはロボットを使ったほうがいいんですか?
塩生さん:人とは違って、確実に同じクオリティの商品を作る事ができます。
そう!熱湯前でのそばゆでは、かなりの重労働!しかも、どうしても人がやると水切りや茹で時間がバラバラになってしまう。だけど、ロボットなら常に一定で、ミスがない!いつ食べても同じクオリティのそばに!
こちらのロボット、リース料は月に25万円!だそうですが、人件費で十分にコストダウンできるんだとか。
塩生さん:3人使ってたところを、2人で作業ができるようになったので、その分で、人件費を浮かせることができます。
実は「そばいち」さん、今までのそば店から変えたのは、作り方だけじゃない。お客さんをさらに集めるために、あの人達に注目!
塩生さん:女性のお客様も取り込みたい。
駅ナカの蕎麦屋さんっていうと、おじさんサラリーマンのイメージですが…「そばいち」は女性がお店に入りやすくなるよう、細かい気配りをあちこちに!
おじさんの隣でくっついて食べるのが嫌!という声に…
塩生さん:従来、体の中心と中心が55cmの幅だったんですけれども、こちらの店舗では、60cm以上。
スタッフ:あ、本当だ。60cm以上ありますね。ちょっとゆったりめにってことですか?
塩生さん:はい、ゆったり、ご利用いただいております。
5cm長くなっただけなのに、確かに!おじさんに挟まれても、ちょっと余裕が!
さらに今まで75cmと高かった椅子を64cmに低くして、スカートで座る女性が座りやすい高さに!これは、スタバの椅子の高さとあえて同じにしたんだそう!
さらにメニューにも女性が喜ぶ小さな仕掛けが!
ここで問題!
実はコロッケそばの材料をちょっとだけ替えたんですが、何を、何に変えたんでしょう?
正解は…
塩生さん:モチモチした食感がお好きな女性をイメージして、「じゃがいも」から「さといも」に変えています。
女性が大好きな食感を意識して、「じゃがいも」でなく「里芋」を使ったコロッケそばに変更!
スタッフ:スゴい、ふわふわですね。とろっとろです!美味しい。新食感みたいです。
今までにない駅ナカの蕎麦屋さんに変身した「そばいち」。女性のお客さんもどんどん取り入れ、今後もどんどん駅ナカに増やしていく予定です!
「そばいち」は駅ナカでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:大きなポイントは「女性」が入りやすくしたっていうことですね。今まで立ち食いそばは、おじさんばっかりのイメージだったわけですよ。そこで、内装を木目調にすごくオシャレにして、女性が入ってても全然違和感がないように仕掛けたんですよね。
年商78億円!「青山フラワーマーケット」常識をひっくり返す作戦…普通、花屋さんにあるアレがない!
続いての駅ナカビジネスは…品川駅の中にある…
「青山フラワーマーケット」
そう今、駅ナカの花屋さんががっちり儲かってるんです!
青山フラワーマーケットの江原さんに話を伺いました。
スタッフ:がっちり!やってますか?
江原さん:がっちり!やってます。
スタッフ:年商いかほどなんですか?
江原さん:だいたい78億円になります。
スタッフ:78億円!?
現在117店舗!そのうち100店舗以上が駅の中、もしくはそばにあるという、まさに駅ナカビジネスでがっちり!の「青山フラワーマーケット」
売り上げもぐんぐん右肩あがりで絶好調!10年間で1.8倍!
江原さんいわく、「青山フラワーマーケット」は、一見、普通の花屋さんに見えて、実は花屋さんのビジネスの常識をひっくり返した作戦がたくさん!
スタッフ:どういったものが、がっちりポイントになるんですか?
江原さん:がっちりポイントはですね、お花ってどちらかというと、ギフト需要であったりとか、目的買いのお客様が多かった中で、ご自宅向け、それからお店の前を通った方に衝動買いしていただけるような、お店作りをしてます。
そう、普通、花を買うときは、「プレゼント用に!」や「お祝いに!」など、目的が決まってからお店に来ることが多かった。ところが、青山フラワーマーケットが狙うのは、たまたま、ふら~っと通りがかったお客さん!この人達に衝動買いさせるための作戦が!
江原さん:普通のお花屋さんですと、色とりどり色んなお花を混ぜて、混在させて置くことが多いんですけど、「青山フラワーマーケット」は、例えば1つのお花の種類であったり、色の塊を作ったりすることで、インパクトのあるような店づくりをしています。
確かに花屋さんは、いろんな色のお花が混ざって並んでいるイメージ!
でも「青山フラワーマーケット」は、同じ色同士で固めることで、パッと見のインパクト大!お客さんにわかりやすくアピール!
そしてもうひとつ、衝動買いしてもらうための作戦があるんです!
でもその関係で、普通のお花屋さんなら、だいたいある「あるもの」が、青山フラワーマーケットにはないんだとか…
ここで問題!
江原さん:普通のお花屋さんにはあるのですが、青山フラワーマーケットで置いていないものはなんでしょう。
スタッフ:家庭にもあるもの?
江原さん:そうですね、家庭にもあります。
それでは正解…
江原さん:正解は「冷蔵庫」です。
スタッフ:冷蔵庫?
江原さん:はい!
そう、青山フラワーマーケットには、「冷蔵庫」が無いんです!
普通のお花屋さんは、お花を保存する冷蔵庫がありますよね?
「青山フラワーマーケット」には、とにかく、かなりのスピードと回転率で花を売るので、必要ないというわけ。
江原さん:なので夏は大変です。
では、そんな早さでお花を売るために、「青山フラワーマーケット」がとった作戦とは?
江原さん:もう完全に加工済みで、店舗のスタッフがブーケにしたものをこちらで販売するようにしてます。
そう!注文されてから花束を作るのではなく、すでに束ねておいたブーケで売る!
店舗とは別の場所にある作業場で、スタッフが花をどんどんブーケにして店頭へ!完成したブーケの状態で売ってるから、通りすがりの人も、いいな!っと思ったらパッと手に取って、つい衝動買いしちゃう!
そして、男性のお客さんに買ってもらいやすいように、こんな売れ筋アイテムも…
江原さん:看板商品でもあるんですけど、ミニサイズのブーケですね。これが「グラスブーケ」「キッチンブーケ」「ダイニングブーケ」とありまして、おうちに花瓶がなくてもコップに飾れますよ、というイメージの「グラスブーケ」であったりとか…
スタッフ:なるほど。
生活シーンに合わせた小さなミニブーケ!机やダイニング、キッチンなど小さな場所に簡単に飾れると、ついつい買っちゃう人が続出!
江原さん:これで、がっちり!でしたね。
しかも!花を入れるグラスはちょうどいいサイズをオリジナルで作って販売!思わず一緒に買わせちゃう!という頭の良さ!
たまたま買い物をしていたお父さんは…
スタッフ:今これ、グラス買われたんですよね?
お客さん:グラス…花瓶?
スタッフ:花瓶。頼まれた訳じゃなくて?
お客さん:じゃなくて。誕生日で。
スタッフ:奥様が?
お客さん:そうです。
スタッフ:おめでとうございます。
お客さん:ありがとうございます。で、花買うんですけど、ちょうどいい花瓶が…でかいか、細いかしかなくて。
スタッフ:そうですよね、ここオリジナルなんですって。
お客さん:ちょうどいいなと思って。
ありそうでなかったけど、ちょっとした工夫で気軽に買える花屋さんに!今後もどんどん店舗数が増えそうです!
「青山フラワーマーケット」は、駅ナカでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:駅ナカだと、しばらく同じルートほぼ毎日通うわけじゃなですか。1回そこのファンになったら、定期的に毎回買おう!ていう人間の心理が働きますもんね。
森永さん:そうなんです。いる時間は短いんだけども、しょっちゅう来る。
加藤さん:妻に買って帰る時に、ちょっといいサイズですよね。大きい花束とか何にもないのに買って帰ったら、こいつなんかやったな?って思うでしょ。あのくらいのサイズ感がちょうどいんだよね。
急増中!洋服のお直し店「BIG MAMA」店舗にベテランの職人を置かず難しいお直しは、仙台の工場に集中!
続いての駅ナカビジネスは…新宿駅の駅ビルの中にある…
「BIG MAMA」
「BIG MAMA」は、洋服のお直しのお店。今、駅ナカにこうしたお直し専門店が増えていて、中でも「BIG MAMA」は絶好調!
早速、「BIG MAMA」の守井嘉朗社長に話を伺いました。
スタッフ:何店舗あるんですか?
守井社長:70店舗くらいです。年商は15億円くらいです。
現在、全国に71店舗を展開。そのうち駅ナカ・駅チカが65店舗というから、ほぼ駅だけでがっちり!な、お直しチェーン!一体どんなお客さんが?
お客さん:裾がほつれたので、それをお直しに。こういうところ、お直し屋さんの方が綺麗に仕上がるのでお願いしてます。
服の破れや…
ほつれ、裾直しなど…
みなさん、何かの用事のついでや、お仕事の行き帰りで、さっと立ち寄れるのが駅ナカのお直しショップのいいところのよう。
最近は、ネットで買った服がサイズが合わないので、お直しをお願いする!というお客さんも多いみたい。
お客さん:ちょっと直せば着られるかな、というのは、お直し前提で買ったりしますね!
そしてこの「BIG MAMA」、ただ駅ナカに出店してるわけではなく、ある狙いが…
守井社長:日本の駅ビルはファッション店と通行量の両方を合わせた場所なので、ここがポイントです。
スタッフ:両隣、お洋服屋さんですもんね。
そう!最近の駅ナカにはお洋服屋さんが多い!服を買って、すぐ「BIG MAMA」で直すというお客さんもいるので、洋服のお直し屋さんにとっては、絶好のがっちりスポット!
さて、そんな「BIG MAMA」、駅ナカでがっちり!するため、ある部分が他と大きく違うらしい。
ここで問題!
守井社長:我が社には普通のお直し屋さんにいるはずものがいません。それはなんでしょうか?
普通のお直し屋さんにいて、「BIG MAMA」にはいない…?
正解は…
守井社長:正解は、「ベテラン職人」がいないんです。
スタッフ:それって社長、大丈夫なんですか?
守井社長:大丈夫です。
お直しのベテランがいないで大丈夫とは、どういう事?
守井社長:ベテランの職人は、育成するまでの時間がすごくかかって、出店のスピード的に間に合わなかったんです。
スタッフ:なるほど。
守井社長:ですから作業を切り分けて、簡単なものは店頭で、難しいものは送って集中して工場でやるようにしています。
そう、「BIG MAMA」は、普通のお直し屋さんだと、お店の奥でやっている作業を、簡単なモノ以外は…
仙台にある、自社の工場に送っちゃう!そこにいる、ベテランの職人さん30人が、がんがん直して一週間ほどで送り返す、という仕組みなんです!
守井社長:集中してやる工場もたくさんの商品が寄せられてくるので、ベテランの職人を育成するのにすごく早く、他よりできるんです。
手間のかかるお直しを工場にまとめることで、お店のスタッフを少なくし、スペースもぐっとコンパクトにする事にも成功!おかげで、家賃がお高めの駅ナカでも、どんどんお店が出せるようになったというわけ。
守井社長:お店を小さく借りて、その分、宅配便の費用をかけても十分コストが浮いたんですね。東京でいただく金額で仙台で直して、その分の利幅もちょっとがっちり!
スタッフ:社長、頭いいですね!
守井社長:頭いいんです!
さらに、社長のアイディアでこんなものも!
守井社長:こういうイラストでメニューを作ったのも、業界ではうちが最初で、こういうのがわかりやすくてウケました。
お値段が分かりにくいお直しを、イラストを使って明朗会計に!
現在、全店舗で毎月なんと、3万5000点以上のお直しを実現!
「BIG MAMA」は駅ナカでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:これは考えましたね。ベテランがいてくれて、その場でできるほうが合理的っていう風に考えちゃうんだけど、全く真逆な考え方にしたってことですね。
森永さん:店舗には割と簡単に育成できるレベルの人を置いておくってことで、どんどんお店が拡大できたんですよね。
加藤さん:やっぱり、お直ししたいとかって思うことありますか?
市川さん:あります。よくします。でも、家にミシンって、ないじゃないですか。だからめちゃくちゃ良いですね。
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