過去に取材した会社は今も儲かっているのか…追跡取材を敢行!印刷のラクスルは売上げが7年で30倍の215億円に!2店舗だった学生服リユースは伊藤忠商事と手を組んで事業拡大中!
今回のがっちりマンデーは…
あのがっちりは今!
これまで17年に渡って、
3000社以上の儲かり企業を取材してきた当番組。
でも…ビジネスの世界は、一寸先は闇!
どうなってるかわからない!ということで…
グイグイ来てたあの会社に、追跡取材を敢行!すると…
「2014年に7億円だったのが2020年は215億円!」
印刷業界のしくみをガラッと変えたアノ会社が、
まさかの新ビジネスで30倍の急成長!
かと思えば…
26歳の若き社長が挑んだ
電動キックボードのシェアリングサービス!
時代の寵児になっていた!
というわけで、
あのがっちりビジネスの「今」を大公開しちゃいます!
※以下、6月6日放送の書き起こしです。
6年前2店舗だった学生服リユースのお店は…なんと61店舗に!
まずは6年前の2015年に伺った…
香川県高松市の「さくらや」
さくらやの馬場加奈子社長、どんなビジネスで、がっちり!なのかと言うと…
馬場社長:学生服リユースショップです。
そう!いらなくなった制服などを卒業生から買取り、在校生や新入生に売る、というもので…
香川県内に、2店舗を展開。当時の売上げは、1店舗あたり年間800万円ほど。
このビジネス、馬場社長がこだわっていたのは、売った制服が、コスプレなどの趣味に使われないよう、きっちりチェックすること。店頭で社長自ら細かくお客さんを確認することで、売る側のお客さんも安心して学生服をもってきてくれてました!
そんな「さくらや」は、今、どうなっているのでしょうか?
6年ぶりに香川のお店へ…
スタッフ:あっ、あそこですね!
ありました!「さくらや」
スタッフ:おはようございます!馬場さんですか、お久しぶりです!
馬場社長:お久しぶりです!
スタッフ:あら、全然変わっていないじゃないですか!何ならちょっとお若い…
馬場社長:また、ウソばっかり!
確かに、以前とお変わりなくお元気そう!
スタッフ:儲かっています?
馬場社長:がっちり!です。今では、良い時で、年間6000万円くらいです。
スタッフ:えっ!スゴくないですか?
馬場社長:頑張りました!
なんと6年前と比べて7倍以上!年6000万円の売り上げ。
馬場社長:6年前は、制服置いている所は、ここだけだったんですよ!
馬場社長:それが、今では、壁をぶち抜いて 向こうにも制服を置くようになりました!
商品数も、以前は、5~6000点だったのが、扱う学校の数も増え、2倍の1万点に…とまさに順風満帆!
しかし、これだけじゃない!馬場社長の制服リユースビジネスは、さらに、スゴいことになっているという!
馬場社長:がっちりマンデーが2015年に放送してくれてから、今度は「私たちの町でも、こういうリユースのお店をやりたい」って声がいっぱいかかってきて。今、さくらやは全国で61店舗あります。
スタッフ:そんなにあるんですか?
なんと6年間で30倍の61店舗に急増! そんな「さくらや」全店での売り上げは?
馬場社長:年間約2億円近くの売り上げがあります。
そして全国にお店を拡大するにあたり、以前にも増して、徹底したのが…
馬場社長:趣味とかコスプレとか、目的外のお客さんには販売しないということです!
そこで全店共通の対策マニュアルを作成!お客さんが買うときも売るときも、身分証明証などを提示してもらうのはもちろん…
馬場社長:あれ、ちょっと怪しいなって時は、体育祭はいつですよね?とか給食ってこんな感じで出てますよね?とか学校に行かなければわからないような情報を質問します。
スタッフ:怪しかったら売らない?
馬場社長:売らない!もう絶対売らない!
そんな「さくらや」、社長によると、この夏からさらにスゴいことになるらしい!
馬場社長:実は、伊藤忠商事に声をかけて頂いて、夏からオンラインサイトでも販売を始めるようになります。
なんと、今年の夏から、伊藤忠商事と手を組み…
オンラインサイトで、リユース学生服の販売を開始!しかしネット販売だと、ますます特定の趣味の方が買いやすくなるのでは?
馬場社長:その学校の制服が必要な保護者に学校からIDとパスワードが発行されるんです。
このオンラインサイトの特徴は、各学校と連携して、学校から保護者にIDとパスワードを発行するってところ。なので当然、その学校にお子さんが通う保護者しか買えない!なるほど、頭いい!
このサイト、順次全国の学校を網羅する予定なので、そうなると馬場社長、とんでもないことになりそう!
馬場社長:ぜひ3年後来て頂いたら、「さくらや」ドカ〜ンという感じで変わってると思います。
スタッフ:もっといきますか?
馬場社長:がっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:実はある意味で、フランチャイズみたいになってるんですけれど、ものすごく安いんですよ。最初に加盟するときに、研修料とノウハウの使用料みたいな形で、一括で170万円払うんです。
森永さん:ただ、開業した後は一か月3500円から6500円だけ払えばいんです。単なるファンクラブ会費みたいなものです。
加藤さん:すごい!いいと思います!
1年前に、まだサービスを開始していなかった電動キックボードのシェアサービス、いよいよ開始!
続いては、つい1年前の2020年。東京渋谷区にあった…
「ループ」という会社。何でがっちり!だったかというと…
岡井社長:電動のキックスケーターの会社です。弊社はこれを製造して、シェアリングする会社です。
当時26歳だった岡井大輝社長が立ち上げたのが、「電動キックボード」の製造と、シェアリングサービスを手がける会社!
実は世界の市場規模が5兆円以上にもなるといわれる超巨大ビジネスで、岡井社長も、取材した時にはサービス開始前だったにも関わらず…
岡井社長:年商800億円くらいにはなると考えてます。もう結構、がっちり!儲かります。
と、自信満々でしたが、このビジネスには1つ、とてつもなく大きなハードルが…
岡井社長:電動キックスケーターが、現状、原動機付きバイクに該当します。どういう状況であれば安全で、どういう道であれば危ないか、検証がまだされていないのが1つ問題です。
日本国内の公道では、電動キックボードは、原付と同じ扱い!つまり免許証とヘルメットが必須!誰でも手軽に乗れるようにするには、ここをなんとかしたい!と社長は語っていましたが…
今年に入って何やら動きがあったというので、岡井社長と待ち合わせ、すると!
岡井社長:がっちり!さん、お久しぶりです。
スタッフ:どういう事ですか?
岡井社長:電動キックボードのシェアリングサービスが始まりました!
スタッフ:ヘルメットは?
岡井社長:はい。政府の特別な認可を受けて、ヘルメットの着用が任意となりました。
スタッフ:なくても大丈夫?
岡井社長:はい。なくても大丈夫となりました。
なんと今年4月23日より、経済産業省から特例措置として公道での実証実験の認可を受けて、ついに電動キックボードの、シェアリングサービスが始められることに!
料金は10分100円で、10分を超えると1分毎に15円。
現在、東京、大阪の限定エリアで運用スタート!サービス開始から2日間で、5000人が登録!と順調な滑り出し。利用者からは…
お客さん:10分乗って、100円なので、めちゃ安いです。
お客さん:ヘルメットないんで、髪型崩れないし手軽!
と、評判も上々!にしても、国を動かして認可を得るって、岡井社長、スゴく大変だったのでは…?
岡井社長:もう大変でしかないんですけど、警察庁、国交省、経産省、内閣府、総務省、財務省、消費者庁、を相手に議論をするのが非常に大変でした。もう毎日怒られてます。
この1年間、7つの省庁のお偉い方から、ほぼ毎日、怒られ…いや、提案を受けていた岡井社長!さらに、関係省庁の指導を受けて、電動キックボード自体も変更を余儀なくされたんだとか。
岡井社長:現在ので、9バージョン目なんですよ!3年間で9回機体を変えなきゃいけないので変えたんです。
スタッフ:なんで、そんなに頻繁に変えたんですか?
岡井社長:関係省庁から元々の機体よりこっちの方が安全だからとご指摘を頂いたので…。
1年前の第7世代は、折り畳みもできるシンプルなものでしたが…
バックミラーがつき…
ウィンカーがつき、ナンバープレートも…結果、重さが2倍以上になっちゃった!
岡井社長もつい本音が…
岡井社長:こんなに大変な事業だと思ってなくて、知ってたら、やってなかったです…
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:実は、海外では、もう大手自動車メーカー「メルセデスベンツ」だとか「 BMW」 がこの事業をもう始めてるんですよ。私の予想ですが、国内の大手自動車メーカー、T社とか、N社とか、H社とか、そこともう水面下で接触してるんじゃないかなと。
加藤さん:なるほど。すごいな。
オシッコ予測マシンで、4年で売上げ10倍!オムツのサブスク!ビジネスにも参入!
続いては4年前の、2017年。東京・渋谷区にあった…
「トリプル・ダブリュー・ジャパン」という会社。
一体、何でがっちり!だったかというと…
中西社長:「Ⅾ Free」です!オシッコがあと何分で出るか予想します!
創業者の中西敦士社長が開発したのが…オシッコがいつ出るかが予想できるマシン「Ⅾ Free」。センサー部分をお腹の近くに付けると…
膀胱の大きさを感知。その膨らみ具合を見て、あと何分でオシッコがしたくなるのかが分かるという優れもの。
中西社長:介護分野で、注目をして頂いております。
当時すでに100以上の介護施設で活躍!というわけで4年前、中西社長からはこんな強気の予想が!
中西社長:2020年には、1000万台を目指します!
と、かなりの野望をぶち上げていましたが…「トリプルダブリュー」は、今、どうなっているのでしょうか?
やってきたのは、港区虎ノ門。
中西社長:お久しぶりです。
お変わりなく元気そうです!では…「2020年には1000万台を目指します。」と、豪語していた中西社長!もう2021年になりましたが、結果は?
中西社長:放送して頂いた当時の2017年が、300台。今は4000台くらいです。
スタッフ:目標は2020年までに1000万台って予想してましたよね?
中西社長:気合はあったんですけどね…なかなかそうもならず、というところですね。
とはいえ、4年で10倍以上と急成長!この数字、新たなビジネスに参入したのが大きかったという!それが…
中西社長:オムツのサブスク始めました!
中西社長が昨年から始めたのが、1人ひと月に何枚オムツを使っても4378円という、オムツの定額制ビジネス!
中西社長:介護施設ですと、月に1人あたり6000円くらいオムツ代がかかるんですけど、それを「Ⅾ Free」とオムツセットにすることで、税抜き3980円から提供するということで、「Ⅾ Free」を使えば、必ずオムツの値段を下げられるという自信があるからこそ提供できてます。
そして4年前、中西社長にこんな質問もしてました…
スタッフ:「大」のほうはどうですか?
中西社長:「大」も今、開発しています!
で、「大」の予測マシン、完成したんですか?社長!
中西社長:完成してません!開発中です!
膀胱と違って「大」の場合は、長い大腸の大きさを検知しないといけないので、予測が非常に難しいんだとか…。
中西社長:ただ実は、試作機はできてるんです!もうちょっとですね!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:この会社、このあとガーン!って伸びていく可能性が非常に高いと思ってるんですよ。大の予測をする機械がもうサンプル出来てたじゃないか。こっちの方がマーケット規模が大きいんですよ。
加藤さん:そうなんですか?
森永さん:だって、大の予測ができるってことは、腸の中の状況っていうのが分かるので、腸活っていう、健康維持のための道具として、全世代に、利用が爆発的に広がる可能性が充分あると思います。
加藤さん:そうか。ここからか。
7年で売上げ7億円から215億円に!ヒミツは…スキマを狙った新事業にあった!?
続いては7年前の2014年…
東京は虎ノ門にあった、「ラクスル」という会社。
当時29歳の松本社長が始めたのが…
松本社長:チラシや名刺を刷ってもらうビジネスをしております。
そう、印刷!しかもすごいのはその安さ!これ、印刷業界の、ある「スキマ」をうまく利用しているのですが…
松本社長:印刷機の稼働率が50%、60%くらいと言われてまして、残り半分の時間は、まったく、稼働していないんです。
そこでラクスルは、全国の小さな印刷工場をネットワーク化!それぞれの印刷機の、スキマ時間を組み合わせて、印刷してもらう仕組みを作っちゃったんです!
当時の年間売り上げは、前年の6倍の7億円以上と、まさに伸び盛りの会社でしたが…ラクスルは今、どうなっているのでしょうか?
さっそく本社へ。
スタッフ:おお!ラクスル!すげっ!
明らかにバージョンアップしています!すると…
松本社長:お久しぶりです。
スタッフ:今おいくつに?
松本社長:36歳になりました!
社長も相当バージョンアップしてました!
オフィスのほうも見せていただくと…
スタッフ:天井たかっ!
松本社長:天井が高さ12mあります。
もう、明らかに儲かってそうですが…念のため、7年で、どれぐらい売り上げアップしたんですか?
松本社長:2014年の7月期が売上げ7億円で、2020年が215億円でした。約30倍です!
なんと7年間、ずっと右肩上がりで200億円超え!何でそこまで急成長できたのでしょうか!?
松本社長:今は印刷ビジネス含めて、3つの事業でがっちりなんです!
ラクスルは印刷以外にも、新たに2つのビジネスを立ち上げていました!1つ目は、印刷と同じく、あるスキマを利用したビジネス!それは…
松本社長:運送業界です。
運送トラックの空き時間を利用した、スキマビジネス!
印刷機同様、トラックも忙しい時もあれば、空いてる時もあります。それをひとつにすれば、大きな運送会社になる!ということで…
2015年に運送ビジネス「ハコベル」をスタート!現在、全国2万4000台の運送トラックと提携!売り上げは?
松本社長:昨年度、売り上げが年間21億円でした。
そして3つ目のビジネスも、またまた、ある「スキマ」を狙ったもの。それは…
松本社長:テレビCMです。
2018年から始めたテレビCM制作「ノバセル」。一体、どこにスキマがあったのでしょうか? CM制作担当の田部正樹さんに伺うと…
田部さん:90%以上が初めての会社が多いです。
まずラクスルが目をつけたスキマは、テレビCMを「できればやってみたかった」地方の中くらいの会社!ただ問題なのは制作費、なんですが…
田部さん:100万円くらいから提供しています。
なんと100万円でCMを作っちゃう!一体、どうやって…?
田部さん:会社が持ってる動画や写真の素材を有効に活用します。必ず、全部撮影するとかではないです。
企業がPRや資料として撮り溜めた動画や写真を利用することでコストカット!3年で1200本以上を制作、年間売り上げは32億円!
松本社長:がっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:あの社長はスキマを見つける天才ですよね。
加藤さん:ここは、まだまだ大きくなりそうですね。
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