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CMでよく見るけどよく分からない会社①「ニデック」年商2兆円超え!?世界1位の小型モーターを作る会社②「りらいぶ」怪しすぎる健康シャツで年77億円!③「アイダ設計」999万円で家が建てられる!?

「CMでよく見るけど、よくわからない会社」

皆さん、テレビやネットのCMで、
なんだかやたらによく見ることありますよね!

でも、CMによっては、会社の名前はわかるけど、
何の会社かわからなかったり…

何がすごいのか、
いまいちピンとこないという会社も結構ある!

でも、わざわざCMを流しているということは、
儲かっているはず!

という訳で今回は、気になるアノCMを流してる
アノ会社の驚くべき儲かるヒミツに迫ります!

※以下、9月22日放送の書き起こしです。

「ニデック」年商2兆円超え!?世界1位の小型モーターって!?

川口春奈さん:アンタ、「ニデック」ってなんなのさ!
♪「ニデック」、「ニデック」、名前覚えてね♪
川口春奈さん:世界を動かす。未来を変える。「ニデック」…覚えた?

確かに川口春奈さんがおっしゃる通り、「ニデック」という名前は覚えたけど、何がすごいのか、何で儲かってるのかは、全然わからない!?

ということで、その答えを求めて、京都市にある…

「ニデック」の本社へ…って、めちゃくちゃデカい!

実は、この本社ビル、京都府内で一番デカいビルなんだそう!
お出迎え頂いたのは、「ニデック」の増井裕紀さん。早速ですが、こちらの売上げは、どれくらいなんですか?

増井さん:グループ連結で、およそ2兆4000億円になります。

2兆4千億円?

しかも、ここ10年どんどん右肩上がり!というから、ますます何の会社か、気になってきたんですけど…増井さん、教えて下さい!

増井さん:これになります!モータです。身の回りのあらゆる製品に我々のモータが入ってます!
スタッフ:そうなんですか!

そう!「ニデック」は、モーターを作る会社!ちなみに、「ニデック」ではモーターではなく、モータという言葉を使ってます。そして、どんなモータを作っているのかというと…

増井さん:電動アシスト自転車の車輪を回すモータになります。

増井さん:電動バイクのモータになります。

あるわあるわ、「ニデック」では、アレもコレも色々なモータを作ってます。

しかも「ニデック」は、その多くで、世界シェア1位、つまり世界で一番売れてるというからハンパない!

しかし、なんでどのメーカーもみんな、「ニデック」のモータを使っちゃうのか?

増井さんによると、そのヒミツは大きく2つ。まず、ひとつめが…

増井さん:こだわってるものは、やはり軽薄短小の技術になります。

そう!「ニデック」のモータは、軽くて、薄くて、短く、小さい!

みなさん、最近の家電って、どんどん小さくなっていると思いませんか?

例えば、掃除機。昔は、大きくて重かったのが…

今のは、小さくなって、しかも吸う力は同じ!なんなら昔より性能がいい!これ、実は「ニデック」がからんでいて…

1990年代の掃除機のモータは、こちら。

そして、今の掃除機のモータは、この小ささ!何と、昔の3分の1大きさにしちゃった!それでも、モータの中の磁石を超強力にしたりして、小さくても、同じパワーを実現したんです。

もうひとつ、「ニデック」のモータが人気のヒミツが…

増井さん:2つ目は音になります。
スタッフ:音?
増井さん:より静かに動かす。

確かに、最近の掃除機とか、ひと昔前より静かですよね!

洗濯機も…サーキュレーターとかも、そういえば、静かな気がする!これもモータの進化のおかげ!

そもそもモータは、外側に普通の永久磁石があり、真ん中には、くるくるまわる電磁石がある構造。

そして、この真ん中の電磁石に電気を流して、一定間隔で、反対向きに電気を流す。すると…

中の電磁石のS極と極が入れ替わり、これが、外側の磁石と反発したり引き合ったりすることで、回転する、という仕組みになってるんです。

そして、この真ん中の電磁石に電気を流すには、回ってても接触するように、「ブラシ」という端子が、ずっとあたるようになってる。でも、回ってるものに、あたってるということは…

増井さん:音はやはり機械的に接点がありますんで、機械音がします。

そう!どうしても摩擦があるから、擦れる音がでちゃう。これをなんとかしたい!ということで、「ニデック」さんは考えた!

増井さん:最新のモータはブラシレスですので、機械的な接点はありませんので、音も小さくできてます。

音をなくすんなら、ずっと擦れてる、ブラシをなくせばいい!でも、そうなると真ん中の電磁石に電気がいかない。だったら…そうだ!入れ替えよう!

電磁石を、モータの外側に、真ん中でぐるぐるまわるのは、電気のいらない永久磁石に。これが、「ニデック」が開発した、その名も「ブラシレスモータ」これなら確かに、音が小さい!

増井さん:この「ブラシレスモータ」を実用化したのは、我々の技術力なります。

今、いろんな家電が小さいのも、静かなのも、「ニデック」さんのおかげということですね!スゴい!

そして、増井さんいわく、そんな「ニデック」の技術を結集した超小型モータがあるということで見せてもらうと…

スタッフ:これですか?モータですかこれ?

増井さん:はい、振動モータになります。一般的なモータといいますと、回転運動するようなモータがわかりやすいかと思うんすけども、こちらのモータは往復運動を行うような振動モータになります。

そう、この小さなモータの中で、磁石がすごいスピードで動くことで、ブーン、という振動が発生する。この振動、何に使われてるか、分かりますよね?

そう、スマホがブルブルとなる、バイブレーション!
実はそのもとになってるのが、「ニデック」の振動モータなんです。

中でも一番小さいのが長さ1センチ、横幅3ミリのこちら!実はこれ今、最も注目されているモータで。

例えば、手袋にこの振動モータを入れれば、モータの振動が手に伝わることで…

バーチャルの世界で、モノに触る、当たる、掴むといった触覚を錯覚させることができる。そんな技術を今、開発中なんだそう!まだまだ儲かりそう!

「ニデック」は…モータで…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:実は、バーチャルリアリティの世界って、視覚とか聴覚は、もう再現できるんです。最後に残されていた課題が触覚なんです。触ると完全再現ができる。

進藤さん:触覚技術のモータを使ったアイテムをお借りしてきました。

進藤さん:ペンの中にモータが内蔵されているそうです。

進藤さん:タブレットの映像に合わせて、手を動かしてもらいたいです。

加藤さん:デモ画面と一緒に手を動かすと、自分が空中に紙があって、その紙にボールペンで、線を引いてるような感覚になります。だから、紙に書いてる圧、ボールペンに圧が伝わってくる。指に伝わってくる。
進藤さん:ペンが震えてますよね?
加藤さん:震えてる。
進藤さん:ペンにモータが入ってることでできる効果ということです。
加藤さん:これ、スゴいよ!次の次の時代これだわ!

「りらいぶ」怪しすぎる健康シャツで年77億円!着るだけで筋力をサポートしてくれるって本当!?

CMでよく見るけどよくわからない会社! 続いては?

「腰のコリがヒドい皆さまコリコリ星に移住してください。
出川哲朗さん:え〜俺コリコリ星なんか行きたくない!
佐々木社長:じゃあこのシャツを着てください!

着る医療機器リライブシャツα!

出川哲朗さん:すげー曲がってる!地球に残れた〜!やばいよリライブ!

出川さんが謎のシャツを着たら、カラダが柔らかくなってしまうCM。明らかに、怪しい…。正直、マユツバもの…。これは、調査せねば!ということでやってきたのは…

CMを出していた、仙台市にある「りらいぶ」という会社へ。

佐々木社長:こんにちは、「株式会社りらいぶ」の佐々木貴史です。

あ!CMにも出ていたおじさん、なんと社長の佐々木さん。早速ですが、会社の売上げは、どのくらいなんですか?

佐々木社長:今年商77億円くらいです。来期は200億円くらいになるんじゃないか。
スタッフ:そんなにですか!
佐々木社長:そうなんですよ。

なんとも儲かってる!でもここは、聞くべきことを聞かなくては!

スタッフ:なんかめちゃくちゃ怪しい…。
佐々木社長:怪しいですよね!
スタッフ:社長もそれはわかってらっしゃる?
佐々木社長:もちろんです、はい。

じゃあ、そのアヤしいシャツとやらを、改めて見せてください!

佐々木社長:これがリライブシャツなんです。

出てきた、謎のリライブシャツは、ちょっと柄はついてますが、ポリエステル素材の普通のTシャツ。

佐々木社長:これを着るとですね、柔軟性とか筋力をサポートしてくれますし、そして肩や腰の凝りの改善が期待できます。

本当かな…ということでリアクションが薄い番組スタッフが体験!

まずは、リライブシャツなしで、前屈。

スタッフ:あ〜結構いかない…

指先は、床から25センチ上で、ストップ。

では、「リライブシャツ」を着てみましょう!あれ、服の上から着ても大丈夫なのかしら。

スタッフ:正直何も感じないです。
佐々木社長:あははは!そうなんですよ!

果たして!

スタッフ:なんとなく、イケてる気がする!

指先は、床から16センチ上。確かに、9センチほど、柔らかくなってるように見える!さらに佐々木社長いわく、筋肉のサポートにもなるとのことで…

佐々木社長:腕相撲しましょうか?

え?腕相撲!?

佐々木社長:せ〜の、強いですね。

佐々木社長:これをこうやって当てますね!
佐々木社長:せ〜の!

スタッフ:あ!あれ!?え!?なんですか!?
佐々木社長:こういうことなんです。

スゴいのか?社長に丸め込まれているのか?とまどいを隠せないディレクター。社長!なんでこんなことが起きてるんですか?

佐々木社長:これはですねこのように実は、鉱石が中にプリントされています。
スタッフ:確かに何かプリントされてますね!
佐々木社長:そうですね、はい。

この模様部分の塗料には、遠赤外線を放出するトルマリンなどの鉱石の粉が入っているのだとか。

佐々木社長:これがやっぱり大きいですね!
スタッフ:そうなんですか。
佐々木社長:もう儲かりの山ですね!

しかも、この鉱石を配合した模様は…

佐々木社長:東洋医学で言われるツボに沿ってこのプリントを配置しています。

佐々木社長:この場所が実は特許になっているんです!

そして、実際に、赤くなればなるほど血流がいいとされるサーモグラフィで見てみると…確かに、シャツを着ている方が、赤くなっています!

そんな、血流を促進し柔軟性や筋肉をサポートしてくれる「リライブシャツ」は、8800円。

他にも、鉱石をより強力にプリントし、コリの改善まで期待できる「リライブシャツα」や「リライブインナー」もラインナップ。

身体の柔軟性や筋肉をサポートしてくれるこちらのシャツ、カラダを酷使することが多い介護の現場で働く人や…

重い物を運んだりする、体力仕事の方に重宝されているんです! でも、このシャツ、最初からバカ売れだったわけじゃない!佐々木社長が初期の初期の「リライブシャツ」を完成させたのが、2018年!

当時は、今とは違いシャツにテーピングを縫い付けた商品。

社長は「これはイケるぞ!」と自信満々で展示会などに出展!ところが、ここでまさかの事態が!

佐々木社長:「ウワー!」って皆さん、言ってくれるんですね。ところが自分が売っても怪しまれると。

スゴいけど、怪しすぎるということで、バイヤーさんが全然買ってくれなかったんです。そこで!佐々木社長!ある思い切った作戦を考えました!

佐々木社長:それで考えたのがこれなんです!作業服を着て、普通のおじさんがそれを話していると。

そう!なるべく怪しくないようにするため、あえて、作業服を着た、人のよさそうなおじさん、つまり、社長が自分自身で、このシャツのプレゼンををやってみよう!という作戦!

そして、実際に自らがプレゼンするために1年前に初めて出た通販番組がこちら!

MC:「株式会社りらいぶ」代表佐々木貴史さんです。
林家正蔵さん:なんかスゴい優しそうで、優しいオジサンだなって感じです。

すると、この作戦が、大当たり!「リライブシャツ」がバカ売れし始めたのです!社長、スゴい!

「りらいぶ」は…「リライブシャツ」で…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん: ちょっと信用できないな。

進藤さん:実際に試してみましょう。まずは、着ないで、木の棒を持ってもらって、加藤さん、垂直に圧をかけてみてください。…倒れますよね。

「リライブシャツ」を着て再びやってみると…

加藤さん:あれ?全然倒れない!
ゆうちゃみさん:もっと力入れてやってくださいよ。
加藤さん:やってるよ。俺そういうウソとかやらないから!えーマジか!
ゆうちゃみさん:ガチです!
加藤さん:俺は全力ですよ。ウソついてない!過去に、割っちゃいけないガラス、ガーン!って割ったことあるくらいですから!

「アイダ設計」999万円で家が建てられる!?謎のハウスメーカーの秘密に迫る!

CMでよく見るけどよくわからない会社!続いては…
「999万円。何の値段?高くない?」

「999万円の家!?24坪3LDKで?」
「アイダ設計999万円の家!」

999万円の家?家が999万円って、ちょっとおかしい気がしますが、一体どういうことなのでしょうか?

やって来たのは、埼玉県の上尾市にある…

「アイダ設計」

お出迎え頂いたのは、「アイダ設計」の石井将さん!早速ですが、売上げはどれくらいなんですか?

石井さん:昨年度は578億円の売上げを出しまして。そこそこ頑張ってます!

こちらの「アイダ設計」さん、家の設計から建築、販売までてがけるハウスメーカーで…

建てた家の数は、なんと、昨年だけでおよそ3000棟!というから、スゴい!でも、なんでこんなに「アイダ設計」の家は売れるのでしょうか?そのヒミツはもちろん!

石井さん:「アイダ設計」はローコスト住宅を強みにしておりまして。

そう!「アイダ設計」の売りは、低価格!CMでもやっている24坪3LDKで、土地代は別ですが、999万円!という家のプランが絶好調!

しかも、この値段なのに、自由設計、つまり、オーダーメイドのおうちが作れちゃう!なんでそんなことができるのか!そして、実際、どんな家なのか!気になる!

とのことで、999万円の家と、ほぼ同等プランで建てた家を見せてもらうことに!

玄関を開けると、ちゃんと靴箱やクローゼットもあって…

そして、1階は16帖の広々としたリビング・ダイニングキッチン。

さらに、2階は、5帖から7帖の洋室が全部で3つも!

石井さん曰く、他のハウスメーカーだと1200万円前後はかかるというから、確かにお安いのかも。パッと見、安っぽいところはなさそうですが、でも、なんでこんなに安くできるのか?

そのヒミツは茨城県坂東市にあるこちらの施設にあるらしい。ここは一体?

石井さん:こちらは、木材を加工するプレカット工場になります。
スタッフ:プレカット工場?
石井さん:他のハウスメーカーはプレカットの加工を外部に委託しているのに対して…弊社はプレカット工場を自社で所有しておりますのでコスト削減に繋がっております。

こちらは、柱や梁など家を建てるのに必要な木材を現場に持って行く前に事前に切断・加工する工場。

その広さは、東京ドームほぼ1個分という巨大な工場で…

1日に約11棟分の木材を加工。大量にまとめてやるから安くできるし…

現場の大工さんは、現場で木材を測って切ったりせず、持ってきた材料を組み立てるだけだから、大幅に早く家が建てられる!結果、コストもダウン!

「アイダ設計」の創業者、會田貞光社長!

會田社長:安心して販売を伸ばせます!例えばどこかのプレカット工場頼んでて、加工が間に合わないなんて言われたら、工期遅れるわけですから!数やるのは自分の所で持ってないと安心できない。外に頼んで、約束破られたら終わりですから!

そして、999万円と安い家を実現できるヒミツは、「アイダ設計」のオフィスの中にも!

石井さん:こちらが、設計部になります。

そう!こちらは、「アイダ設計」の設計部。

実は、普通のハウスメーカーは、建物の見ためをよくするデザイン系の設計事務所と建物の安全性や、必要な壁の量など計算する構造系の設計事務所、それぞれに外注することが多い。ところが!設計部の藤巻貴洋さんによると…

藤巻さん:「アイダ設計」の場合は自社一貫でやっているので、「アイダ設計」の社員自らがデザインの設計もしますし、構造の設計もしますので。
スタッフ:藤牧さんは両方できるんですか?
藤巻さん:両方できます!
スタッフ:いわゆる構造計算ってやつと…
藤巻さん:デザインもそうですね。両方「アイダ設計」で学んできました。

そう!「アイダ設計」は、その名の通り、元々が設計事務所!だから、自社でデザインも構造計算もやる!その分、他の設計事務所さんに払う外注費はなし!

會田社長:自分のところでやってるんで、お客さんの理想通りの形には進みます!本当に、お客さんの言うままに図面作りますよ!

「アイダ設計」は…999万の家で…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:自由に設計できるんだね。この形って決まって999万円ではなくて。
ゆうちゃみさん:しかも、 デザイン丸投げじゃなくて自社でやってるからさらに理想に近づきますよね。
森永さん:やっぱり、999万円で家って言われると、おー!って思いますよね。
加藤さん:だから999万円と1000万円じゃ、全然違うもんね。1万円しか変わらないのに。
森永さん:そこらへんのセンスが素晴らしかったんだな。と思いますね。

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