お店の「ウラ機械」を大特集!やよい軒のご飯をふんわり盛り付けられるウラ機械!ドミノピザで待ち時間無しの出来立てピザを提供するウラ機械!
今回のがっちりマンデーは…
儲かりメニューを支える!お店の「ウラ」機械!!
全国の飲食チェーンや小売店から出てくる、
ヒット商品や、儲かりメニュー。
もちろんこれら、開発するのも大変ですが、
もっと大変なのは、お店のウラ側!
そこでしかできない、日々の儲かりメニューづくりにはきっと、そのための、すごいマシンがあるはず!
というわけで、
あちこちのお店のバックヤードに入ってみたら…
ありました!
儲かりメニューを支える、お店の「ウラ機械」が!
おふくろの味が人気の「やよい軒」
その定食をおいしくする謎マシン発見!
従業員が絶賛するマシンとは?
デリバリーピザ国内No.1の「ドミノピザ」
ピザを熱々にするヒミツは…
モニターの中に!?
儲かりメニューの縁の下の力持ち!
普段は見られない、お店のウラ機械に迫る30分です!
※以下、12月13日放送の書き起こしです。
やよい軒も導入!ご飯が美味しく盛り付けられる「ご飯盛り付け機」
儲かりメニューを支える、お店のウラ機械!
訪れたのは…
「やよい軒」
こちらのお店、人気の「生姜焼き定食」や
これからの時期によく出るという「すき焼き定食」など、とにかく「定食メニュー」が人気で、全国に300店舗以上を展開する人気チェーン店。その売上げは、年間300億円と儲かっています!
そのお店の奥には、美味しい「定食」を支える、大事なウラ機械があるという。それが…
こちら!
これはどういう機械なんでしょうか?
平出明広店長に伺いました。
平出店長:やよい軒銀座インズ店で使っている機械は「飯盛り達人3」という機械になります。
どう使うのか、実際に見てみてると…
器を置くだけでご飯が出てきました!結構、シンプルな機械ですが、店長いわく、この機能がとってもありがたいらしい。
平出店長:茶碗を置くだけで自動でご飯をふっくら盛ってくれるので、従業員からの評判もすごくいいです。
ごはんをきっちり同じ量、ふっくらとよそうのは、実は意外と難しいんです。お昼のピーク時に立て続けに定食を出すときにも、安定しておいしくよそってくれる「飯盛り達人3」は、定食のごはんの味を支える、かなりのウラ機械なんだとか。しかし、どうやってふっくらよそってくれるのでしょうか。
そのヒミツを探るべく、やってきたのは福岡県。この「飯盛り達人3」を作っている…
不二精機という会社へ。
青木社長:おはようございます。不二精機の青木です。
社長、自らお出迎え。早速ですが、儲かってますか?
青木社長:2018年から「飯盛り達人3」を販売しておりまして、売上げは、約4億円になります。がっちりです!
販売してわずか2年で売上4億円というから、すごい!改めて、そのよそう技を見せてもらうと…
青木社長:置くだけでご飯は180g盛り付けます。
何度やっても、180グラムのご飯をよそってくれる!
さらに、丼に変えると…今度は250gに!
器の重さを感知して、その器ごとに設定した量のご飯を出してくれる、という仕組みなんです。ボタンを押す必要もないので、置いたら…
たったの3秒で盛り付け!そして、この機械がいいのは、炊飯器の開け閉めがないということ。
おかげで、ごはんが冷めづらく、乾きづらい。いつでも炊き立てのような美味しさがキープできちゃう。
しかし、この「飯盛り達人3」一番のウリは…ご飯が「ふっくらよそえる」技!
人がご飯をよそうとなると、ついついしゃもじでご飯を押し付けて、ベタっとなったりしがち。
ところが、「飯盛り達人3」でよそうと、フワッ! やよい軒に来ていたお客さんにも聞いてみると…
お客さん:お米がふわふわですね。
納得のふんわり感!実はこのふんわりよそうのが、かなりの企業秘密らしいのですが、特別にマシンの中を見せてもらうと…
この、ご飯を送り出すローラー部分…
なぜか両サイドの回転スピードが違うんです!
社長、どういうことですか?
青木社長:左側が早く回転して右側をゆっくり回転させることで、空気を含ませながらパラパラと盛り付けることによって…
青木社長:人ではマネできないふっくらした盛り付け状態を提供することができます。
なるほど、だからちょうどいいふんわり具合になってる、というわけですね!
しかし、なんで不二精機さんには、こんなごはんをおいしく盛り付ける技術があるのでしょうか?
実は不二精機さん、もともとのビジネスが…
青木社長:約40年前からコンビニなどのおにぎりを作る機械を開発していました。
スタッフ:おにぎりの売上げはどれくらいなんですか?
青木社長:およそ40億円から50億円、おにぎりもがっちりでございます。
コンビニのおにぎりをにぎる機械の大手メーカー!
これまで40年間、いかにおにぎりを、つぶれないように、でも型崩れしないように、絶妙の力加減や握り方を研究してきた、その技をいかして、ごはんをふわっとよそう、飯盛り達人を開発したんだそう…。
不二精機は「飯盛り達人3」でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:おにぎりって、昔はギューとしてたじゃん、でもいつしか、ふわっとするようになったよね。
森永さん:不二精機っていうところはお米の扱いに関しては、トップなんですよ。
森永さん:スシローのシャリを作る機械も作ってるんです。
森永さん:お米だけじゃなくて、丸亀製麺の製麺機も作ってるんです。
加藤さん:無茶苦茶、儲かってるじゃないですか!
大手スーパーからも引っ張りだこ!野菜・果物なんでもカットできちゃうウラ機械!
続いて訪れたのは、千葉県にある…
スーパー「ナリタヤ食彩館」
スーパーといえば、美味しそうなお刺身が並ぶ、こちらの鮮魚コーナー。
こちらに並ぶ売れ筋商品「お刺身四点盛り」には、それを支えるウラ機械があるらしい。それが…
こちら!
結構シンプルな作りですが、これは何をする機械なんでしょうか?
店員さん:刺身のつまを作る機械で「つま一番」です。誰でも簡単に回すだけで、つまが作れるので便利な商品です。
実際に見せてもらうと…
あっという間に…
つまができていく!しかもツヤツヤ!スーパーでは、1日100パック以上作るお刺身に必ずつける「つま」。その、「つま」づくりを手作業でやるとかなり大変!
この「つま一番」は、スーパーの鮮魚コーナーには欠かせないウラ機械なんだとか!しかし、なぜこんなにキレイに簡単に「つま」ができるのでしょうか?
そのヒミツを探るべく、「つま一番」を作っているという…
千葉県の平野製作所へ。
平野社長:おはようございます。株式会社平野製作所の代表取締役平野里佳と申します。
女性社長の平野さん。早速ですが「つま一番」は、どのくらい売れているんですか?
平野社長:発売して40年で47万台以上売れていまして、国内シェアナンバー1をとっております。
スタッフ:自宅に持って帰って使ったりは?
平野社長:家に「つま一番」ありまして夕食に使ったりします。
そう、この「つま一番」、イオンやライフ、ヤオコーなど、あちこちの大手スーパーがこぞって使っているんです。人気の理由はやはり、その「できあがりの美しさ」らしいのですが、社長いわく、そのヒミツは…
この「ミゾ」。
平野社長:ネジが1ミリピッチで刻まれていまして、大根を挟んでハンドルを回すと、1ミリ間隔で大根を押し出すので、キレイに1ミリのつまが出来上がるようになってます。
そう、このらせんのミゾの幅が、ハンドル1回転でぴったり1ミリ大根を押し出すような精巧な構造になっているんです。だから、「つま一番」で作ったつまは、どこまでいっても必ず、太さが1ミリちょうど!
さらに、その刃は、一本一本、職人が手作りで調整してるんです。抜群の切れ味をだせるので、「つま」の表面のつやがいいのはもちろん、まっすぐ切ることで…
空気に触れる面が均一となり、普通よりも長く鮮度を保てる、というからすごい!
さて、「つま一番」でがっちりの平野製作所ですが、この会社のウラ機械はこれだけではなかったんです!会社の奥の小部屋に案内されると…
平野社長:弊社の商品は、これまで3000種類以上、世の中に出させていただいておりまして。
スタッフ:3000種類も出したんですか?
平野社長:はい。食材に合わせていろいろ増えていきました。
実は、平野制作所は、スーパーのウラ機械の宝庫!特に、食材を「切る」のが一番の得意技!
例えば、フルーツコーナーでよく見るこのパイナップル…
実はこれ…
平野製作所の製品…
「パインピラー」でカット!
さらにこれらの、キャベツや、かぼちゃを切るのも…
平野製作所の製品なんです。実際に使ってる現場の人からは…
店員さん:切れ味もすごく良くて、誰にでも簡単にできる機械だと思います。
店員さん:簡単に切れます
そして、そんな数ある平野製作所カッターの中でも、最高傑作との呼び声が高いのが…
こちらの「きゅうりカッター」!
きゅうりを切るというのはわかるんですが、何がそんなにすごいのでしょうか?
平野社長:きゅうりを縦に均等に分割するカッターになります。これも国内で言いますとおそらく90%以上のシェアを取らせて頂いてると思います。
実際に切ってもらうと…
きゅうりを穴に差し込んだら…
下から切れたきゅうりが!
結構、力のいる手作業ですが、きっちり縦に、6等分に切れています。
しかし、このきゅうりカッターがすごいのは、こんな感じの、曲ったきゅうりを切るとき。 結構、難しそうですが…
おみごと!ちゃんと均等になっています!
その秘密は、穴の周りにある八枚のバネ。
きゅうりが曲がって中心がずれると…バネがグイッと反発して、真ん中に戻してくれる。この仕組みによって、どんなに曲がったきゅうりでも、まっすぐ、均等に切れるんです!
スーパーの「切る」に欠かせないウラ機械を作り続けている平野製作所。平野社長、今後は世界展開も考えてるそうです!
平野製作所は食品をカットしてがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:野菜の中で機械が切るのが難しいのは何ですか?
平野社長:固すぎてまだカットできないのが、ココナッツの実です。刃が 敵わなくて、未だに量産はできてないですね。
待ち時間無し!ピザをアツアツ出来立てで渡すドミノピザのウラ機械!
続いて訪れたのは…
ドミノピザ・南馬込店。
ドミノピザといえば、今や全国に700店舗を展開する宅配ピザチェーン。その売上げが今、絶好調!営業部の石丸さんに話を伺いました。
石丸さん:昨年度ですと592億円を売り上げることができました。
ここ数年でグイグイ売上げを伸ばし、 2019年にはライバルチェーンを抜いて、業界1位になる絶好調っぷり。
実は、そんなドミノピザには、お店の売上げを支える大事な大事な「ウラ機械」があるらしいんですが…キッチンを覗いてみると…
ん?あのオーブン?
石丸さん:オーブンもとても大事なウラ機械なんですが、お客様の到着時間に合わせて焼きたてをお渡しできるウラ機械を作ることができました。
なんでも、その機械のおかげで、テイクアウトのピザを注文したお客さんが必ず、焼きたて熱々のピザを受け取れるらしい。
一体、どういうことなのでしょうか?
よくわからないので、番組スタッフが実際に注文してみることに。
AD堂本が、南馬込店から、徒歩20分くらいの馬込駅の前で注文。ドミノ・ピザは、スマホでアプリから注文できる、ということで…
AD堂本:受付完了になりました。
人気の「ドミノデラックス」Mサイズを1枚注文したところで、お店に取りに行き始めます。
一方、こちらはドミノの店内。
あれ?注文が完了したはずなのに、作りだす気配も、何の連絡もない。
しかし、歩き出してから5分…
モニターの画面表示が、変わった!
店員さん:今、オーダーが入ったので作り出します。
実はこのモニターが、お客さんに「熱々のピザ」を渡すことを可能にするウラ機械。このモニターの指示通りにピザを作り出せば、それだけでいいらしいのですが…
店員さん、トッピングしたピザをオーブンへ。
そして5分後…
ピザが焼き上がったので、箱に詰め完成。いつでも渡せる状態に。
早く着かないとピザが冷めちゃう…と、思ったその時!
AD堂本が店内へ。
店員さん:いらっしゃいませ
AD堂本:ピザ頼んだものなんですけど。堂本です。
店員さん:ちょうど焼き上がってますので少々お待ちください。
店員さん:こちらになります。
なんと、焼き上がりからたったの30秒!これは確かに、熱々です!
そう、このモニター、お客さんがお店に着くのとほぼ同時にピザが完成するように、作り出しを指示してくれるウラ機械なんです!しかし、なんでこんなことができるのでしょうか?
石丸さん:GPSの機能を使うことによって可能になりました。
どういうことかというと…
実は、スマホの専用アプリで注文をする際、今どこにいるかの情報がドミノのマシンに送られる!すると、ドミノのプログラムがお店までの経路と到着時間を計算。
そこから、どのタイミングで作り始めれば、お客さんの到着と、ピザの完成が同時になるかを逆算して、その地点をお客さんが通過したら作り始めを知らせるんです。
車などで取りに来るときも、注文のときに移動手段を選択する、というのがあるので、ちゃんとその移動スピードを考えて、それぞれにあった到着時間を算出してくれる細かさ!ピザは冷めるのが一番ダメ。熱々が、おいしさにとって最大のポイント、ということで、ドミノピザはとにかく、このぴったりタイミングでのお渡しにこだわっているらしい。
このウラ機械の活躍で、ドミノピザはもちろん…がっちり!
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