今、「庭」がとにかくアツい!儲かる「庭」ビジネス最前線!竹垣を1番作ってる会社!家の屋根に庭を作る会社!を直撃取材!
今回のがっちりマンデーは…儲かる「庭ビジネス!」
おうち時間の増加。
なかなか外に出れないけど、
ちょっとでも自然にふれていたい!
ということで、注目されているのが…「お庭!」
ホームセンターや通販では、庭グッズの売上が絶好調!
「庭いじり」や、「庭DIY」、「ベランダガーデニング」など、
お庭関連のビジネスがいま、グイグイ儲かっている!
今回は、そんな激アツ業界の中でも、
特にアツい儲かり会社に密着!
日本の庭に欠かせない「竹垣」を、
1番作ってる会社に潜入!
すると、竹垣に関する衝撃の事実が…
和風庭園の象徴「竹垣」その驚きの製法とは!?
とにかく今、庭でハーブがスゴい!
「アップルミント」「ルッコラ」…
大人気ハーブ!その驚きの作り方とは…
今回は、身近だけど知らない!?
庭業界の儲かりの秘密に迫ります!
※以下、11月22日放送の書き起こしです。
ハーブがバカ売れ中!150種類作っているハーブ農場を直撃!
今、空前の庭ブームを受けて、庭に植える様々な草花が売れている!
ホームセンターを見てみると、
いろんな種類の「サボテン」や…
「イチゴ」が結構、人気!しかし、中でも特に売り上げを伸ばしている草花があるという。それが…
店員さん:こちらのハーブになります。
そう「ハーブ」
お客さん:今日は「アップルミント」と「ルッコラ」
こちらのホームセンターでは、昨年に比べ売上げがおよそ2倍になっているというからすごい!
そんなハーブで今、かなり儲かっているところがある、とのことで、埼玉県久喜市へ。
豚のハーブーが目印の、ハーブ農場「ポタジェガーデン」
こちら、東京ドーム3.5倍の広さに、ハーブを育てるハウスをおよそ130棟も持つ日本最大級のハーブ農園!
農園長の平田さんに話を伺いました。
スタッフ:ハーブって結構、売れてるんですか?
平田さん:おかげさまでがっちりです!
スタッフ:売上ってどれくらいなんですか?
平田さん:全体で6億円くらい…
スタッフ:6億!?
平田さん:結構大きい方だと思います。
ハーブだけで6億円というのは、かなりの売上!でも、ここポタジェガーデンのハーブは、なぜそんなに売れているのでしょうか?
平田さん:年間通して150種類くらい作ってるんで。
スタッフ:そんなに作ってるんですか?
平田さん:そうですね。
そう、ハーブと一言でいっても、その種類はやたら多い!!数多いハーブを150種類も揃えているのが、ポタジェガーデン人気の秘密。
平田さん:これはカレープラントです、匂いを嗅ぐとカレーの匂いがします。
スタッフ:すごい!カレーのニオイしますね!
平田さん:ガーデニングすると、シルバーなので庭のアクセントになるんですよ。そういった面で使う方も結構いらっしゃいます。
他にも酸っぱいハーブや、床屋さんの香りがするハーブなど様々な種類のハーブが!
でも、1つの農園で150種類も育てるのは、かなり難しい!特にハーブは地中海生まれなので、日本で作る時に最も大変なのが「湿気」。
平田さん:日本はジメジメしているんで、海外で出ない病気が出てしまいます。
そこで、ポタジェガーデンではハーブ同士の風通しを良くするため、ハーブの種類ごとに植える間隔を決めてるんです。
例えばバジルなら60cm、イタリアンパセリなら30cmなど、かなり細かい!しかも、ハーブによっては季節により間隔も変わるというから大変!
平田さん:最初は株間を30センチの密縮でやってて途中で枯れちゃったよってなって、途中からは株間を1メートルとか今は株間2メートルで作ってますけど、そういうので試行錯誤しながら行っています。
さて、そんなポタジェガーデンですが、細かいハーブづくりのこだわり以外に、売るための工夫も余念がない。そのための秘密兵器が…
ハーブ初心者向けのお試し「ハーブ寄せ植えセット」
平田さん:初心者の人はよくわからないので、こういったうちのオススメセットを買います。で、ある程度慣れてくると、私これ大好き、私これ大嫌いっていうのがありますので、選んで自分のオリジナルのハーブセットを作りたいとなります。
平田さん:このセットを購入の方の場合、ペパーミント大好きなんでペパーミントだけ6個入ってます!
実は、この6種類のハーブの組合せ方にもノウハウが!
平田さん:結構、ハーブは相性があるんですよ。
平田さん:例えばミント系、これは水が大好きなハーブ。なのでこの2つは組み合わせることが可能です。
平田さん:逆に、ローズマリーとタイムは乾燥を好むハーブなので、水が大好きなハーブと乾燥を好むハーブを一緒に混ぜちゃうと、水が多すぎると、水が好きなハーブが元気になって、乾燥を好むハーブが枯れてしまう。水が少ないと逆のことが起きます。
そう、育つ環境が全然違うハーブを一緒に入れると、水のやり方次第で、どちらかが枯れてしまうので、特性がわからないと、同じ鉢では育てにくい!
でも、ポタジェガーデンの寄せ植えセットは、似たハーブをプロが
組み合わせているので初心者でも安心、というわけなんです!
この寄せ植えセットなどの通販の売上げは、去年の4月がおよそ15万円だったのに対し、今年の4月はおよそ830万円と、大幅にUP!5月にはおよそ1200万円に!と絶好調!
ポタジェガーデンは、ハーブで、がっちり!!
衝撃事実!実は日本の竹垣の80%が”人工の竹”!
続いて、やってきたのは、和歌山県海南市にある…
「タカショー」という会社
かなり広々としたオフィスで、これは儲かってそうな予感が!
社長室を覗いてみると…
社長室中が書類と植物まみれという、タカショーの高岡伸夫社長。
高岡社長:多分ガーデニング業界でタカショー知らない人は、いらっしゃらないような気がします。みんな知っていると思います。
実はこちらのタカショー、ホームセンター用から、造園業者さんが使うプロ用まで、様々な「庭用品」を作っている業界最大手メーカー!最近の売れ筋を聞いてみると…
高岡社長:こちらがベジトラグです。
なんと、売れすぎて、2年先まで受注が追いつかないというプランター「ベジトラグ」
1万円以上するものの、販売数はおよそ25万台!
高岡社長:実は下が開いていて、少し通風性が良くなって、ものすごく心地よく植物が育つので大体、倍くらい育ちますね。
他にも、販売2年で3万台を売上げた、庭の木を下から神秘的に照らしてくれるライト「木のひかり」セットや、
累計700万枚と夏にバカ売れしている日除け「クールシェード」など、確かにどれも売れてる!
スタッフ:売上げってどれくらいなんですか?
高岡社長:今、170億円ですね。がっちり儲かっています!
そんな庭業界の儲かり企業・タカショーには、イチオシのベストセラー商品があるらしい!それが…
高岡社長:ぜひ見ていただきたい我々のメイン商品ですね。
そこに出てきたのは…
ん、竹垣?
見た感じ、わりとよく見かける感じのものですが…実は、タカショーの竹垣には、ある大きな秘密があるんです。
スタッフ:そうですね、味わいがありますね!
高岡社長:そうなんです。これはね…プラスチックなんです。
スタッフ:えっ!?どういうことですか?
高岡社長:これがですね、人工の竹なんですね。
スタッフ:本物じゃないんですか!?
高岡社長:本物じゃないです。
スタッフ:竹のイミテーションって需要あるんですか?
高岡社長:イミテーションと言わずに人工の竹と呼んで欲しいんですけど。
そう、タカショーの看板商品は、この人工の竹。その名も「エバーバンブー」。でも「人工の竹」が、そんなに売れるんでしょうか?
高岡社長:やっぱり色が変わらない竹、腐らない竹が欲しいということで大体いま日本の竹垣は8割くらい人工だと思います。
スタッフ:そうなんですか!
高岡社長によると、腐らず色も変わらないので、おうちの庭はもちろん、ホテルや温泉をはじめ、日本中のあちこちで見かける竹垣のうち、およそ8割は人工の竹を使ってる!しかも…
高岡社長:正式にはあれですが…大体半分から7割近くは、タカショーの商品だと思います。
8割のうちの7割ということは…計算すると、日本国内の竹垣のおよそ半分は、「タカショー」の人工竹ってことに!スゴい!
スタッフ:人工の竹垣ってどんなところで使われています?
高岡社長:例えばホテルの人気1番の『加賀屋』さん。箱根の方行ったら『小涌園』さんとか、それから『八芳園』さんとかそういうところで使われています。
そう、『加賀屋』さんも!
『小涌園』さんも!
なんと、『八芳園』さんも、タカショーの竹垣!
しかし、どうして名だたる庭でこんなに使われているんでしょうか?
高岡社長:我々は本物以上に本物でないとダメだって言う。人工が本物以下だったらそれはただのイミテーションです。
では、タカショーの「人工の竹」はどうやって作られているのでしょうか?
徳島県にある製造工場へ。
高岡社長:これが人工の竹の基本材料になります。特殊な強化樹脂を使っています。この樹脂を型に合わせて成形していきます。
スタッフ:型があるんですか?
高岡社長:あります。タカショーの命です。
スタッフ:本物の竹の型って見せてもらえます?
高岡社長:特別に。
ということで、タカショーの命、ウン百億を稼いできた人工の竹型を見せてもらいましょう!
こちらが、他社が真似できないという「人工の竹」の元型。
スタッフ:本物の竹から型作るんですか?
高岡社長:本物から取らないと人工ってわかるんで、天然の竹を探して、そこから型をとっています。
社長いわく、2年がかりで京都の山奥でみつけた、竹垣にふさわしい竹を、これまた京都の銀閣寺の竹垣と同じになるように並べて…
精巧に写し取ったシリコン製の型を作り…
こちらの真空成形器というマシンの底に設置。
特殊なプラスチック板を鉄板の上に乗せ、上下からおよそ400度で熱したところで下から型をプレス!冷却して熱を取れば…
人工の竹垣のボードに!
よく見ると…ちゃんと筋もついてます!
高岡社長:竹の幅がまず違うんですね。隙間も違うし。
そして仕上げは、地元の漆職人さんが手作業で人工の竹に「色」や、「汚し」をつけていきます。
職人さん:できるだけ同じように塗料を吹いて、なおかつ、同じにならないようにする。
こうして、本物以上だというタカショーの人工の竹垣が完成!まさに、天然にも負けない、こだわりの逸品です!
スタッフ:ここにたどり着くまでにどれくらいかかったんですか?
高岡社長:これはもう15年以上かかっていますね。
タカショーは人工の竹でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
進藤さん:タカショーさん、竹の次は「木」ということで…
森永さん:実はマーケットとしては竹って30億円ぐらいなんですけど、木の方だと 3000億円なんです。
加藤さん:あ、凸凹してる。触った感覚、木だなってわかる。
社長:中はアルミになってます。本物の名栗の木から撮影してやるんです。
加藤さん:どっちがどっちかわかんなくなってきますね。
他社では作れない、家の屋根に庭を作っちゃう会社に直撃取材!
続いてやってきたのは、福岡県福岡市にある…
「栄住産業」
庭で儲かってるということで、営業の原口さんに話を伺いました。
原口さん:はい、庭で儲かっています。
スタッフ:売上どれくらいなんですか?
原口さん:45億円です。
スタッフ:45億円!?
原口さん:おそらくうちみたいな庭で儲かっている会社は、他にないと思いますし、間違いなくオンリーワンです!
なんでも、他社では作れない独自の庭を作って儲かっているという栄住産業さん。一体どんな庭なのでしょうか?早速、その庭があるおうちを見せていただくことに。
原口さん:今日はよろしくお願いします。
渡邊さん:お願いします。
こちらの渡邊さんのお宅に「儲かる庭」があるそうなんですが…
原口さん:ではお庭の方に失礼します。
すると…
スタッフ:2階行くんですか?
原口さん:はい、2階です。
なぜか2階へあがる原口さん!
スタッフ:庭に行くんですよね?
原口さん:庭に行きます。
スタッフ:えっ!?すごい!?庭があるじゃないですか!
確かに、2階から外にでると、そこになぜか小さなお庭が!
実は栄住産業は、本来は屋根になるような場所を…
こんな感じや…
こんな感じに!お庭にしてくれる会社!
工務店が家を作るときに、屋根部分を庭にする、というのを請け負っているんです!
土地があまりない小さなお家でも庭が持てるということで、栄住産業が屋根を庭にしてきたお宅の数は、なんと日本全国で1万5000軒!一軒あたりの工賃は平均で200万円と、なかなかのビッグビジネスです!
みなさん「屋根庭」生活を楽しんでいるようですが、屋根を庭にするのはけっこう大変。あちこちに、栄住産業のノウハウが…。
渡邊さん:土とかも乗るんで重さが…
そう!まず庭を作るということは、土を入れて…
芝生や草木を植え、水をまく。つまり普通の屋根よりも重くなる!だから…
原口さん:この土の重さも、通常の土の半分程度の重さの軽量の土を使っています。
庭の重みで天井が抜けないように、特殊な「軽い土」や、軽いけど丈夫な屋上専用タイルなどを使用してるんです。
そしてもうひとつ大事なのが、「水もれ」対策!庭に、土を入れて水をやるとなると、水がじわじわしみだしてくるので結構心配ですが…
原口さん:絶対に水漏れしません。
スタッフ:木造でもですか?
原口さん:木造でも大丈夫です。
やけに自信満々な原口さんによると、屋根の雨漏りや水もれの多くは、屋根と土台を固定する「釘」や「ボルト」が劣化し、そこの穴から水が入ってきてしまうから。
そこで、栄住産業は考えた!「だったら、釘を使わなきゃいいんだ」!
確かに、タイルを剥がしても、釘やボルトが見当たらない。一体どうなっているのでしょうか?
原口さん:実はこの様な金属板を使っています。
スタッフ:金属板!?
出てきたのは何やら、特殊な形をした金属板
原口さん:この金属板をしっかり設置してそれから土台を乗せて、さらにそれに蓋をする様に金属板を設置する。
そう!このように細長い金属の板を、互い違いにはめ込んでいくことで、釘やボルトを使わず、穴を空けずに、大きな庭の土台を作ることができるということらしい!
さらに、栄住産業の屋根庭には、こんな秘密が!
わかりますか?
原口さん:このお庭自体が、平らに見えるんですけれども、実はよく見ると、微妙に約3度、こちらの方向に勾配がついています。
スタッフ:あっ傾いているんですか!?
原口さん:傾いてます!
スタッフ:傾いている感じ全然しないですね。
原口さん:全くしないですよね!
そう、気にならない程度にかすかに庭全体が傾いているので、土台までしみこんだ水も排水口に流れて安心!
とここで、おうちに庭が欲しくなったディレクターから、素朴な疑問が。
スタッフ:屋根に庭を作るのは新築じゃないとできない?
原口さん:いえ、リフォームでもできますよ
スタッフ:できるんですか!?
原口さん:リフォームの場合は、屋根の部分をくりぬく必要があります。
スタッフ:くりぬくんですか!?
原口さん:キレイにくりぬいて、しっかり平らになるように仕上げて…
そしてしっかり基準をクリアするような補強を入れて、
しっかりと床面をかためてから、お庭づくりをしていくという形ですね。
そう、リフォームでもやればできる!
気になる費用ですが、リフォームだと都内15坪で300万円から、が大体の相場。
そしてこの屋根庭、住んでいる地域によっては緑化助成金が最大500万円出たりと、場合によってはかなりお得!
なので、「屋根を庭にするお宅の数は、この15年で
およそ60倍!年に2000軒以上と、ますます増えているんです!
栄住産業は、屋根に庭を作って、がっちり!!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:芝って難しいですよね。
森永さん:日当たりが凄く良くなるので、今度、水をやらないといけない。普通の所よりも頻繁に水をやんなきゃいけないので…
森永さん:そういう水やりの設備とかもあるんです。
加藤さん:芝って難しいイメージがあるんですが。
原口さん:メンテナンスがすごく気になるお客様にとっては、今は半数以上が人工の芝であったり、人工木を用いています。
加藤さん:なるほど。
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