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异常的世界への扉⑱~カップル喫茶大部屋へ編~

「喫茶」とは言っても、「カップル喫茶」の場合は、店から出される飲食物よりも、きっと店の中で来店者によって作り上げられる刺激を求めて来るのだろう。

店内の灯りは、お洒落なバーよりも少し暗めで、恥ずかしがる女性に配慮されている。
席を移動した私たちの右横には、カップルさんがいて、私たちの接近を喜んで彼氏さんはこちらを意識しているようだが、彼女さんは恥ずかしがって固まっているようであった。
斜め前にもカップルさんがいて、カーテンの下の方から二人が絡んでいる様子が少し見えている。
両方とも、女性は恥ずかしそうに、ランジェリーは外さず、顔も隠していてよく見えなかったが、スタイルは良さそうな感じで有った。
男性陣は積極的で、隣の男性はこちらを覗いて『綺麗…☆』と呟いたり(男性が話しかけるのは店のルールでNG)、向かいの男性は、カーテンの下から必死に覗こうという感じで、こちらを見ているアピールをしていた。
しかし、あちらも同じくらい見せてくれないと、こちらも大胆にはできず…
結局あまり進展の無いまま、隣のカップルさんは退店していった(彼女さんの理解と同意がしっかり得られていなかったのだろう…)。
それ以降、他のカップルさんの入店が無く向かいのカップルさんも彼女さんの動きがほとんど無かったので、さすがに刺激が無くなり、彼女に大部屋を覗いてきてもらうようにお願いすると、彼女はそっと覗いてきてくれた。
すると、大部屋には、絡んでこそいないが沢山のカップルさんがいることがわかった。

しばらくは彼女も、その数の多さに踏み切れていなかったのだが、知らない人しかいないのと、特にカップル同士が絡んでいないようなので、変に絡まれなさそうなことを伝えて説得した。最後に、『美しい君をみんなに見せて自慢したい』という想いを伝えると、彼女も勇気が出てきたようだった。
ちょうど一組が大部屋から出てきたので、入れ替わるように二人で大部屋に入った。

そこは、中の広さは10畳以上は有る広い感じで、そのスペースを遮る壁やカーテンは全く無いフラットな空間だった。照明は先程の個室に比べると明るめで、周りにソファーが並べられ、床には一面に布団が敷き詰められていた。
ソファーの脇には大量のコンドームが…
これは、たっぷりここで絡んでくださいというメッセージなのだろうか。

確かに、入り口近くではその床の場所で彼女の上に覆い被さり、抱き合っている若いカップルもいた。
とりあえず、私たちはお邪魔をしないように、そっと奥に進むと、ちょうど部屋全体を見渡せる位置でど真ん中の席が空いていた。きっと先程のカップルがいて、空いた所では?と思えるほどの特等席だった。

迷わずそこに二人で座ると、とりあえず、彼女は恥ずかしがったので、抱きしめて落ち着かせた。
周りを見渡すと、みんな彼女と抱き合いながらも、周りを伺っている感じのカップルと、二人の世界にどっぷりと浸っているカップルがいたが、特にカップル同士で絡んでいる所は無いようだった。
いつもそうなのかは不明だが、きっと同意を得たカップル同士はソファーから離れて、この真ん中の布団の所で絡むのだろう事が想像できた。
個別ブースに比べると周りの様子は丸わかりで、ここで彼女に挿入するのはなかなか勇気が要りそうだったが、周りの盛り上がり次第ではできそうな気がしていた。

なんとなく、カップル同士の動きの無い中で、新しい私達が雰囲気を変えてくれるのを期待しているような感じも受けていた。
そこで、彼女を他のカップルさんの方に向け、後ろから抱いて座らせた。
脚を広げて、閉じられないように足でロックすると、彼女は少し声を出して恥ずかしがる。
しかし、そのリアクションが余計に周りの注目を集めて行く…。
明らかに、私の彼女のスレンダーなスタイルと、セミロングの巻き髪は、目立っていた。
男なら、もちろん、彼女に目を奪われるだろうと思ったが、男性はみんなこちらに意識を向けていた。
私は、恥ずかしがる彼女のキャミソールの下のブラだけ外した。
男性達が、彼女がノーブラになった事に興奮し、その乳房の形が見えそうな事に期待している目線を感じた。
『みんな君を見ているよ…』
恥ずかしがりながらも、自分が注目を浴びている優越感に彼女が浸り始めているのがわかった。
この絶好の位置取りと、彼女が自然に放つオーラが、この先彼女がこの部屋の主役になることを予感させた。


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