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自身のEVOの戦績をかんたんに振り返ってみる【今月のフリーテーマ】
僕が大好きな、そしてはじめて本気で取り組んだ格闘ゲーム『ストリートファイターV』(以下、ストV)。先日、ファイナルシーズンとなるシーズンVの情報が公式サイト・ブログに掲載されました。詳細については続報を待て!という状態でしたが、それを目にした僕は「また新キャラ増える!」といううれしさや期待と同時に、「ファイナルか……」と、なんだか寂しい気持ちにもなっておりました。今後もストVがなくなるってことはないでしょうし、前作の3rdやウルIVのように長く遊ばれるタイトルになるのでしょう。大きな大会のタイトルに挙がるとは思いますが、それがメイントーナメントとしてなのかサブトーナメントとしてなのかは、おそらく次作のストVIがどのタイミングで発売されるかにかかっているのかもしれません。
そんなファイナルシーズンを迎えるストVにちなんで、僕自身ストVでの大会戦績をすこし振り返ってみたくなったので、ゲームライターマガジンの場を借りてやってみようかと思います。
(※本記事は全文無料で読めます!)
・EVO 2017
僕がはじめての単独での海外経験&大きめな大会に参加した記念すべきEVO 2017。このときの順位は2625人中513位タイでした。あの頃はまだ勝手もわからずせっかく参加するのだから!という気持ちで、ストV以外のタイトルが2つ。計3つの種目にエントリーしておりましたが、連戦により体力を持っていかれることにあとから気づくという。
一日目の第一プール、ルーザーズファイナルで敗北をした僕は、ともに参加していた師匠の前でボロ泣きしていたのを思い出します。しかし、この経験がなかったら僕はいまゲームライターになってないといっても過言ではないので、あの悔しさは必要なことだったんだなとも、いまではよく思いますね。
・EVO JAPAN 2018
次年1月下旬に開催されたEVO JAPAN 2018は池袋で開催されました。日本にて行われる初のEVOシリーズでしたが、メインタイトル以外にもさまざまなゲームトーナメントが行われており、格ゲーの友人たちと一緒に参加した思い出があります。今回まとめたように、僕の大きな大会参加経験のほとんどはEVOです。オフラインイベントなどで行われる大会はいくつか参加したことはありますが、戦績は正直鳴かず飛ばずでした……!でもそのおかげで、大会への緊張感を知ることはできましたね。
ちなみに、ここで僕はオフラインであの梅原大吾さんと戦うことになりました。よく配信も見ていた大好きなプロゲーマーとの試合もあって、普段の緊張よりも何倍増しでしたし、いつもの動きはまったくできず様子見をしている間に一方的にやられてしまいましたが、プロゲーマーとの対決という貴重な経験をすることができて、よりストVへのモチベーションが高まった大会でした。
【#EVOJapan】EVO Japan初日終了。熱気あふれる会場、熱狂的に盛り上がったサイドトーナメントなど見どころいっぱいでした。また明日お会いしましょう #EVOレポ⚡️ #evojapan2018
— Red Bull Gaming JP (@RedBullGamingJP) January 26, 2018
📸: @Vexanie pic.twitter.com/krFTurofSp
・EVO 2018
ゲームライターとなってからはじめての本場EVO。昨年から順位は少し上がって、2499人中433位タイに。試合としても、個人的名試合が多発しておりました。なかでもウィナーズの最後の方で戦ったアレックス使いとの激闘は悔しさもありますが、戦って楽しかった気持ちがすごかった!また戦いたいと思いながら、対アレックス戦を詰めた時期がありました。
このときはお仕事も兼ねていたので、IGN JAPANの編集部メンバーとともにブースを回ったり試遊をして記事を書いたり、感想ビデオを収録したりといそがしいそがしな日々。なんだかんだで大会に参加しながら記事を書くのはEVO JAPAN 2018以来二度目でしたが、このときから少しずつ慣れていった気がします。場所は違えども編集部メンバーと大会を観戦できたのは本当に楽しかったなあ。
・EVO JAPAN 2019
EVO JAPAN 2019は福岡・博多で開催され、お仕事も兼ねて参加した大会でした。開場から最終日閉場まで、試遊レポートやインタビューなどほぼフル稼働していたのを思い出します。このときの戦績を参照しようとしたのですが、トーナメントサイトでログが確認できず残念……(代わりに会場写真を載せておきます。) プールは抜けていなかったはずなので、これまでの大会戦績とあまり変わらずかと。
ただ、この時期多めの頻度で遊びに行っていたゲームバー「ウサギヤ」さんでよく戦っていたメンバーの方とトーナメントで当たったのは覚えています。普段は煽り合いながらも和気あいあいとゲームをする楽しいメンバーですが、ひとたび大会で会ったら敵同士&相手を潰すほどの本気で戦い合えるっていうのは、やっぱり燃えますよね。苦しいながらも善戦できたのが、とてもうれしかったEVO JAPAN 2019でした。
・EVO 2019
EVO 2017とほぼ同じ順位に落ち着いた2019年。1951人中の513位タイです。このときははじめて完全ソロでの海外でしたね。楽しみでもあり不安でもありましたが、この経験で海外旅行への耐性がついたといいますか、「俺一人で海外行けるんじゃん!」と自信がついた大会でした。英語は変わらず相手の言っていることはわかりますが、自分からしゃべるのは苦手。ですが、英語環境に無理矢理にでも身を置くことで、どうにかして会話できるようになっていくのは身を持って知りましたね。現に同じトーナメントにいた方や、試遊のスタッフさん、レストランやホテルのフロントさんなどさまざまな場面でなんとかコミュニケーションが取れていたので、こうした自分から別環境に飛び込む勇気は大切だなあとしみじみ思い返します。
大会日程中は食べすぎで(美味しいものばかりなのがいけない)お腹にあたったのか、めちゃくちゃに体調不良で死んでおりました…… ですが、プロゲーマーの方とも対戦する機会があったり、期せずしてプロゲーマーのご家族が配信なさっているところに顔を出すことがあったりと、プレイヤーとしてもゲームライターとしても大きく宣伝できた大会だったので、これまた良き経験でしたね。(この場を借りまして……akikiさん、ありがとうございました!)
・EVO JAPAN 2020
そして直近のEVO JAPAN 2020では、歴代参加のなかで一番高い戦績を記録しました、1471人中129位タイ。大きな大会ではじめてウィナーズでプールを抜けることができました。しかし、試合の内容に関してものすごく後悔があり、うれしさよりも悔しさが勝った日。あと一試合勝てば、初の2桁順位だった分、余計に悔しさがこみ上げていました。まだまだ勉強が足りないな、と自覚させられた大会ですね。ただ、このときはめちゃくちゃお仕事モードな緊張感もあってからか、試合中はそこまで緊張もせず自分らしく戦えた気がします。自分では気付かないうちに大会場馴れしていっているのかもしれません。緊張しすぎさえしなければいい感じに勝てる、今後の戦いに活かしていきたい点のひとつです。
こうして振り返ってみると、なんだかんだで少しずつ順位は上がっているんだなあ…… ファイナルシーズンの一報を受けて生まれた寂しい気持ちはきっと、成績としては大きく目立ったものはなかったものの、着実に頑張ってきたからこそ出てきたものなのだろうな、と振り返ってみて感じます。ここまで本気で取り組んだゲームはこのストVがはじめてですからね。
ストVファイナルシーズンが新キャラ・ステージ・ゲームバランスなどどういった内容になるかはまだわかりませんが、今までと変わらず楽しみながら練習していこうと思います。そして今年はEVO 2020自体中止になってしまいましたが、来年以降この現状が落ち着き次第またEVOに参加したいです。海外経験をより豊かにすると同時に、本家EVOでもプールウィナーズ抜けを目指す!がんばります!
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