1本のfilmを少しずつ撮っていくのは
1962年発売の YASHICA MINISTER 2。
同い年のカメラのお話です。
還暦のカメラとしてはレンズの状態も良く、セレン光電池式露出計も元気なのですが、レンジファインダーはやや薄め。じっと息を詰めてピントを合わせるので1枚撮るたびに、はあはあと苦しくなります(笑)
そんなわけで、36枚撮りのフィルムだとだいたい1〜2ヶ月かかって撮り切るペースになります。どんな写真になるかは以前にも記事にしましたのでご笑覧下さい。(→ YASHICA MINISTER2 の絵が好き)
さて、このペースで撮ると、写真屋さんに現像に出す頃には、「何が写ってるかな?」ということもよくあります。1本のフィルムを少しずつ時間をかけて撮っていくのは、そしてそれを現像に出すのは……
庭の隅に埋めたタイムカプセルを掘り出して開く……みたいな感覚になります。これがまた楽しいのです。昭和なみなさん、埋めませんでしたか?ブリキの空き缶などにいろいろ詰め込んで(笑)
現像は、CDに高画質モードで焼き付けてもらいます。サムネイルプリントを添えてくれますが、家に帰ってCDをセットして読み出すときのわくわく感!
そしてこんなに綺麗に写っているのを見ると、「わぁ!」っと感動して、もっともっと連れ出してあげたいなあと思うのです。
ちなみにこれらの写真のフィルムはどれも、FUJICOLOR C200 です。
大好きなのですが廃番なんですよね。このあいだまでオークションサイトに期限切れが出ていましたが、今はそれもなかなか出てきませんね。復活させてくれないかなあ。