Konica3A と Yashica Minister2
小西六から1958年に発売の Konica ⅢA をお迎えしました。前から気になっていたけれど、迷ってそのままになってたのですが、良い状態の個体が革ケース付きで出てたのでついよろめきました。笑
うちにはもともと1962年発売の Yashica Minister2がいました。私のnoteで何度か取り上げているカメラで、私と同い年なのに呼ばれて買ったカメラです。実に味のある描写をします。東京カメラ工房さんでフルメンテナンスをお願いした結果、二重像はやや薄いですが、ダイヤルもスムーズに回るようになり、時々連れ出して使ってるカメラです。
どちらもLV(Light Value)機構で露出を設定するタイプのコンパクトカメラです。発売当時としてはかなりの高級機だったようです。
LV機構についての詳しい説明は過去記事に譲って、ひとまず、実写を掲載します。
まずはMinister2です。
さすが富岡光学製との噂もあるレンズ。よく写ります。
次にⅢAです。
いかにもオールドカメラらしい描写です。
Minister2の1枚目とⅢAの3枚目が同じ場所なので比べやすいですね。
Minister2は一度分解整備してますから、これが実力差とは言えません。むしろブライトフレームはⅢAの方が圧倒的に明るいのでピントは合わせやすいのです。これも元々の性能差というより、個体の現状差です。
ちなみにMinister2には適正LVがわかるセレン式露出計が付いてますが、ⅢAには付いてないので、この日はMinister2で計測した露出をセットしました。
ⅢAはファインダー内のブライトフレームが、距離に応じて動くのが当時としては画期的で、生きてるファインダーと呼ばれたそうですが、後発のMinister2も当然その機能は実装されてます。どんな仕組みなんでしょうね。