レイクス日記(2)2024~25のロスターが決まりました
B2優勝の原動力となった主力メンバーがごっそり抜けた滋賀レイクス。
選手の頻繁な出入りはBリーグではよくある景色のようだけど、歴浅ブースターには中々辛い洗礼でありました。
しかし、当然の事ながら、別れがあれば新たな出会いもあり。小出しにされる情報に翻弄されながらも、発表をワクワク待つ楽しい日々を経て、ようやく13人のロスターが確定したのでした。
以下、Bリーグ観戦を始めて1年ちょっとの蒙昧ブースターが、無知を隠さず己が感じたままに綴る、新規選手の第一印象と、残留選手への感想文です。的外れや、鼻に付く部分はご容赦いただければ…
(2)マーキース・カミングス
データで見るキャリア、経歴は申し分なし。性格も、公式によればレイクス向きらしく嬉しい限り。ベテランとして年齢の心配はあるけれど、例えば格闘技やプロレスでは脂の乗ったバリバリの世代であるし、昨シーズンのJBの活躍を知っている身には、期待しかないのです。ダンクは見たいけど、何よりケガなく1年頑張ってくれますように。
(6)岡田泰希
私自身、昨シーズンはB2を追うので精一杯だったので、B1にどんなチームがあるのか、どんな選手がいるのか、ほとんど知りません。なので岡田選手については、全くの第一印象と直感に依るしかないのです。というわけで第一印象。「柏倉キャプテン味がある!」。「似てる」とは少し違うのですが、写真や動画などからふわっと感じられる空気感に既視感があるのでした。スポンサーの食レポ動画で、味わうどころか咀嚼もなく、口に含んだ瞬時に感想を述べてしまう辺り、レイクス向きだなという気がしました。(あくまで直感です)
(7)游艾喆
顔立ちや経歴にキーファーを重ねちゃうのは、ファンのサガとしてやむを得ないのだけど、「代わり」と思わせないだけの佇まいというか、俗っぽく言えば「オーラ」を感じられるのが凄い。しかもまだルーキー。その成長ぶりをリアルタイムで追えるというのは、なんとも贅沢な話。願わくばできるだけ長くレイクスでのプレーが見たいなあ。
(8)宮本一樹
バスケ観戦ビギナーにとって、彼の活躍ポイントは中々に気付きにくい(もしくは分かりにくい)物であった。シーズンが終わる間際には多少は目が肥えたか、そのアグレッシブさや、存在感の有り難さなどが見て取れるようになった。ごめんなさい、ミヤモン。次期シーズンは、最初の最初からあなたの活躍を目に焼き付けます。そして、あの頃の私にも分かりやすく届くようなハッスルプレーも、合わせてお願いしたく思います。
(12)ブロック・モータム
バスケを見出した頃は、筋骨隆々の野生的な選手にばかり目が行ってたけれど、飄々とマイペースでものすごい得点を積み上げて行くモータムの登場は、中々のエポックメイキング。そして次第に、その「飄々」に込められた膨大な研鑽にも気付けるようになった(気がする)。ファン感謝祭の綱引きで一緒のチームになれた事、モータムジュニアとハイタッチできた事も相まって、残留して欲しい選手ナンバーワンになっていた。同イベントでの玉入れの如く、雨霰のフローターがB1を席巻するのが今から楽しみです。
(16)野本大智
バスケが上手なイケメン。私みたいな運動音痴のイケてないメンからしたら、そんなのが高校の同級生とかに居たら、それは嫉妬的な意味で、そこに居るだけではらわたが煮え繰り返るわけです。そんな存在が、自分が応援するプロスポーツチームにいたらどうなるか。びっくりするくらい好印象を持ってる自分がいて、不思議な気持ちです。特に、プレーオフ終盤で見せたアグレッシブに過ぎるオフェンスや、瞬時に流れをひっくり返すターンオーバーに繋がるディフェンス、あれを見て虜にならない訳がない。時に、黄色い声援に爽やかに応える姿に、ふんっ、へんっ、ちっ、となりながらも、レイクスファンのために残留、複数年契約を即決してくれた事に、今シーズンは心からの感謝とブーストをお届けしたいと思います。
(17)常田耕平
彼の存在を認識したのは、プレーオフの青森戦。試合開始前のシューティングで、ただ1人レイクス側のコートでシュートし続ける姿(勿論レイクスの選手が出て来るまでの間の話)。1年を通して初めて見る不思議な光景。特に意味はないのか、それとも何かしらの思惑があったかはわからず、ただ目を細めてニコニコしている姿が印象的だった。試合中も、えげつないタフショットを決めてはニコニコ、キーファーとのマッチアップで勝っても負けてもニコニコ、自チームの外国籍がエキサイトしてもニコニコしながら背中に手を回していた。上手く言えないけど、なんだかレイクスの選手と同じニオイがする…。とか思ってたら本当に来ちゃった!そりゃ応援するしかないですよねえ。
(18)大庭圭太郎
オフシーズンに入って少し経った頃、BリーグスマチケアプリのBリーグカードを1枚引くと、星ひとつの大庭選手のカードだった。ちょっと目付きが悪い写りで、ここだけの話第一印象はあまりよろしくなくて(あくまでカードで見ただけの話です)。その日の夕方。なんと公式から大庭選手獲得のレイクス砲が。うええ、なんというタイミング!流れて来た動画を確認したら、めちゃくちゃ柔らかい表情の好青年。カードは、緊張だかなんだかで表情が険しくなっただけなんだろうな。(そういえば湧川選手も写真だけはしかめっつらが多かったイメージ)いい歳して勝手な思い込みをした責任は、全力ブーストで取らせていただきます。「大化け」に「至ろう」。万感の期待を込めて。
(21)田原隆徳
「Tポーズって、客席でやると手が隣の人に当たるのでやりにくいよね!」昨シーズンに足を運んだ中で、そう思わなかった試合はひとつも無かったはず。つまりは毎試合決めポーズが飛び出す活躍をしていた証左。数字に残る残らないは、選手本人にはキャリア的に大切な事だろうけど、ファンにとっては大したことではないんです。それは、彼の残留の報を確認した時に嬉しくて思わず飛び出た渾身のTポーズ(電車内だったので心の中でね)が証明しているのだ。
(22)市岡ショーン
B1の選手はあまり知らないけど、B2の選手なので頭に入っていました。シーズンを通して幾度と対戦した熊本ヴォルターズ。終盤は故障者が増えたチーム内において、しっかり最後まで活躍して、レイクスの壁になっていた選手、という印象。手強かったライバルが味方になる展開は、少年ジャンプを教科書に育った身には最高の胸熱展開。若手の台頭ゆえにスリリングに寄りがちなチーム編成において、彼の存在はとても心強く見えるのです。
(25)江原信太郎
昨シーズン、CJのプレーからはその片鱗が随所に見て取れました。こちらが置いていかれる錯覚を覚える位に躊躇なく放たれる3ポイントシュートなどは、その最たる物。もっと長い時間プレーしてる彼が見たい!その願いは「Must Win」が何よりの命題だった昨季は叶いませんでしたが、今季は見れると信じています。試合後の振り返り動画内にも度々登場して、若干舌足らずながらも物怖じが見えない発言も多く、若手のムードメーカーとしての期待も大。今季は特に大注目なのです。
(32)ハビエル・カーター
まだSNS上の画像や動画でしか見てないけど、なんとも分厚そうな体型。昨季のライアンやJB、モータムの誰とも違う個性のようで、とても楽しみな選手です。公式の説明では性格も素敵な感じらしく、その辺りレイクスはレイクスブースターが好みそうな選手をチョイスするのがとても上手いなーと(素人なりにですが)思うのです。
(77)森山修斗
どことなく顔が朝倉未来に似ていて、名前も修斗。草津には「世界のTK」こと高阪剛もいるしなあ、などと意味のない格闘技見立てをしてしまうのは、我々プロレス格闘技マニアの習性なので御容赦を。昨シーズンは、その存在感に比べると少々物足りない活躍だったのは、御本人も認めるところ。あたか飯店企画などで垣間見えた独特の世界観に加えて、唯一の地元出身という経歴。こういう選手が爆発した時の、チームに与える影響の凄さは、他プロスポーツでも散々知見済み。今季はMVPのインタビューで森山選手の声を何度も聴けますように。
Bリーグビギナーが、気取らずに、忖度抜きで好き勝手書いたらこんな感じになってしまいました。的外れ、不快に思われる点がありましたら御容赦下さい。
これら素人見立てが、シーズン終盤にはどう変遷しているのか。とても良い意味で的外れに終わることを願いつつ、それを楽しみに開幕を待ちたいと思います。