2024.10.19-20滋賀レイクスvs琉球ゴールデンキングス感想文
滋賀レイクスの3節目、琉球ゴールデンキングスとの2連戦を観戦して来ました。2試合まとめての感想につき、長文が苦手な方はご容赦ください。
【10.19 GAME1の感想】
開幕から4連敗の、我らが滋賀レイクス。うむむ。
とは言え、どの試合も明日への希望が見い出せるシーンが続出しており、悲壮感よりもワクワク感が勝っているのが正直な気持ち。過去に色んなプロスポーツにハマって来たけど、ここまで応援のし甲斐を感じた事はなかったなあ。
ただ、いくら「あと少しで勝てるとこまで行った!」「上位チームとも渡り合える事を証明した!」と言える試合をしたところで、負けは負け。このまま同じような言い訳を繰り返しながら10連敗、20連敗して行くイメージが、全くないと言ったら嘘になります。
そろそろ勝ち星が欲しい!…けれど相手は琉球。Bリーグファン歴が浅く、B1の情報に未だうとい私でも、その盤石の強さは伝え聞いている次第。善戦どころか叩きつぶされる可能性もありそう…。
ところが!蓋を開けてみたら、ここまでの連敗が嘘のようなレイクスサイドの怒涛の攻勢。アシストが通りまくり、3ポイントも決まりまくる。対して琉球のシュートは驚くほど入らない。1Qだけでも何度ガッツポーズをした事か。
とは言え相手はあの琉球。しっかり修正&対応して来るだろうし、なんなら、一旦崩れるとそのままズルズルと沈んで行くレイクスの姿を過去に何度見た事か。
案の定、じわりじわり縮まる点差。
ところが!
縮まった点差が、また少し開いた。マジか!
と思ったらまた詰められた。ああー。やっぱりなー。
あ、あれ、でも、また開いたよ?3ポイントが止まらないよ?
んんー、でもさすがは琉球、また追い上げて来たー。
え、ええ?そこでまた引き離すのー!?
結局、そのまま勝ち切った!やば!
聞けば、レイクスが琉球に勝利するのは6シーズンぶりの快挙らしい。そして私自身のレイクス生観戦歴の中で、B1チームに勝利するのを目撃したのは、2022-23開幕戦の新潟戦以来2度目のできごと。やっほい!
バスケ観戦に関してはまだまだビギナーの域を出ていないし、ましてや技術論なんか持ち合わせていないので、あくまで素人目線の戯言と断った上で、王者が未知の新興勢力の奇襲に出鼻をくじかれた様は、かの桶狭間の戦いを彷彿とさせました。
もちろん、琉球側に今川義元のごとき油断や慢心はなかったのだろうけど、新加入選手揃いのレイクスのこと、全貌がわからないという意味で、対応が多少は後手に回ったのでは。そのわずかな隙間に、レイクスの恐れ知らずな若さと勢いが突き刺さったように見えました。
内容がどうであれ、万事噛み合えばチャンピオンクラスにもアップセットが可能だと証明したレイクス。勢いに乗ってこのまま2連勝と行きたいところだけど、そう簡単には問屋が卸さないはず。
桶狭間に仕切り直しの2戦目があったとして、織田信長にベットする人はいないでしょう。
【GAME2!…の前にLake Up Walkに参加しました】
その翌日。昨日の勝利の余韻をバスライでひたすらループ視聴したせいで、重きに過ぎる両のまぶた。顔を洗い、目をこすりながら、ちょっと早めに自宅を出発して瀬田のアルプラザへ。
本日GAME2にからめて開催される公式イベント『Lake Up Challenge Walk』に参加してみました。
瀬田駅から4km、臨時バスで15分くらいの距離をウォーキングで歩いてみよう!というこの企画。
アルプラザで飲料の購入やトイレを済ませて待ち合わせポイントに集合。参加者が集まりきると、レイクススタッフの方が挨拶と周知事項などを伝えて、いざ出発!
…とはならず、本日のスペシャルゲスト、ひょっこりはんの登場を待ちます。
その名の通り「ひょっこり」現れるのか!
はっ、もしかしてすでにこの場に!?
きょろきょろし出す参加者の皆様。
…普通に歩いて来はりました。マグニーの顔があしらわれたTシャツ?を基調に、全身青ずくめのレイクスコーデは、まさに『Lake Up Together』を体現してました。
なんならその髪型から、昨シーズンの野本とダブって仕方なかったです。嘘です。(Fake Up Together)
ひょっこりはんへのご挨拶をそこそこに、一同ダイハツアリーナに向けて出発。
1号線を草津方面に進み、月輪教習所の交差点を右に曲がれば、あとはひたすら一本道。ルートは簡単です。半分くらいが上り坂なのが気になりますが、幸いこの日は天気も気温も絶好のウォーキング日和。交通量もさほど多くないので、無理なく、でもサクサクと歩が進みます。
そんな感じに、気分が乗って来た辺りで、あの方がひょっこりと再登場。
アルプラザから乗って来たであろうレイクスの営業車の窓から、一団を追い越しざまにひょっこり。
ただ、前述の通り交通量の少なさが仇となり、あっという間に通り過ぎ去って行ったため、カメラを構える暇もなく。
これは油断していたら見逃してしまうぞ。リラックスムードから一転、次の遭遇に向けて一同に緊張が走ります…。
そんな事は三歩で忘れて、再び気持ちよく歩く事10分ちょっと。脇道からの第2ひょっこり。隠れる場所の少ない田舎道なので、ひょっこり可能ポイントは少なめですが、頑張っていただきました。
社用車は邪魔にならないところに停めてありましたし、交通量もごく少ない道でしたが、一団の謎のオーラに戸惑っていそうな通りすがりの車を、丁寧に誘導する優しいひょっこりはん。※画像では車道を歩いてるように見えますが、実際は一瞬の事で、ひょっこりはんもスタッフ様もかなり周囲に気をつけていて、けして交通の邪魔にはなっていなかかった事をお伝えしておきます。
再び歩を進める我々。
…今回は後ろから追い越されるのがわかっていたので、撮影に成功しましたよっと。※歩きスマホ&歩きながらの撮影にならないよう留意して撮影しました。
そうこうしている内に、長い坂を登りきり、バイパスにかかる橋を渡った時の達成感。気持ち良きです。
だがしかし、我々はまだ何かを成し遂げたわけではありません。ダイハツアリーナまでラストスパートです。
途中、提携駐車場の所で、おそらく最後のひょっこりはんポイントが。
近くで休憩してた工事関係の方々が、「え、本物なん?コスプレやと思ってた!」と驚いてました。そりゃそうだ。
そしてついにダイハツアリーナに到着。ここまで4km、ちょうど1時間でした。天候も良く快適で、とても心地良い疲労感。かと言って、ヘトヘトで応援に差し障る感じでもなく、むしろ達成した嬉しさでモチベーションが充電された感があります。
最後は、迎えに来てくれたひょっこりはんとハイタッチ!(何度も先回りお疲れ様でした!)
そして2Fデッキのエンブレム前で記念撮影。スタッフの方々が横断幕を持ってお迎えしてくれて、何気ない事だけどスペシャル感倍増!※この時の写真は、公式様がSNSなどにアップしてくださっています。
もうこの後試合を見なくても問題なし!…とまでは言いませんが、それに近い満足感がありました。良企画、今後も続けて欲しいなー。
以下、あくまで個人的な目線で、良かった点、気になった点をまとめました。
●良かった点
・先頭と最後尾にそれぞれスタッフが常駐してくれてるので安心感があります。
・途中、スポンサー企業様の前でレイクス的な豆知識が聞けて面白かったです。
・競技的でない、程よいペースが心地良かったです。子供や、街歩き的なファッションの女性も問題なくついて来てはりました。
・気候にもよるでしょうが、秋空のウォーキングは最高でした。
・キッチンカーでの飲食がいつもの倍おいしくなります!笑
・勝った日は、余韻を楽しみながら歩いて帰るのも良いかな。そんな気持ちになりました。うまく展開すれば、駐車場不足やバスの混雑解消に一役買いそうなポテンシャルがありそうな企画です。
●気になった点
・到着時間が流動的なので、開場時間ぴったりに入場したい方にはおすすめできません。各種FC特典などをゲットしつつ、パイレーツオブカリビアンが鳴るまでには余裕で間に合い、個人的には問題ありませんでした。
・ルートのレパートリーが少なそうなので、回を重ねた時にどう感じるのか。その辺り、ゲストやイベントの工夫で解消できそうですが。
・狭い歩道での、対向の歩行者や自転車が来た際の、前から後ろへの伝達がうまく行ってなかったような。気にし過ぎかもしれませんが、ちょっとのトラブルがレイクスの悪印象に繋がる恐れがありますし、気をつけたい所です。
・スタッフ様も気にされていましたが、トイレポイントは少なめです。アルプラザでしっかり済ましてからの参加をお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
【10.20 GAME2の感想】
お待たせしました。ようやっと試合の感想です。
大満足のウォーキングの余韻もそこそこに、試合前の恒例行事、ファンクラブ特典の受け取りや、LINE会員用スタンプゲット&特典引き換え、Bリーグライブ参加特典のステッカーなどをゲットして、マイシートに着席。買って来たフードで腹ごしらえ。
試合開始まではまだ70分ほどありましたが、運営様があの手この手で楽しませてくれるので、待ち時間が長いと感じた事はありません。
スーギーさんとテラさんによる昨日の振り返りで、勝利の余韻がふつふつと戻って来ました。同時に、琉球の逆襲に対峙するドキドキ感もムクムクと。ああ、緊張して来た。
そんな気持ちも、レイクスチアのパフォーマンスが、超絶ポジティブなマインドにレイクアップしてくれます。昨シーズンも30回近く拝見しましたが、一度も飽きませんでしたしね。圧倒的なパフォーマンス、そしてアスリート的なキレキレムーブに毎回心奪われてます。選曲も最高です
試合開始前に流れる各種BGM。それぞれ調べてiTunesなどで購入してありますが、無理を承知で、会場使用編集バージョンで販売して欲しいです!絶対無理ですけど!
そしていよいよティップオフ!
さすがに昨日の1Qのような大攻勢には至らず、けれど、離れず離さずがっぷり四つの互角の展開。素人目にも、思い通りに事が運ばない琉球勢のフラストレーションが見て取れました。(くれぐれも素人目にですので)
レイクス得意のアグレッシブディフェンスも発揮され、ターンオーバーの奪取やスティールも目立ちました。そして2Qラスト、大庭のスティールから田原が繋いで、キースのプットアップダンク!すげえええ!漫画なら勝ち確の演出!
もちろんそう簡単に事が運ばない事は薄々と。振り返れば、昨日の1から4Q、そしてこの日の1から2Q、合わせて6つのクォーターにおいて、レイクスが琉球の点数を上回ったのは、昨日の1Qだけなんですよね。
僅差とはいえ、ビハインド状態からの後半戦。なんとか点差で上回るQを作らないと!頑張れレイクス!負けるなレイクス!
しかしここから、そんな期待感を木っ端微塵にブチ砕く琉球の蹂躙が始まります。
何がどう変わったのか、素人には全くわからないのですが、琉球のシュートが外れなくなり、アシストも総じて通りだして来ます。
対してレイクス側のパスやドライブは面白いように防がれ、単発の攻めが目立つようになります。
なんでなんで?
特に相手の15番の選手の3ポイントが恐ろしく入りまくって、もう敵ながら見惚れてしまい、チムがドンドン!チブルはトロトロ、目(ミー)はドルドル、チンシはガクガクで、あぎじゃびよー!のアッガイダンディ!なのでした。(錯乱)
第一節の大阪戦GAME2で見せた脅威の粘りもこの日は不発。いや、同じくらいネバネバしてたのかもしれませんが、通用しなかった、というのが本当のところかも。(しつこいですが素人目による感想です)
結果、後半だけで30点以上差をつけられての、あっり、かんぱーい(完敗)。
B1上位チームの恐ろしさを、嫌というほど見せつけられた思いです。
そしてもうひとつ印象に残ったのは、琉球ブースターの皆様のすごさ。とにかくすごい数!そして応援!全ての方が沖縄からの遠征かはわかりませんが、それを抜きにしても圧倒的でした。
個人的に、沖縄には子供の頃住んでいて、小学校は宮古島で通い、それ以来ずっと沖縄が大好きで。中学生の頃、流行りの曲には目もくれずりんけんバンドや喜納昌吉のCDを買い漁り、沖縄映画やR-POPにもどハマり。今も趣味は三線だし、数年に一度は国際通りのTシャツ屋ドットコムでアパレルを買い漁り、宮古島のキャプテンメリアンでステーキを食べないと気が済みません。
だから、琉球ゴールデンキングスというチームに対しては好感しかなく。なんなら応援しています。
けれど悔しい!悔し過ぎる!
誤解を恐れず、感じたままを大袈裟に言えば、試合で負けて、運営で負けて(非常ベルトラブルの対処の不味さ)、ファンでも負けた気がしました。※流石に言い過ぎですが、次に繋げるべくあえてそう思ってみます。
※非常ベルが、レイクスファンの腹いせやイタズラで押されたのではありませんように…。
それにしても、B1復帰→B2優勝→主力大量離脱→天皇杯での屈辱→Bプレミア審査通過→B1初勝利→シーズン最高観客数更新→この日の30点差大敗北。これ半年の間に起きた出来事なんですよね。
なんというドラマチック。感情のアップダウンが、ジェットコースターを飛び越えもはやフリーフォール。
そんなこんなも、気を抜くと人生から彩りを失いがちな中年心にはありがたし。しっかり悔しがって、残念がって、感情を起伏させて、乗り越えた先にある「勝利」という名のニライカナイにて、泡盛片手に今度こそ「あっり、かんぱーい(乾杯)」と叫ぶのです。
さあ、次は水曜日の北海道戦。最南から最北へ。仕事を全力で終わらせ駆けつけて、シーズン2勝目に向けてゲットラウダーする所存です。
駄文、長文、独りよがり、ご容赦ください。
最後までご拝読ありがとうございました。