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2024.10.6滋賀レイクスvs大阪エヴェッサ感想文

昨日の開幕戦惨敗を受けての第2戦。

バスケでチームの強さを語る上で重要な「修正力」。はたしてレイクスには如何程備わっているのか、それはB1で通用するのか。

そんなもん、ハマって2期目のにわかブースターが観たところでわかる訳ないのだけど、昨日同様3Qで20点以上の大差をつけられちゃったのを見たら、ねえ。

周囲のブースターからはため息がもれ、「ディフェンスがゆるすぎる!マークが遅い!」などと経験者顔負けの技術論をかます方々も続出。プロスポーツ文化が根差していない滋賀県の民は、こういう事態に慣れていないので、へこたれるのも早いのだ。多分。

しかし、だからこそ、その感情がひっくり返るのも早い。ふとしたきっかけでスイッチが入れば、集団心理で倍々化、あっという間にポジティブなエナジーがアリーナ中にほとばしるのも知っている。

たとえ勝てなくても、そのエナジーを導き満たす事ができれば、それはスポーツエンターテイメントとしてもうひとつの勝利の形なのだから。

その扉をこじ開けるのに必要な武器を、レイクスは他のどのチームよりも抱えているじゃないか。

それは「若さ」だ。若さってなんだ?振り向かない事であり、諦めない事さ!あばよ涙!よろしく勇気!

点差は20点以上なれど、まだ4Q10分が残っている。レイクスの若鮎達の逆流を駆け上がる力を信じて、精一杯のブーストを続けていると。

相手ディフェンスに阻まれた野本が、ぐちゃぐちゃな体勢になりながらそれでも放った3ポイントが、まさかのエンドワン!4点プレー!

アリーナを揺らす大歓声。次戦に繋がる一矢が、我らがキャプテンの手から放たれたのを見れただけで大満足。腐らず応援した甲斐があったなあ。さあ、帰るか。

ところが、レイクスの「若さ」はこちらの想像を超えていた。

野本の口火をきっかけに、ソニック大場が韋駄天でぶっちぎって勢いを増幅、CJが相手の外国籍を押さえ込み、キースが弾丸となり敵陣を切り裂く。

そして、ツネ、ツネ、ツネ!怒涛の3ポイント連弾で、気付けば20数点差が3点差になっとる!昨日は流れすらしなかったナナナとニルヴァーナが立て続けに投下され、タイムアウト時には待望の「Shot!Shot!Shot!」

ええい、イケるとこまで行ったれや〜!

…けれど勢いもここまでだった。キースがドライブを、キースと常田のスリーが外れるとCJもファールでフリースローを与えるなど失速。とどめの3ポイントを沈められ万事休す。

負けた。届かなかった。足りなかった。SNSで数字だけ追っている方々から見れば、昨日と同じ轍を踏んだ上での惨敗に違いない。

けれど試合後の余韻は雲泥の差。この日の敗戦は、滋賀ブースターのモチベーションを間違いなく加速させた。特にラスト数分に得られた興奮は、昨季のB2プレーオフのそれを超えた物だったと断言する。(個人の感想です)

これがあるから、レイクスブースターはやめられないのです。

…でもまあ、そもそもは3Qにボコボコにされてなければ良かっただけの話ではあるのだけどね。

大阪エヴェッサ、強くて良いチームだったなあ。またお会いできる日を楽しみにしています。今度は負けないぞ。

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