私と光栄ゲームパラダイス⑦
『光栄ゲームパラダイス』の1993年創刊から、作品の投稿を初めて足掛け2年、リニューアル後の『歴史パラダイス』にて、ようやくランキングにも名前が載るようになった。
数百名いる中でのだいぶ下位だけど、それでもゼロから始めた投稿生活、我が名が誌面に踊るだけでもモチベーションはうなぎのぼり。
とはいえ、実力が伴っているわけではないので、恐らくは、ふと冷静になった時に、ネガティブな感情がたちまちに湧き出して、筆を折る羽目になっていたかもしれない。
高まったモチベーションを糧にひたすら描き、書き、送る、それが載る、またモチベーションが高まる。冷静に振り返る暇もないくらい突っ走った。
下手な鉄砲も数撃ちゃなんとやら、隔月刊行の『歴史パラダイス』が8巻を迎える頃、通算でイラストが19枚、文章が20作品掲載を突破して、気付けばポイントも500ポイント超え、数百名を有するランキングの中で50位前後にまで到達していた。
気持ちにもほんの少し余裕ができ、好調の波を少しだけ客観視し始めた頃、衝撃の一報が誌面に踊った。
月刊化リニューアル決定!
誌名は『月刊DaGama(ダガマ)』!
つ、ついに念願の月刊誌化が実現!
これまでの『光栄ゲームパラダイス』と『歴史パラダイス』は、隔月刊行ではあったけれど、雑誌ではなく書籍扱いだったため、取り扱い書店も限定されていた。
しかし月刊化、さらに雑誌扱いとなれば、扱う店舗も増えて、なんならコンビニでも発売されるかも!(さすがにそれはなかった)
さらなるモチベーションが降り注いだ瞬間、ひとつの決意が自然と浮かび上がって来た。
「そうだ、ペンネームを変えよう」
その後30年近く使う事となり、本名より定着してしまった現ペンネーム(今だとアカウントネーム?)は、この時誕生する事となる。
(つづく)
【補足】
薄々お気づきかとは思いますが、30年近く前の話なので多々忘れており、それらを誇張的な表現で補っています。おかしな所は、鼻で笑っていただきながら、軽やかに飛ばし読みしていただけると幸いです。