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スキマノザラシ100回目磔磔ワンマンの感想文

(はじめに)

この日は、応援してるプロバスケチームの応援観戦からのハシゴの為、折角の整理券番号1桁だったけど、開演の15分前の到着。いや、間に合っただけ素晴らしい。優勝(!)セレモニー泣く泣く途中退席からの、自画自賛の強行軍。

当然すでにギチギチの場内。なんとか場所を確保した物の、飲食を運ぶ磔磔スタッフに道を開けよう物なら、すかさずその空間が別の客に取られるので油断できない。(それをライブハウスの楽しみと見るかどうかは貴方次第😝)

その繰り返しでじわじわとスペースが削られ、こりゃいかんと丁度場所を変えようと思った頃に、某バンドファンのお仲間に、壁際のベンチポジションを譲っていただけたのでした!(理由は割愛)

おかげでステージが見渡せるポジションで最後まで楽しめました。本当にありがとうございました♪😊

というわけで、ステージに向かって右側に後方、ベンチ上に立ったポジションからのレポートになります。




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(オープニング〜メンバー登場)

開演の数分前、照明が絞られBGMが切り替わり、コントラバスの低音が磔磔の木造に静かに、でも力強く響き渡る。

渡辺隆雄さんと早川岳晴さんの曲『Mr.Fire Bird』。あの日以来、この曲が流れないとスキマノザラシのワンマンライブは始まらないのだ。

そしていつもの『She's a Rainbow』に乗って、メンバーが登場。

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【※】印は未音源化曲につき、曲名などは実際と違う場合があります。

1.サイレン
『ランブル』イントロや『ジェット』始まり等も勿論良いのだけど(むしろ大好き)、節目のスタートに相応しいのはやはりこの曲。出だしのハウリングもバッチリ心地良く響いて、いざスキマノザラシ100回目の磔磔ワンマンライブ、開幕。

2.BUN
個人的にこの曲に持つ印象は、対バンライブで鞘から刀を抜く時に見せるガチ曲ポジション。(的を得ているかは知らん)
同じく疾走感あふれる『F#』という曲があるけど、サビで拳を振り上げ易いこちらの方が序盤向きなのかも?つまりはスタートダッシュ成功、場内は早くも爆発風味。

3.トネリコ
軽いMCを挟んでこの曲。激しい曲の後に、場内の熱を保ちながらもクールダウン(矛盾)できるミスター2ブロック的な曲だけど、けして繋ぎの曲ではなく、スキマノザラシの中で1番好きな曲と公言してるファンもかなり多い。

4.さすろう※
活動休止からの復活後に発表した新曲3曲のうちのひとつ。初めて聴いたのはいつだったかな?低音好きにはたまらない、低くベースが印象的だけど、全体的にちょっと暗過ぎの世界観が気になった初見時(※1ファンの感想レベルの話です)。ライブで2回ほど聴いた後とんと見なくなったので気になっていたけど、前回99回目と今100回目でブラッシュアップされ復活。印象的なギターが加わり、より深い所に染みる曲になってて、すかさず心のお気に入りに登録。

5.ジェット※
変わってないようで、実は1番変遷が激しい曲のような。わかりやすい所も気付きにくい所も、毎回のように新しい工夫や試みが凝らされている印象(しつこいですがただの1ファンの素人分析です)。どちらにしても、イントロが聴こえた瞬間の昂ぶりは変わらないのだけど。

6.レンズ
この曲だけは、目を閉じて、一緒に歌うと決めてます。(周りに迷惑にならないよう口パクで)

7.夜をぶっとばせ※
前述の三大新曲のひとつ。この曲も、数回やっただけで一旦お蔵入りに。初見の感想は、めっちゃ好きだけど、同じ感じのバラードは他にもあるからセトリの使い所が難しそうかな、と。しばらく経って、ミズカミ&アンボイのライブで久々に聴くと、「同じ感じ」がなくなってて、独創的な、今までにないバラードに仕上がってた。そしてこの夜のバンドバージョン。時間の経過から逆算して、紆余曲折あったかもしれないけれど、この日にきっちり間に合わせて来る意識の高さと、曲に対する思い入れの熱さが胸を打ちます。

8.わたしははじめ
スキマノザラシの楽曲は、直接的や具体的な記述があまり多くなくて、それでいて訴えかけて来る物が多いけど、この曲は珍しくメッセージがストレート。そういう意味で、個人的にはスキマノザラシを象徴する曲の中で裏番長(他に言い方はなかったのか)的な存在だと思っています。サビも乗り易いので、優しい曲のくせして場内はめっちゃ温まるのであった。

9.ランブル※
今回はレアなフルバージョンで演奏された『ランブル』。数年前にミニシアター系の映画作品が同じタイトルなのに気付き、予告編を見たらこの曲(のイントロ&アウトロ部分)が流れていて、昔の名曲がオマージュ元だったと知る。由縁が共感かリスペクトに依るものかはわからないけれど、その表情や所作からバチバチに思い入れが伝わって来るし、それがまたカッコ良いのだ。

10.ヒート※
三大新曲のひとつ。この曲は比較的早い時に続投が決まっていたようで、初見時からほんの少しだけ歌詞が変わった(?)位で大きな変化はなく、でもしっかりアップデートされて来て、今宵もしっかりと客席のハートのビートをヒートさせていた。

10数年前。磔磔ワンマン終演後のバータイムに、あのギタリストが「今新曲作ってるから楽しみにしといて」「一曲はスリラジっぽい感じ」「でもミズカミのOKが中々出ないんだよなあ」(大意)

それから何年経ったんだろう。新しい3曲にその時の曲が入ってるかはわからないけれど、ようやく叶った約束と、叶えてくれたスキマノザラシには感謝しかありません。

11.さんざふる
個人的にこの曲に心が動いたのは少し遅めだった。時間がかかった分だけ、胸の中にじわじわびっしり根が張られ、特に終盤の繰り返しフレーズの所で揺さぶられっぱなしになるのですよ。この曲も、気付いたらいつも一緒に歌ってる。




12.月光
イントロのベースが鳴り出すと、体が条件反射で「ここから出し切るぞ!」とスイッチが入るのだ。こんな体にしてくれた責任は取ってもらわないと。いつもステージと客席の息がぴったりアウトロクラップが、この日は色んなお客さんが集結していたからか、すごく雑然とした感じに。でも逆にスペシャルな夜を感じられて嬉しかったな。

13.蒼白の子供
月光アウトロからの流れは、個人的には『ジェット』だったり『低音』だったりが好みではあるけど、今宵ばかりはこの曲しかないでしょうよ。アンボイさんがファイヤーバードを持ち始めた頃は、イントロで鳴る音に多少違和感があり、でもそれが味わいだったのだけど、今では全く気にならないというか、あの頃の音にしか聴こえない。なぜかと考えるのは野暮だろう。

14.アイアイ※
この頃になると、幸せ楽しさとハシゴの疲れで頭がボーッとしてあまり記憶に残ってないのだけど、そんな時に最適な曲ではある。深く考えず、やけに楽しそうなPeeweeさんに共鳴しつつ、ただ体が動きたい方向へアイアイアイアイ。前述の通り久々のお客さんもいたからか、最初はまばらだったサビ時のレスポンスも、ラスサビの所では全員がやってて壮観だった。

15.F#※
月光からのラストスパートシリーズ、締めくくりはこの曲。何気に拳を突き上げる的なレスポンスがやりにくい構成なので、前曲同様目を閉じてゆらゆらするのが吉。Fポーズを真似しようと思ったけど、ベンチ上でやるとバランス崩して●ねそうだったので我慢。

16.ミルキーウェイ
何か嫌な事や辛い事があった時、不思議とこの曲が流れて、励ましてくれた。その時の気持ちに合わせて、姿や色を変えて聴こえて来るのが不思議だった。横道坊主の橋本潤さんが旅立たれた後、藁をも掴む思いで足を運んだ太陽と虎で、気持ちを受け止めてくれたのもこの曲だったな。この日はちょっと気持ちに余裕があったから、これからもよろしく、そんな気持ちで聴けたのでした。

【アンコール】
17.風の歌
ミルキーウェイから連続でこの曲が来るのは、100回目磔磔ワンマンならではな気がした。記憶にないだけで案外やってそうではあるけど😅

何年も前の名古屋での対バン多めライブ。途中の出番にも関わらずアンコールの拍手が鳴り止まず、会場から一曲だけOKが出た際に、短くないこの曲をぶちこんだ時の、某メンバーのしてやったりな顔が忘れられない。笑

18.千人の神様が死んで三匹の獣が走る※
この曲とも出会ってからかなり経つのに、今だにアミイタスの詳細はわからないし、静脈の緩いカーブにともるのはペンライトだと思ってた(本当は多分ヘッドライト)。勿論現在のバージョンが最高なのだけど、後半前の間奏のとこで、自動的に4人時代のブロダソロが脳内再生されるんよね。多分生きてる間はずっと消えない。笑

19.ギターギター※
そりゃ最後はこの曲しかないよな、と。ステージ中央に立てかけられた写真の中の姿と、横に並ぶアンボイさんの姿が、角度から仕草から見事に一致する瞬間があって、その瞬間、あふれるものが止まらなくなった。後ろの方の席で良かった。Aメロの隙間のデッデッデの所に少し遊びが見えて、ジュンスケさんがちょっと嬉しそうに見えた(気がしただけかも)。最後に色んな人がステージに上がってたけど、それも含めてスキマノザラシなのだろう。

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例によって、知ったかぶり全開、自我自尊の塊のような感想文なのは、いつもの事なのでご容赦ください。

振り返るだけで高揚感でニマニマしてしまう素敵イベントの事、冷静な感想なんざ書ける訳ないじゃないですか(逆ギレ)

結婚して無駄遣いができなくなった今、昔みたいに年間80回とかのライブは行けなくなりましたが、これからもスキマノザラシのライブを見にライブハウスに通い続けるのでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回全曲感想文は200回目の磔磔ワンマンにて。

【おしまい】

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