スキマノザラシvs忌
仕事を終えたその足で、磔磔へ。
2024.9.4(水)スキマノザラシと忌(イム)の2マンライブ。
先発は忌。初めて見るバンド。
とはいえ、チェリーさんとLIONさんは、前バンドの+GodnewLove+にて、間違いなく好きな音を奏でてくれるのはわかっていたし、実際その通りなのだった。
勿論新バンドなりの新しい世界観も爆発、新鮮さにあふれつつ、でもでも最早存在自体が「音楽」なお2人から放たれる「これよこれこれ」感は、時代劇のクライマックスにも似ていて、思わずつぶやく「待ってました!」
せわしなく形を変えてうごめく音楽は、さらにスピードが増して行き、こちらの思考を置いてけぼりにする。けれどそれがとても気持ち良くて、クセになる。
アンボさんのドラムは全く初めて聴いたけど(三線はあります)、前述お2人のスタイルにバチハマり。三位一体が終始心地良くて、たまらなくて。
とらえどころがなく、けれどこちらの嗜好はがっちり捕らえて来て、放してくれない。
そんなイケズな、いやさ逝けずなバンド、忌。
今後大注目です。
後発はスキマノザラシ。
彼らのワンマン以外のライブを見るのは案外久し振り。
このバンド、(ご当人方はそんな気はないかもしれないけど)ワンマン、2マン、3マン、それぞれのライブで飛び出す世界が違ってて、例えばフェスとかで3曲しか見れない!なんて時こそ、何してくれてんだ的な事をぶっ込んで来るので、全く気が抜けない。
ワンマン以外は会場への足が重くなる方、確かにお金も時間も有限であるし、他のバンドなら基本私も同意なのだけど、ことスキマノザラシについては考え直すと良い事があると思います。多分。
今夜も例に漏れず、ワンマンとはまた違った空気の流れ方の、けれどいつもの調子のあのライブ。ああ、楽しい。
音的には爆音味がやや強く感じたのは、忌を意識しての事だろうか。(この辺り素人耳由来なので話半分にて)
そんな忌の御三方を迎えてのセッションは、チェリーさんがスキマノザラシ在籍時に作曲した『アイアイ』で締め。控えめに言って、心がはずむ幸せなシーン。
それにつけても、週の折り返しに聴くスキマノザラシは、滋養強壮、頭脳明晰、美味健康、各々良く効きます。ストレス社会を生き抜くためにも定期的な摂取を心がけたい物ですな。※個人の感想です。効果には個人差があります。
…毎度の事ながら、抽象的で参考になりにくいレポートではありますが、ライブの興奮覚めやらぬ中、適切な文筆を求められても困るのです。(開き直り)
むしろ行間から、その興奮の度合いを感じ取っていただけると幸いです。
次回のライブレポにつづく。