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2019沖縄③――市場
昔は睡眠環境が変わると眠れない性質だったのだが、最近はまっとうになってきたのかふつうに眠れていた。が、ひさしぶりに再発したようで、昨日は全然ちゃんと眠れなかった。三つ子の魂百までといった感じで、やっぱり旅下手である。
朝食はホテルで食べたが、ジューシー(炊き込みご飯)とゴーヤチャンプルーがあるのが沖縄らしかった。ホテルの朝食は張り切ってしまうスキルが発動し、腹一杯になる。
眠れなかったのでちょっと横になってから街へ繰り出そうかと思っていたが、ネットしてるうちにいい時間になってしまったので出発した。インターネット最高。
気温は高いが、まだまだ本格的な暑さではない。動くにはちょうどいい。度付きサングラスがようやく本領を発揮してくれた。
ゆいレールで美栄橋駅へ。まずジュンク堂へ。え、いきなり?と思うかもしれないが、以前も書いたとおり、那覇のジュンク堂は沖縄本がものすごく、ここにしかなさそうな本もあっておもしろい。都内のジュンク堂と比べてもけっこう大きい。
とはいえ、正直ここで買っても重いので、品定めして良さそうなら都内or通販で…という気持ちでいたのだが、良さそうと思った本がどれもネット在庫がなさそうで、買うことにする。これから街をうろつくので、帰りに買った。
沖映通りを南下し、そのまま市場本通りへ。今回の目的の市場の古本屋ウララをさっそく発見するが、ちょうど店を開けたとこらしく、整うまでは公設市場の中を散策する。
公設市場、以前も行ったことがあるが何度も行ったことがあるわけでもなく、今回建て替えと聞いて、お、行くかと思った理由は自分でもよくわからない。ウララの店主の宇田智子さんの本とか『市場界隈』(ちょうど出発日に届く予定で、タッチの差で受け取れなかった)を書いた橋本倫史さんの話を読んで、影響されたのかもしれない。
あと、佐内正史と渋谷直角のrelaxでの連載を本にした『a girl like you 君になりたい。』に2階の食堂で誰かが食べてる写真があった気がして、それが記憶に残ってるのかもしれない。この本実家にあるが、たしか弊社でも見かけたことがあるので、今度見てみる。
(追記:確認してみたが、そのような写真は存在しなかった。いったいなんの記憶なのか…)
市場を出るとウララがだいたい整っていたので見る。ここは沖縄本を中心に取り扱う古本屋で、狭い(著書で「日本一狭い」と言っている)店内に本が詰まっている。ジャンルレスな古本屋もいいが、専門の古本屋もおもしろい。神田とかに行くとすごすぎて気圧されるが。
ここでは何も購入しなかったが、マップを頂戴してさらに南下する。近くにも別の古本屋があるということで行ってみる。
ここは人文・美術系中心で、沖縄の本も置いてあったりもした。上からドタドタ音がすると思ったら、女の子が子猫と一緒に遊んでいた。2階にも本があるのでちょっと見に行くと、「お客さんだ…」みたいな感じでシーンとなっててかわいかった。絵本があったので、甥にプレゼントのつもりで購入(これは古本ではない)。
あとはこのあたりをブラブラし、ちょっと久茂地の方まで行ってまた戻ったりした。ざっと写真を上げていく。
沖縄県庁(黒川紀章設計)
那覇市役所
修学旅行生が多い。
ランチとそのお店。こういうところで食べたことないので新鮮だった。そして美味しい。
ダブルピース
再び市場らへん。
n
なんか良かった。
かの有名な桜坂劇場。今日は七尾旅人のライブがあるらしい。
なにこれ
なるほどね。
国際通りからちょっと外れるだけでけっこういろいろあるのに、いままで全然探索したことがなかったのでおもしろかった。とはいえ物珍しいというのでもなく、子供の頃に沖縄に来ても、ちょっと観光的なことをする以外は親戚の家に泊まって近所をまわったりしてただけなので、自分の中ではこんな感じの路地がわりと沖縄の原風景としてある。白い建物だったり、いきなり鬱蒼としてる木々だったり、それが濃い影を落としているのを見たりすると、沖縄だなあという気持ちになる。
夜は親戚が集まってくれるらしいので、会いに行く。