「羅小黒戦記」を見たよって話

 ネタバレは出来るだけ避けたいが、話の都合上触るので見ようと思ってるなら見ない方がいいかもしれない。見てもいいかもしれない。あと、語彙が貧弱なのでそこは目を瞑って欲しい。



 ちょいちょいTwitterで流れてきた「羅小黒戦記」を観てきました。とりあえず中華の方の映画なんだなっていう認識だけを持って映画館へ向かった次第です。猫に心惹かれただけです。

 最初に感じた事は、画の明るさ、で良いのかな。序盤では森林を舞台に話が進む。当然山の中、木々に覆われた環境が描かれるわけだが、全体的に森の色調が明るいと感じました。なんというかなー、緑を基調にファンタジックに描かれてるんですよね。中盤の海や領界の風景も、深めの青、とかここは白、って感じでにある程度イメージカラーを決めて、そこから色を広げている感じがするんですよね。この作品は社会に生きる人間を描くハードな作品では無くて、自然や古い文化に生きる妖精を軸に置いたファンタジーな物だから、この表現も有りなのかなあと思った。でも、某人気オープンワールドゲームとか見ても、向こうの人が描く自然って何だかふわっとしてるなと感じるのです。これ描き始める前はリアリティ無えななんて思ってたけど、こうして書いてるうちに作品としては間違っちゃいないのかなと思い始めてます。

 良かった所を挙げていこう。この作品でよかったのは、なんといっても「動き」だと思う。アクションシーンでの立ち回り。カメラが動くのに連れて移動する風景。本筋には直接関わらないキャラクターの細かな動作。そこがこの映画の見るべき所だと思います。アニメだから動くのは当然っちゃあ当然かもしれないが、枚数が多いなあって。個人的に一番好きなシーンは、ムゲンがシャオヘイの襟元を掴んで引き戻して立たせた後、よれた服を軽く直す所なんです。あれ、はっきり言って必要ないんですよね。本筋には関係ないんで。でもそこを敢えて描いて話を膨らませるっていうのが非常に好みでした。

 あ、あとはゲロ!吐瀉というか物を口から出す描写。作中に何度かそういうシーンがあるんですが、そこも吐き出す素振り(ブツはほぼ見えない)をきっちり見せるのは良いなと思いました。

 我ながら書いてて思ったけど酷い文章だ。一応自分の中で取り決めというか制約として、「良かった所を評価する」「他の作品を持ち出しての比較は基本的に無し」を置いてるので、不満点もあるのはありますがひとまずこんなもんかと。

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