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ファイナルファンタジー7 REMAKE_感想_ネタバレなし版

はじめに

『ファイナルファンタジー7リメイク』(以下、「FF7R」という)をクリアした後、どうしてもどこかに感想を吐き出したくなり筆をとった。

「FF7R」はPSで発売したファイナルファンタジー7(以下、「PS版」という)のリメイク作品である為、当文章は「PS版」を未プレイの人にもネタバレにならないように気を付けている。

とはいえ、ネタバレしない前提だとシナリオについてはほとんど書くことが出来ない為、「ネタバレあり版」を別で投稿する。
※「ネタバレあり版」は未投稿。投稿した時点でここにリンクを追記予定。

全体

とても面白かった
特にグラフィック、音楽、戦闘の面が良かった。

一部の追加要素、ラストの展開・演出、次回作へのつなぎのあたりには若干不満はあるものの、「有名すぎる原作があり、連作が決定しているゲーム」という本作ならではの難しさもあると思うので仕方ないかなと思う。


シナリオ

一番ネタバレが危惧される項なので、詳しくは後日アップする予定の「ネタバレあり版」に書く

雑感としては、全体的に「PS版」の話をかみ砕いている部分は良いと思うが、新規追加部分は総じていまいちだった。


グラフィック

「PS版」と比べて進化したグラフィックは最高

1つ前のシリーズタイトルであるファイナルファンタジー15(以下、「FF15」という)はプレイ時間の大半がだだっぴろい平原を走りまわっていた印象だが、「FF7R」は対照的にミッドガルという箱庭空間に終始するため、進行に合わせて変わる街や施設の美しい背景を見るだけでも、とても楽しく飽きさせない

また実在感のあるグラフィックはストーリーの補完にも寄与していると感じた
どう寄与しているかについても「ネタバレあり版」にて記載する

音楽


とても良かった
思い入れのある曲が多い上に、植松信夫さん以外にも浜渦正志さん、鈴木光人さんが名を連ねており、プレイ中につい立ち止まって聞き入ってしまうBGMばかり

更に闘う者たち、エアリスのテーマ、クレイジーモーターサイクルあたりは何回も聞いた。
陥没道路のBGMだけ妙に浮いていると思ったけど、慣れたらいい曲だった。
※サントラも既に予約してしまった

戦闘

とても良かった
気に入った部分かつネタバレもないので長めに書く。

全体的にキングダムハーツ(以下、「KH」という)の戦闘に近いと思う。

「KH」に似ていると思った要素は以下の通り
・TPS視点での3Dアクションで操作キャラ以外は自動で動く。ザコ敵は戦闘前からマップ上に見えており、近づくとシームレスに戦闘に移行する
・基本的には、あまり考えずに通常攻撃を連打して敵の攻撃を受けたら回復、隙を見て魔法(あるいはアビリティ)を撃つというサイクルで勝利できる。
・多くの敵モンスターには工夫すれば速く倒せるギミック(弱点属性、部位破壊、特定攻撃後の隙など)が用意されており、利用すると戦闘を優位に運べる。敵への理解が深まると手早く倒すできるようになる。

「KH」と比べて良いところと悪いところは以下の通り

・「KH」と比べて良いところ
 1.バーストゲージが存在し、プレイヤーはゲージを貯めて敵をバースト(行動不能+ダメ―ジ増加状態)することをひとまずの目標とする。ゲージを効率良く貯める為に、プレイヤーはギミックを利用することを自然と促される。
 2.戦闘中にワンボタンで操作キャラを変更することができる。各キャラは明確に差別化されている為、敵によっては相性のよいキャラが存在する。
  
 この2点は、戦闘を一本調子にしないことに一役買っており、アクションRPGゲームで最後まで飽きずに戦闘をできたのはとてもすごいと思った
※私見だが、多くのアクションRPGゲームは「汎用性が高く強い行動ができるようになると、敵の種類にかかわらず同じ行動をとるようになり、戦闘に飽きてくる」ということがよく起きる

・「KH」と比べて悪いところ
 1.リアクションアビリティがない為、ギミックに対応する為には事前にマテリアを装備している必要がある場合がそこそこある
 2.モンスターごとのギミックは「みやぶる」アビリティをモンスターに使わないと詳しく説明されない為、「みやぶる」を使わないプレイヤーは一部の戦闘で苦戦する。

 「みやぶる」を使うことはチュートリアルで一度推奨されるものの、貴重なマテリア枠を1つ埋めてしまう為に使わないプレイヤーは発生しうると思う。
 特に中盤以降の強めのザコ敵に対しては、適切なマテリアを装備せずに戦闘に入ると予想以上に苦戦を強いられる。

※また、戦闘UIも似ている「FF15」は「どの敵に対しても後ろをとって通常攻撃を連打し「バックアタック」発動を狙う」という動きに行きつき、典型的な飽きやすい戦闘システムだったと思う。

おわりに

読み返すとほめてばかりに思えるが、ネガティブな内容はシナリオや演出の部分に集中している為「ネタバレあり版」に回した結果、こうなってしまった。

引き続いて「ネタバレあり版」も書いていくので、投稿した際には読んでもらえると嬉しい。

連作前提の1作目である以上、今後のストーリー展開に不安が残る本作ではあるが、戦闘やグラフィックだけでも十分楽しめる作品だと思う。
興味をもった人はぜひプレイしてほしい。

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