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第2章 りんごともも

二人がSwimmyを作るまでの過程を残しておこうと始まったリレー連載。あやこが書いた 第1章「アイスティーとラジオ」。たくさんのご感想をありがとうございました。大好評で幕を閉じた第1章。第2章はG-Ups 代表理事を務めるさよが担当します。第2章「りんごともも」。

第1章「アイスティーとラジオ」のアーカイブはこちらから。

りんごともも① (2023/02/06)

ラジオを通して、発信を始めた私たち。ラジオネームは「りんごともも」。あやこさんの「椎名林檎が好きなんだよね」から決定したラジオネームでした。

それなら相方の私は何にしようかな?と考えて、候補にはレモンとかブドウもありましたが、なんか可愛いよねっていう理由で「もも」になりました。

後々考えてみたら、名作文学であるミヒャエル・エンデの『モモ』と同じ名前。コーチの私にとっても、「ラジオ」という媒体で発信する私たちにとっても、この名作で考えさせられる「聞く」に通ずるものがありました。

そして、独創的な世界観・音楽性のある椎名林檎さん。話を「聞く」モモ、多くの人が「聞く」林檎さんの音楽、そして私たちのラジオを多くの人に聞いてもらうべく、なるべくしてなったラジオの中の私たち、「りんごともも」の誕生でした。

そしてチャンネル名は「Teachers’ Talking Time」として配信が始まります。

りんごともも② (2023/03/01)

ラジオ配信を始めた私たちですが、当初から「ネタ帳」というものを作っていました。お互いに話したい内容を書き留めてリスト化をしています。

ラジオ開始の当初から、ネタは軽く100個を超えていました。どれだけ話すつもりだ…というくらい、話題にしたいことが山ほど。

よく考えたら、教員時代もたくさん考えていたし、自分の意見もそれなりにもっていたけど、それを誰かと熱く語るなんて時間はありませんでした。

それはあやこさんも同じで、とにかく私たちの収録は、収録時間の前後もひたすら話が進みます。ラジオでも収録前後でもたくさんたくさん話して、お互いの考えや思いを共有していきました。

その思いの共有の時間が、私たちの次のステップへと繋がっていきます。

りんごともも③(2023/04/07)

ラジオを始めてから数ヶ月経ち、私はある一つのことを考えていました。それは、教育団体を作って、仲間と何かをやりたい、ということです。

「何か」は決まっていませんでした。でも「何か」をやるなら、あやこさんには絶対にいてほしい存在でした。あやこさんとなら何かできると確信していました。

それくらい私たちは一緒に配信するラジオ、それ以外の時間を多く過ごして、信頼関係を築いていました。そして何より、あやこさんは私が足りていないものをたくさんもっていました。

永遠に話を続けられる私たちですが、タイプは違う部分が多くあります。違うからこそ、パートナーには適任だと思っていました。私が苦手な部分をあやこさんが補い、あやこさんが苦手なところは私が補う。お互いが得意を活かしてやっていける構図が見えました。

そこで私はあやこさんに伝えました。「ねぇ、団体つくらない?」

りんごともも④(2023/04/17)

私の「ねぇ、団体つくらない?」に対するあやこさんは二つ返事「いいね!」ここから私たちのG-Ups立ち上げに向けて動き始めました。

まずはコンセプト、名前、事業内容など…2人で話し合って決めることはたくさんありました。その中でも時間がかかったのが、Growing-Ups for Children という団体名の決定です。

何十個という候補がありました。ひらがなにする?カタカナにする?英語にする?字面や呼び心地に加え、もちろんそこに私たちの思いを入れたかったので、何度も何度も話し合いを行いました。

最終的に、やっぱり学び続ける大人でありたいね、という、学び好きの私とあやこさんにピッタリの団体名になりました。”grown-up”は「大人」という英語表現です。”grow up” は成長する、”grown”は過去分詞形です。grown-up だと成熟した、成長した大人という意味合いがあるため、「大人も成長し続けたい」という私たちの思いとは合いません。

そこで、子どもたちのために成長し続けよう!という思いを込めて、現在進行形のgrowingを用いて、Growing-Ups for Childrenとなりました。そんな2人で始めた愛称G-Upsに、仲間が増えていきます。

G-Upsの概要はこちらから。
https://growing-ups.org/about/

さよとあやこのメルマガリレー連載、いかがでしたでしょうか?次回からは、執筆があやこに変わります。お楽しみに!

第3章はこちらから↓

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