2024.7.29 灼熱のベランダ
東京は、最高気温37℃。いや、ここはインドか?毎日、天気予報を眺めながら(嘘だと言ってくれ)と思っている。この暑い中、わざわざ足を運んでくださる皆さまには、ありがたいやら申し訳ないやら。さすがにアイス珈琲や梅ソーダ、赤じそソーダなど、冷たい飲みものの注文がほとんだが、そんな中、汗だくで店に入ってきてもストレート珈琲を注文してくださる方が現れると、ほんものの珈琲好きの意地のようなものを感じて、おっ、と思う。
こうして日々来てくださる方がいる限りは、ただでさえ営業日が少ないのだし夏も店を開けていたい、という気持ちではあるのだが、店が開いているから、と、暑いなか不要の外出をさせてしまっていないだろうか、とも思う。そもそも喫茶店なんてあってもなくてもいいものなので、そんなことを言い出したらきりがないのだが、でも、外を歩く、ということがこれほど危ないことになってしまうと、店のありようも変わっていくべき、という気がしている。今年はひとまず8月も通常営業するので、やりながら、来年はどうしようかと考えることにする。
そして店を開けることと同様に、焙煎もなかなかハードである。焙煎室が建物の3階(最上階)にあるのだが、日中に焙煎したら倒れそうなので、この頃はすっかり諦めて夜遅い時間にしている。しかし、日中もただ暑さにやられてばかりではなんだか悔しいので、暑すぎるからこそできることをやろう、と思って、今日は焙煎機の排気ホースをはじめとした部品の分解洗浄をした。ごしごしじゃぶじゃぶ洗ったら、灼熱のベランダに干す、というわけだ。思惑通り、あっという間に乾いた。ほほう、それならば、と思って、いつも店と家の行き来に使っている分厚いトートバックも洗った。ぴかぴかになった部品たちとトートバックを眺めていたら、とても気分が良かった。クッションとか、シーツとか、冬のコートとか、あらゆる分厚く乾きにくいものたちを洗いまくる夏にしようかな。嫌になっちゃう暑さだが、できるだけ知恵を働かせて乗りこなしたい、と思う。
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