2024.6.4 青い香りがしたら夏
今年もあじさいの季節がやってきた。店の最寄りからひと駅おとなり、白山駅からすぐの白山神社は、あじさいの名所で、毎年この季節か来るのがたのしみ。この時期はcafe gのお客さまも、「あじさい、観てきました」と満足そうな顔で店に入ってくる方、「このあとちょっと白山神社まで行ってきます」と言い残してお帰りになる方がたくさんいらっしゃるので、そのたびに訪れた時の光景を思い出して、なんだかこちらまで良い気分になる。
人ごみが苦手な私は、いつもあじさい祭りの開催期間前の平日を狙って訪れることにしており、今年もひと足早くお散歩に行ってきた。それでも同じような考えの人がそれなりにいて、すでに賑わいをみせていた。ご近所にこんなすてきな場所があってうれしい。
あじさいが盛りとなるとともに、今年も赤じそジュースと、梅シロップの仕込みをして、ああ、もう夏なんだなあと思う。ここ数年の猛暑の記憶から、夏なんだなあ、というより、また、夏、来ちゃうのか、という気持ちのほうが大きくなっているけれど、爽やかな飲みものたちの力をかりて乗り切っていきたい。
赤じその束から、ぷちぷち葉っぱだけちぎって選り分ける、とか、梅の実のへたをとる、とか、青い香りを嗅ぎながら、ちまちまと無心でできる作業が好き。シロップが出来上がるのがたのしみ。