2022.5.22 うつわを探しに骨董市へ行く
カップ&ソーサーなどを探しに、ついでに何か良いことを思い付く種を探しに、大江戸骨董市へ。
とりあえず場内をぐるっと一周。日射しが眩しく暑い日で、日向にいるとじんわり汗ばむ。
大江戸骨董市は、これまでも自分の休みと開催日が合えば覗いて、ちょっとした器を手に入れたりしていた。何も必要なものや欲しいものがなくても、骨董品を眺めているだけで愉しい、私の好きな催しだ。
しかしお店に置くもの、お客さんが手に取るもの、という目線で見るとなかなか悩ましい。ヴィンテージというのは一歩間違えるとただ古いだけのものに成り下がってしまう。個人で使用する分にはちょうど良くても、私の好きなものを節操なく集めると統一感がなくなってしまう。うーん、と唸りながら、もう一周。
結局お目当てのものは見つからなかった。しかし骨董市をぶらぶらしながら考えて、使う器の方針がまとまった。
カップ類は、Noritake FOLKSTONEのシリーズで揃えよう、と思う。
手元にあるのはこちらのデミタスカップ2客。
かつてこのカップを見つけた時、不勉強ながらFOLKSTONEシリーズを知らず、まさかNoritakeとは思わなかった。
https://www.noritake.co.jp/products/tableware/
Noritakeのカップというと、上のリンクのHPのような、もっとアール・デコっぽい、繊細な装飾が施されたデザインというイメージだったので、北欧食器にも通ずるようなシンプルなデザインのシリーズがあるというのが意外だった。ひと目で気に入って買った。
これふたつください、とお願いして包んでもらう間、お店の方が軽く説明してくれたところによると、
「Noritake FOLKSTONEというのは1970年代、昭和に生産されたシリーズで、今はもう作られてないんですよ。かわいいですよね〜」ということだった。
購入時にはそうなんだ〜と思う程度で深く調べなかったのだが、今一度調べてみると、
ということらしい。
シンプルながらあたたかみのある、ころんとしたフォルムと質感、それから「陶器と磁器の中間」というのが「何かと何かを繋ぐ、仲介者となる」みたいなイメージにも繋がって、作ろうとしている空間にぴったりだと思った。
休日の有楽町周辺は、人だらけで少し人酔いのようになってしまった。カフェに入りひと息つく。さて、ではどこで揃えようかと調べる。
すると、案外メルカリにたくさん売られていることがわかった。ヤフオクにもあるらしい。そんなわけで、インターネットありがとう、と思いながら、今ぽちぽち集めているところ。
集まった器たちが、実際にお店で使われる日がたのしみ。
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