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アイドル初心者がアイドル『ENGAG.ING』のライブを目撃した話。

すいま

ほんの3ヶ月前までアイドルなんて全然知らず、本当に知ったばかりのオタクが色々あってENGAG.ING(エンゲージング)のワンマンライブを目撃してきた話です。

ENGAG.ING
ENGAG.ING（エンゲージング）は、日本の5人組女性アイドルグループ。秋葉原ディアステージに在籍するキャストによって結成された「アイドルヒロインユニット」であり、サウンドプロデュースはMOSAIC.TUNE(MOSAIC.WAVがボーカロイドやアイドル等のプロデュース時に使用するアーティスト名義)、振り付けはYumikoが担当している。 ディアステージ所属。
Wikipediaより

ライブを見に行くきっかけ

アイドルを知らなかった私がアイドルを知るきっかけになったのは
GEMSCOMPANY(通称ジェムカン)というアイドルグループを知ったことがきっかけです。
4月のニコニコ超会議で見つけ、推して、先日6月末のライブを全通して、今に至る形です。その辺りは別のnoteに書いておりますので、興味があれば読んでください。

そして、エンゲージングの3rdワンマンライブ『死が二人を分かつまで愛を誓い寄り添うことを誓いますか？』を見に行くことになったきっかけ。
それは、ジェムカンメンバーの城乃柚希ちゃんがそのライブのお手伝いをさせて頂くことが決定したことからでした。

実は、エンゲージングとジェムカンの２つのグループは同じ事務所の先輩と後輩グループ。縁あってお手伝いをさせて頂くことになったのだとか。

エンゲージングは、メンバーの愛川こずえさんがニコニコ動画で過去に踊り手として活動していて、その時に私は見ていたので知っていました。
更に推しの柚希ちゃんがお手伝いをする。ということで、その日の内にエンゲージングさんのメンバーを調べて、公式Youtubeチャンネルに上がっている曲の動画を観て、行くことを決めました。
タイミング的にチケットは完売していたのですが、ファンの方のご厚意で余ってしまったチケットを譲って頂いていける事に。

初心者が準備した事

・公式チャンネルの動画で曲を出来るだけ覚える。
・有志の方が作ったコールまとめを読んで感覚を掴む。
・メンバーをフォローして当日までの雰囲気を見る
・ペンライトの色を調整していく。
この4つでした。

正直、推しであるジェムカン界隈はアイドル推すのが初めてな方が多く、今回不安はあったものの「大丈夫、これで少しは楽しめる。」という気持ちで当日を迎えました。

そこで目撃したもの

場所は渋谷WWW。
スタンディングで400~500人規模の会場です。

慣れない入場に戸惑いながら入場すると、そこは両端の階段すらも埋まっている会場。なんとか後方にポジションを取りました。

すると、程なくして柚希ちゃんの前説が入り「あ、頑張ってるな～」なんて思いながら待っていると、登場するウェディングドレス姿の5人。
このライブは、メンバーがグループとエンゲージすることをテーマとしているらしく、それらしい登場。
柚希ちゃんがナレーションを務め、結婚式らしくそれぞれ誓いの言葉を読み上げて、ライブが始まりました。

始まる曲、開幕コール&MIX。
想像していたレベルを遥かに超えていて、初心者が準備したことが全く役に立たないことを思い知りました。
動画で聞いていたよりも曲も振り付けも素晴らしくて、正直彼女たちを眼に焼き付けるのが必死でコールもペンライトの振り方にも全く意識がいかない。振り付けをコピーして踊るファンや、瞬時に歌ってるメンバーにペンライトの色を切り替えるファン、跳ねる前列のファン、自分が行ったライブとはレベルの違う声量と熱量の込もった声援、ファンに目線を送ったり反応を返す眼の前のアイドル達。

もう全てが知らない世界でした。
これが、これがアイドルなのか。自分が知ったのはまだほんの入口だったんだな、と理解をしました。本当に凄かったです。

それでも圧倒されながら身体を揺らして、ペンライトをゆらゆらさせながら、分かりそうなコールは乗っかりながら楽しんでいました。

結果、楽しんでは居たのですが、恥ずかしながら衝撃と初心者なのもありセトリは良く分からないです。

ライブの流れ

開幕から2,3曲歌った後、皆自己紹介をしていきます。
「○○です！」と挨拶すると前列から「せーーーの！！」と大声。
それに合わせて自己紹介してるメンバーの名前を叫びます。
（あまねちゃんの名前呼びがズレて「ちょっと～？」と言われたり）
その後も何曲か歌い、その中でカバー曲『Love Cheat!』を披露。

途中客席にカメラを向けて皆で写真撮影をしたり、締めに客席に向けて小道具のブーケをトスしたり。

その後は新婦達(メンバー)の生い立ちをスライドで紹介。
それぞれの生い立ちを柚希ちゃんがしっかりと読み上げながら、ときに笑いが起きたり「可愛いー！」って声が上がったりしながら10分以上の時間しっかりと紹介されました。
ここで知るメンバーの経緯もあって、個人的には有り難かったです。

さて、生い立ち紹介も終わるとお色直しをした5人。
それぞれのカラーの衣装に身を包んで登場します。

最初はこずえちゃんとゆうかちゃんを除く三人がステージに残り

「新婚って何する？」
「料理とか？料理できる？」
あまね｢……おにぎり！｣
りあ｢何味？？｣
あまね｢からあげ？｣
｢まりあちゃんは？？｣
まりあ｢私はパン、パンやくよ！｣
｢それは料理なのかどうなのか｣
まりあ｢発酵？発酵させたりこねたり？｣
｢りあちゃんは？｣
りあ｢私は料理イベントとか、やってるから？｣
一同｢あー｣
｢何作れるの？？｣
りあ｢……｣
二人｢え？｣
りあ｢煮るやつ！｣
｢煮物とか？｣
りあ｢なんか野菜切って茹でて、味変えたら違う料理になるやつ！肉じゃがとか。｣

なんて、新婚なにするトークをしていると、新妻らしいエプロン姿の二人が帰ってきます。

三人｢いいなー！｣
二人｢向こう(舞台袖の方)にあるよー！｣

三人は着替えに舞台袖へ。

こずえ｢なんかさっき皆料理の話してたけど、ゆうかちゃん料理できる？｣
ゆうか｢……フルーチェ。｣
ファン｢混ぜるだけ！！｣
ゆうか｢いやーでも料理だけじゃなく洗濯とか掃除とかもだよね。こずえちゃん掃除できる？｣
こずえ｢あー、なんかいつの間にか散らかっちゃうんだよねー…｣
ファン｢やってあげる！！｣
｢みんな優しい！｣
こずえ｢ゆうかちゃんは？｣
ゆうか｢デキルヨ｣
こずえ｢こっち見て言って？？｣
ファン｢やってあげる！！｣
ゆうか｢あっ優しい！！｣

そして三人もエプロンを付けて戻ってきます。

｢でも新婚らしいことって何がある？？｣
｢うーん｣
ゆうか｢一緒に寝たりとかしたい｣
｢あ！！あー！！｣(会場どよどよ)
こずえ｢アイドルなんでー！！｣

なんてトークをしてから、
お次はカバー曲の『最強○×計画（さいきょうまるばつけいかく）』
正拳突きをする振り付けでは、それに合わせてファンが「セイヤ！」と言ったりしていました。
締めでエプロンを客席に投げ、最前列周りの人はGETして、周りの反応を見るに付けてる人も居たみたいです。

そうして何曲か踊る内にラスト二曲。
「えー！！」と皆で終わりを惜しみながら、最後まで盛り上がるファン達。
最後は、大きな拍手と共に幕が閉じていきます。

それで終わるかと思いきや、パラパラとアンコールの声が上がる。
「アンコール！アンコール！」と叫んでいく中、最前列から

｢皆で春風スターター歌いませんか！？！？｣

1stシングルである春風スターターを歌おうという提案。

最前列のファン主導で「季節は変わり～…」というフレーズを歌い切るとどこからともなく「いや×4 もう一回！！」のコール。
また最初から「季節は変わり～…」と繰り返していくファン達。

これがいつもなのかは分からないですが、確実に10回は超えてたと思います。良い曲で良い提案だと思うんですが、流石に10回も超えると面白すぎて笑ってしまってました。

ちなみにライブ後にそれを再現しようとされた動画がこちら。
ほんとにこんな感じのをアカペラでやってました。

そして、幕が開くとライブTシャツをアレンジした衣装で5人が登場します。

ステージ中央にはテーブルと大きな四角い箱。

それを皆で開くとサプライズで有志ファンから大きなケーキが贈られたとのナレーションが入り、大盛りあがり。
ここだけ写真がオッケーだった為、上手、下手、中央に向けてケーキ入刀しながらポーズ。それを撮るファン達。

その後はファーストバイト。みんなでふざけながら食べさせ合っていきますが、りあちゃんはベチャベチャ、ゆうかちゃんは美味しそうに食べたり、大きいスプーンを持ったあまねちゃんは積極的に食べさせにいったり、まりあちゃんを追い回したり、こずえちゃんはあんまり汚れたくなさそうだったり。メンバーそれぞれ食べながら、少なからず顔がケーキだらけに。

アンコールということで歌う曲はやっぱり『春風スターター』
本当に最後の最後ということもあって、ファンの声量も熱量も今日最高で、めちゃくちゃ盛り上がってました。
また、歌い方も綺麗に歌うよりも楽しく歌うことを優先した感じに。途中ゆうかちゃんが後ろに下げたケーキをつまみ食いして、もぐもぐしながらあんまり歌えず笑われたり。

その後は、新婦からお手紙を読んでいく。
機会と縁に恵まれて、暖かく迎えられて今があるこずえちゃん。
頑張って看護師になるも諦めきれず、ディアステに入るけど人と距離を取りがちで、自信無さげだったけどメンバーに助けられて今があると言うまりあちゃん。手紙を持つ位置が上手く決まらずあたふたする一幕も。
ディアステージに出勤し始めてから、エンゲージングに辿り着くまで長かったゆうかちゃん。
活動うまくいかなくて、ユニットのテーマ｢優しさ｣がわからず苦悩したと零すも、最後は照れながら超好きだよ！と言ってくれるあまねちゃん。
凄い人になって、優しい父母に側にいて欲しかったけど堅実に生きろと言われて、最後のチャンスとディアステにきたりあちゃん。
初見の自分では全ては知り得なくとも、それぞれの想いを語る5人に胸を打たれて涙が出てきました。

今が永遠じゃなくて、好きの意味が何れ変わる様な刹那的なものだとしても、それを信じて、ユニットで夢を見て前に進もうと頑張る姿。
そういう姿に着いてきているから、エンゲージングのファンはアツいんだな。と感じました。

最後にまた、サプライズで有志のファンから花束が贈られ、このまま終わると思いきや…

スクリーンに重大発表の文字。

「4thワンマン決定。東京キネマ倶楽部で10月14日。」

突然のことにメンバー5人は戸惑うも、最初に
｢えー、どうしたらいいんだろ……やったー！！｣と言うのはゆうかちゃん。

「700人規模で二階席もあるんだって、ここより大きい。埋められるかな、もう三ヶ月もないよ。皆来てくれる？」
ファン「行くー！！」
「絶対だよ？絶対来てね？？」

なんて色々話しながら、締めていくこずえちゃん。衝撃で少し泣いてたり動揺を隠せないメンバーに「締めちゃっても、良い？」なんて聞きながら。
閉じていく幕に合わせて中央に寄り、ギリギリまで手を振るメンバー達が印象的でした。

最後に

本当に、自分がアイドルのライブに行くことになるとは。
我ながらそう思ってます、無縁の世界に生きていたので。人生は分からないものですね。
推しのジェムカンのライブもアイドルライブなんですが、このライブをみて一般人の認識するアイドルライブとはまた違ったのかもな。と思いました。
それと同時に推し達の目指す先にこんな凄い世界があるのか、それともまた別の凄い世界があるのか。未来がとても楽しみにもなりました。

今後またENAGAG.INGのライブに行くかどうかは分かりませんが、もっと沢山知っていれば、1年半前に戻れれば。なんて後悔が少なからずあったのは事実です。形はどうあれ応援したいですね。

書き方としてファンよりは目撃者。そんな視点でライブレポートを書かせて頂きました。
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。
現状ジェムカン記事中心ですが、色々書くと思うので、興味があれば他の記事も読んで頂けると幸いです。

セトリです。こちらのファンの方のツイートからお借りしました。

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すいま
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