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#46 推しは74歳

しつこい咳をのど飴で黙らせて出かけたのは
丸の内COTTON CLUB。

COTTON CLUB


MIS CAST 2

写真が反射で上手く撮れない…

TAKESHI KAGA

時は1978年。
テレビドラマで3番手寄りの2番手の役で出演していた鹿賀丈史さん。
画面に現れた瞬間

「なんか、この人気になる」
「名前はなんて言うんだろう?」

当時小学4年生10歳(‼︎)の私は鹿賀さんにハートを持って行かれた。

その時のビジュアルに一番近い状態は、こちら

ごくごくライトなファンだけど
おそらく鹿賀丈史さんは私にとって

人生初の「推し」だ。

1987年「レ・ミゼラブル」初演時は上京していたので、帝国劇場まで出かけた。
その日の鹿賀さんはジャンバルジャンを演じていた。
一緒に観劇したすーちゃんに連れられて

人生初の「出待ち」もした。(よくよく考えたら出待ち体験は後にも先にもコレ1回)

なんと握手していただいた。
大きくて温かくて柔らかい手の感触
品のいいパルファムの香り
上京して半年も経たない私は
刺激と情報量に圧倒された。


今日のステージは
中島みゆきさんの楽曲をメインに
合間に
「ジキルとハイド」
「生きる」
の楽曲とセリフが織り込まれていた。

演じるように歌い
歌うように演じる
発声がすでに違う。
響きが違う
cottonclubの小さなステージが一瞬で
帝国劇場?
日生劇場?

これが
表現力
説得力
存在感
なのかも。

キャリアがオーラになって
場を包み込む。いい意味での支配。
低音な語り口と相俟って
客席をまるごと陶酔に誘う。

あっという間にエンディングを迎え
丸の内のビルをスッキリした気分で見上げて帰る背筋がキレイに伸びている気がした。



鹿賀丈史さんは
私のサバイブ時代の御守り


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