見出し画像

黒澤 絵里香 先生 / 講師インタビュー

こんにちは!
G-Apps.jp 公式 note 担当の伊藤です!

本日は 教育相談 × Google for Education 〜 ICTで広がるこころと学びのトータルサポート 〜 に登壇される 黒澤 絵里香(くろさわ えりか)先生にお話を伺いました!
2025年 2月 8日(土) 20:00〜21:30 で行われます。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。


ご紹介


黒澤 絵里香(くろさわ えりか)先生
  • 福島県教育センター指導主事

  • 2000年より福島県立高校英語科教諭として勤務され、2021年から福島県教育センター指導主事として教育相談チームで勤務。

  • GEG Fukushima リーダー

  • Google for Education 認定教育者レベル1,2

  • SDGs for School認定エデュケーター

  • ハテナソン認定ファシリテーター

  • パブリックリレーションズfor School公認ファシリテーター

今回の講座について教えてください!

(黒澤先生)ICTの活用やアプリの使い方ではなく、活用する私たちのマインドセットや指導観などを共有できたらいいなと思います。
デジタル活用を支える、アナログの教育相談の大事さをお伝えしたいです!

黒澤先生は、元々教育相談が専門なんですか?

(黒澤先生)元々は英語科の教員です!平成28年に長期研究員として、教育相談の世界に入ったのがきっかけですね。

それからはもう教育委員会でお仕事をされているんですか?

(黒澤先生)一度現場に戻って、英語の教員と教育相談の担当をしていました。その時にも、この教育相談の学びで、心理アプローチが180度かわりました!
私の"観" が変わったんです。
伊藤先生は、生徒指導のイメージってどう思います?

んー、一般的に生徒たちは、生徒指導はこわいとか叱られるとか思われてそうですねー

(黒澤先生)そうですよね!でも、この教育相談の視点から行う心理アプローチは、子どもを変えるのではなく、こっち側の見方を変えるみたいな感じなんです。
生徒指導って怖いとか怒るとかのイメージがあると思うんですけど、子どもたちの成長を支えることこそが、生徒指導だということを伝えていきたいです。
その心理アプローチには、解決志向アプローチというものがあって、、、、
この話は講座内でお伝えしますね!

これは楽しみですね!

先生の授業について教えてください!

(黒澤先生)現場で授業を行っていたときは、英語を担当していたので、その話をしますね!
英語って、言語そのものを教えることよりも、使ってなんぼだと思っています!だから、文化や時事問題などを読んだり聞いたり、考えたり発信したりする授業をするのが、最初から好きだったんです。
今でいう「探究的な学び」の入り口、という感じですね。

そんな中で、ICTに関わるきっかけはなんだったんですか?

(黒澤先生)そういう授業をしようとした時、最初はとても大変だったんです、、、。文化に触れたり、歌(洋楽)を聞かせたりするのはとても大変だったんですよ〜!

どういうことですか!?

(黒澤先生)だって、今みたいに YouTube や オンラインがメジャーではなかったので、音楽はC Dを買って、歌詞をダウンロードして、そこから穴埋めを作ってとか、、、今では考えられないですよね笑

確かにそうですね!!笑

授業の様子

(黒澤先生)新聞記事も、切って貼ってとか、、、。まして、海外と繋いで交流しようなんて一苦労でした。
だからICTは私にとって渡りに船という感じでした!

最初に利用したICTは、Google だったんですか?

(黒澤先生)Mentimeter とか Kahoot! とかから始めたかな?と思います。
2016年に福島県で G Suite (現在の Google Workspace )が使えるようになって、研修を受けて使えるようになりました!
でも、授業でちゃんと使い始めたのは2018年くらいからですね。

授業の様子

そこから認定教育者などを目指されたんですか?

(黒澤先生)子どもたちのモチベーションを上げるのって大変じゃないですか、この G Stuite がそのモチベーションを高める一助になった気がしたんです。
生徒たちが、Google スライド や Google Jamboard で共有したりして、アウトプットするのが好きなことに気づいたんです。
その延長で、子どもたちの主体的に学ぶ手段としてICTがあるなら、みんなで学び合いたいなと思いました!
それを地域に広げたいとか思ったのかもしれませんね。

研修をされている様子

すごく自然な流れで学びに向かわれたんですね!

(黒澤先生)校内研修で担当したICTの研修もオンラインでやって欲しいと言われたことがあったんです。その後、色々なところでお声をかけていただくことが増えましたね!

研修をされている様子

ご紹介の中にあった、ハテナソン認定ファシリテーター や パブリックリレーションズ for School 公認ファシリテーター もICT系なんですか?

(黒澤先生)ハテナソン認定ファシリテーターはハテナをいっぱい作ろうみたいな、問い作りの手法を学びました。
パブリックリレーションズ for School 公認ファシリテーターは、次のような意味があります。

個人や組織は、設定した目標を達成するために、パブリック(ステークホルダー)の中から、関わりを持つべきターゲットを決めますが、目標設定が変われば、ターゲットも変わります。
ある目標や目的を達成する際の、そのターゲットとの関係性・構築・維持(リレーションズ)の総体が、「パブリック・リレーションズ」です。

抜粋・一部引用 https://pr-for-school.com/about-public-relations/

何かきっかけがあったんですか?

(黒澤先生)生徒指導や教育相談、そして学習指導と、ハテナソン、パブリック・リレーションズは親和性が高いと思ったんです。
このエッセンスがわかったら、"支える生徒指導"とか、"教育コーチング"とかに活かせるかなと思いました。

いいかなと思ったら行動されてきてるんですね!

(黒澤先生)私にはキャッチフレーズがあって!笑

キャッチフレーズですか!?

(黒澤先生)"向き不向きより前向き、とにかくなんでもやってみる3児の母" というキャッチフレーズがあるんです!

えー、素敵なキャッチフレーズ!!

(黒澤先生)これも Google 関係のオンラインイベントで、ハテナソン(問いづくり)をやって作りました!
キャッチフレーズを考えるために、突き詰めていきたい問いを考えようというテーマで行いました!

すごくいいですね!新年度の学級開きで使えそう!

(黒澤先生)確かに担任されているクラスでも使えそうですね!

プライベートはどのような感じなんですか?

(黒澤先生)3児の母なので、オンとオフはきっちり分けます!
家では仕事はしないですね!

いいですね!

(黒澤先生)学校に勤めているときも、教育センターでの勤務でもそうですね。

それはワークライフバランスという意味ですか?

(黒澤先生)もちろん、子どもと遊びたいのもそうですし、きちんと分けていた方が、メンタルヘルス的にもいいなと思います。
そうでもしないと時間を作れないですよね。

この業界の仕事はそうですよねーー、、、

(黒澤先生)はい笑
やろうと思ったら、どこまでもできちゃいますからね。

最近のお休みはご家族でどのように過ごされたんですか?

(黒澤先生)普段は子どもたちの習い事の送迎が多いですね。
3人の子どもたちがそれぞれ別々の習い事をやっているので、それが多いですね。

それは、送迎の毎日ですね笑

(黒澤先生)この前の夏は初海外旅行で香港に行きました!

ご家族で香港を訪れた様子

え!香港!?

(黒澤先生)子どもが香港ディズニーランドに行きたいって言って笑
思い切って行ってみました!
日本のディズニーシーのアナ雪はすごく混んでたと思いますが、香港にもほとんど同じものがあって、あまり混んでいなくてスイスイ入れました!

え!香港ディズニーって空いてるんですか!?お盆なのに!?

香港ディズニーランドに行かれた様子

(黒澤先生)向こうにお盆は関係ないですね笑

あ、確かに笑
次もまた行かれるんですか!?

(黒澤先生)2027年に、男子ラグビーワールドカップがオーストラリアであるので、それに家族でいきたいなと話はしています!

オーストラリア!それもいいですね!

(黒澤先生)実は、オーストラリアで1ヶ月間だけ、日本語教師をしたことがあるんです。学生時代の長期休暇を利用して、ホームステイをしたんです!

日本語教師をされていた様子
ホームステイでオーストラリアに滞在されていた様子

えー、そんなところにご家族でとか、、もうすごくいいですね!

(黒澤先生)大好きな国ですね!

今後の目標や挑戦したいことはありますか?

(黒澤先生)たくさん海外に行く!!!
家族でも行きたいですし、退職したらパパと世界一周船旅とかも!
あと、カリブ海のディズニークルーズがあるんです、それに乗りたいねって言ってます!!!

えー、すごく素敵、、、、

(黒澤先生)子どもたちを連れて香港に行った時に、話せる英語が限られているので、"サンキューサンキュー" って言いまくってたんです笑
その時に、現地の方がニコって笑ってくれるのが嬉しかったみたいで。そういう経験をいっぱいさせてあげたいなと思います。
自分はそこまでの経験ができなかったから、子どもにはそういう経験をたくさんして欲しいです。

好きな Google のツールを教えてください!

(黒澤先生)え、伊藤先生は逆に何ですか?

うーん、Google ドキュメント かなーー

(黒澤先生)自分も Google ドキュメント かなと思ってました!
共同編集を体験してもらうと、"早く仕事おわるー"とか言ってくれるし、見出し機能とか、最近でいうとタブ機能とか、使い勝手が良い機能が多いですよね!

確かに、使い勝手良いですね!

(黒澤先生)業務の中でメールで講師依頼をする時があるんですけど、今まではメールの文章のチェックのために、部署内でメールを先に送ってもらってチェックして、、、とやっていたんですが、
Google ドキュメント には、Gmail の下書き機能が追加されたので、それをチームで共有しながら、効率的に仕事ができるようになりました。
あとは、先生たちは文書作成系のツールに慣れているから、使いやすいんだと思います。

最後に、G-Apps.jp Community を利用している先生たちに向けて一言お願いします!

(黒澤先生)このコミュニティに参加しようとか、参加している先生方ってどんな"子ども観"、"指導観"なのかな?って思っていて、ぜひ先生方が考えていることも知りたいです!
普段、授業作りをされている先生方の奥にある"観"みたいなものを、みなさんと共有できたらいいなと思います。

いかがでしたか?
今回は、次回の講座を担当される黒澤先生のインタビューでした!黒澤先生の講座を受講されたい先生方は、ぜひ下記のリンクからお申し込みください。


いいなと思ったら応援しよう!