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サイモン・シネックと「旗」

昨日のお題は「コミュニティを作る・入る時に考える『3つのポイント』」。

コミュニティを作る・動かす際の「3つのポイント」とは、
「1.旗(目的・目標)」(何のために、何を目指す)、
「2.仲間」(誰と)、
「3.活動と役割」(どのように)です。

特にポイントは「旗」です。旗を考えるには「2W1H 」です。
①まず、Why。
理想的であったり、目指したりする状況を描きます。
②次に、What。そのようになっていない現状を把握します。
③そして、How。理想と現実の「ギャップ」を埋めるために「コミュニティ」を作ったり、入ったりする
…というのが自然の流れです。

今日は、その「2W1H」を考える際に参考になる、サイモン・シネックの「ゴールデン・サークル」についてご紹介します。

サイモン・シネックとは

サイモン・シネックは1973年にロンドンで生まれた思想家。
自身のサイトには、自分のついてこのように記されています。

サイモンは揺るぎない楽観主義者です。
彼は明るい未来と、それを一緒に構築する私たちの能力を信じています。
「まれな知性を持つ、先見の明のある思想家」と言われるサイモンは、まだ存在していない世界のビジョンを前進させるために彼の職業生活を捧げてきました。

サイモン・シネックといえばTED
「How great leader inspire action」(優れたリーダーは、どうやってアクションを促すか)をご覧になったことはありませんか?

再生回数4900万回を誇るこのTEDの中で、サイモンはリーダーのあり方と考え方を「ゴールデンサークル」を用いて語っています。

TEDでサイモン・シネックが語っていること

「ゴールデンサークル」とは「なぜ・どのように・何を」するか、という順で考えるプロセスのことです。

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サイモンはこう語ります。

この世のどんな人も、どんな組織も
自分が「何を」しているのか100%理解している。
ある人々は「どうやるか」まで理解している。
すなわち、自分と他者を差別化する能力や価値を知っている

さらに、このようにも語ります。

しかし、「なぜ」自分はそれをやらなくてはいけないのかを理解している人や組織は少ない。
優れたリーダーや組織は逆。
「なぜ?」「どうやって?」「何を?」の順に考え、行動し、
コミュニケーションを取る。

この順番は、脳科学的に意味があるそうです。

「なぜ?」「どうやって?」「何を?」とコミュニケーションを取ると
私達は行動をコントロールする脳の真ん中に直接働きかけることになる。

脳は中心部の「大脳辺縁系」と、外側の「大脳新皮質」に分けられます
中心部の「大脳辺縁系」は、直観に働きかける系。
自律神経機関で、情緒、信頼、忠誠心等の感情を司る部分です。①Why:存在意義・③How:戦術(手段)は、ここで考えられます。
外側の「大脳新皮質」は、理性に働きかける系。
合理的・分析的思考の機能を担います。②What:戦略は、ここで司ります。

コミュニティの2W1H

このサイモンも語る「2W1H」…見覚えありませんか?
そう、コミュニティ作りの3つのポイント=「旗」の考え方です。

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サイモンの語るリーダーシップ

『理念を掲げて社会を巻き込む力をもつリーダーは、思考を「WHAT」からではなく、「WHY」から始めるという共通点をもっている』という点は、まさしく幹事のあり方にも通じます。

皆さんもコミュニティを作る時には2W1Hの考えた方を踏まえると、自分で動かしたくなるコミュニニティを企画できるようになる!…と、思いませんか??

まとめ

コミュニティの「旗」を考える時のポイントは「2W1H」
目指す「Why」と現状「What」のギャップを埋める「How」として、コミュニティを作ろう!という流れです。

その「2W1H」の考え方は、サイモン・シネックの「ゴールデンサークル」=「なぜ・どのように・何を」するか、という順で考えるプロセスとほぼ同じです。

そんなサイモンの語るリーダーシップは、『理念を掲げて社会を巻き込む力をもつリーダーは、思考を「WHAT」からではなく、「WHY」から始めるという共通点をもっている』。まさしく幹事のあり方にも通じます。

コミュニティ運営には、サイモン・シネックをぜひ、ご一読を。

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