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コミュニティマーケティングのカンファレンス#CMC_MAX 開催!


コミュニティマーケティングについて考え、アウトプットする2日間。#CMC_Meetup 初の全国カンファレンス開催。今年は全国からオンラインで参加できます!」…ということで6月26日(金)に大盛り上がりの前夜祭を経て、翌27日(土)に本編と懇親会が行われたCMC_Meetup MAX。

27日(土)の本編は、オープニングとクロージングを含め5セッション行われました。そのちょうど真ん中の三番目「オンライン時代の1stピン像」のモデレーターを担当させていただきました。…楽しかった!

ここで「何を考えながらモデレートしたか」をまとめておきます(全体の振り返りは、追ってCMC_MAXのnoteで書きます)。

ちなみに、本番までの準備状況と、一緒に登壇してくださった西馬一郎さん矢野裕紀さんの詳細は、こちらを!

念のため「1stピン」とは

小島英揮さんの我らが必読書「コミュニティマーケティング」の帯には、このように書かれています。

「ファーストピンをねらえ」

そして、69ページには、こんなことが書かれています。

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要は「1stピン」とは、企業(主催者)から「ねらい」「倒す」存在…だったのですね。(これを、当日の僕たちの前のセッションで、痛感することになるとは…)

オフライン時代(≒ビフォーコロナ)、そんな「1stピン」は見つけやすかったようです。

というのも、その商品やサービスについて日頃から愛用し、その様子をSNSで拡散。イベントを開催すれば、いの一番で参加。当日まではツイートで参加促進を呼びかけ、当日は運営ばりに早く来て、なんなら会場設営を手伝い、コール&レスポンスははっきりし、さらに本番中や終了後にもツイート。

日常の動きは、実は「オン」ラインが主、でしたが、たまに行われる「オフ」ラインの機会に会う(ミーツ)すると、「リアル」な顔や名前や雰囲気や立ち居振る舞いといった存在が、「共有」できました。

しかし、時代は「ノーミーツ」「オフ」で会う機会が消滅
すると存在が「共有」できなくなりました。新商品やサービスのリリース、それを受けた1stピンと思しき人の動きが…。オンラインでイベントを開催して時間を共にしようと思っても乱立し、その開催状況を共有するのも一苦労。そして、参加者は移動がない分、掛け持ち参加も増えたりし、お互いが見えにくくなりました。

そんなタイミングで(当初は5月開催のCLS高知初鰹編で、類するテーマでの実施を予定しつつも、昨今の事情で設けられなかったことを受け)CMC_MAXで本セッションを開催することができました。感謝です!

ゴール

「オン・オフに関わらず『1stピン』の取説を実例を踏まえて共有すること!」…3パネルセッションの真ん中のこの「1stピン」。
前のセッションの「カスタマーサクセス」にも、後の「地方コミュニティ、個人コミュニティ」にも必須な存在、それが「1stピン」。上述の状況を踏まえ、みんなに必須のこの存在と協働の考え方や方法を、共有させて頂こう!と考えていました。

そのために、この3つをお話することにしました。
ちなみにこの表は、天神放送局さんのご配慮で、僕たちが話している間、ずっと右上に出てました。新藤さん率いる天神放送局さんの神画面作りに、感謝です!

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楽屋(僕たちの前のセッションを聞いて感じたこと)

「あれれ?企業側のコミュニティとか1stピンの見方って、そうだったの?!」…JBUGとヌーラボさん、マジカチとfreeeさんとの会話では聞かれないことが、話されています。

カスタマーサクセスに効く!
トップラインを伸ばすために動いてもらう!
NPSなどのKPIが上がることも期待!

え?え?…わかるよ、わかるよ。でも、それ、企業側の論理だよね??
それ、コミュニティや1stピンに期待しちゃう??Twitterの反応を見ていても、そのような空気感が漂っていることを感じました。

正しいとか、正しくない、という類の話ではありません
人によって「旗」=気にするは同じものにあったとしても、立ち位置によって見え方が違い、そこへのたどりつき方がいろいろあります。すなわち、コミュニティに関わる意味が違うことの表れです。

ヌーラボさんやfreeeさんとの会話では全く出てこない考え方や言葉だけど、企業側がコミュニティや1stピンをそのように見たり考えたりしていることが分かったこと、そして僕たちはそれに、そこはかとない「違和感」を覚えたことは、本番前の大収穫でした。

我々は、あくまで商品やサービスが好きで動いている、そう、我々は、アイドルグループの推しメンバーなどに出来る「勝手ファンクラブの筆頭メンバー」なのです。それに「サクセス」「トップライン」「NPS」を期待されても…。

そこで急遽、話に次の2つを盛り込みたい!と提案し、お二人のご理解を得ました。

「1stピンは、純粋に商品やサービスが好きな『勝手ファンクラブ』の筆頭メンバーであること」
「なので、ノー『サクセス』『トップライン』『NPS』な存在であること」

本番①始め方

まずは、「こんにちは!」と、目の前にいるあなたにご挨拶
まずは今朝、カミさんに「早口」と「情報量の多さ」で怒られたことを暴露

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それはさておき、この手の連続トークイベントは、セッションごとのつながりが大事。そうしないと、参加してくださっている方が混乱しますからね。

なので、まずは流れの整理からスタート
CMC_Meetupとは、中でもCMC_MAXとは、セッションの構成と、その中における「1stピン」の位置付けをまず、整理しました。
ポイントは、カスタマーサクセスにも、企業&個人コミュニティにも「1stピン」は必要な存在なので、僕たちが真ん中でつないでいる、ということ。

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まさかこの間に、猫が逃げ、犬が逃げ、お子さんが起きたとは…。

そして「心理的安全性の確保」
リアルであれば左右両隣の人と笑顔で目を見て握手をして「よろしくっ!」とご挨拶!なぜならば…。

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でも、今日はオンライン。
だからと言って諦めません!画面越しに、ハイタッチ!

これは、先日大成功を収めた全編ZOOM演劇「#門外不出モラトリアムにストーリーのキーとなるイオリ役で出演した伊澤恵美子さん、我がコミュラボのオフ会でその時の話を伺った時に、教えていただいた手法

AKBのコンサート前の様子などでご覧になられた方も多いかと思いますが、リアルに芝居や講演を行う際は、円陣を組んでハイタッチして、舞台へ駆け出します。なんとかZOOMでも、と思い、やってみたら盛り上がりました。

本番②本編

■自己紹介後、まず聞いたこと。
それは「コミュニティ」で「1stピン」であることの「喜び」を感じる機会と言えば??

まずは僕から!そもそも僕たちは「アイドルの勝手ファンクラブ!」

そして、矢野さんからいきなり名言!

「早く遠くに行くならコミュニティでいけ」

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西馬さんからは、仲間と共に学ぶ場であり、熱量が大事。コミュニティは好きでやっているのであって、KPIは関係ない!これは、上述の「カスタマー…」セッションでの気づきに基づくモノ、だったと思います。

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この辺りから、僕の「相づち」に関するツイートが増えてきます。
気づいていただけていて、嬉しいです!


■次に聞いたのは「旗」の決め方

オンでもオフでも、コミュニティに不可欠なモノ、それは「旗」。
でも「勝手ファンクラブ」なので、そもそも「旗」がない。そして、それを「自分ごと」化させるのが難しい。と言う中で、「旗」をどのように決めて、浸透させたのかを伺いました。

西馬さんは、メンバーはそもそもプロダクトである「バックログ」が好きで、それを使ってプロジェクト回したい人たち。プロダクトはあくまで手段。そんな「好きな人たち」同士で、コミュニティのビジョンをイベントの時などに話して自然発生的に決めた、とのこと。

矢野さんは、最初はフワッと入ったとのこと。1年ほどしてイベントを運営しているうちに、期待してきてくれる人とやっていることの乖離が生じてはもったいないことに気づき、コミュニティリーダーとfreeeのコミュニティマネージャーで「どうなりたい??」を話し、「提供するサービスを磨きに来る場」に決めたそう。

■「ルール作りと広め方」

ここからお互いをニックネームで呼ぶことに
本番では言いそびれましたが「カースト」を生まない工夫の一つです。

そして反応

馬ちゃんは、オフラインが可能だった頃は定期的に運営メンバーで会い、イベントが終わった後に運用を振り返り、見直し。

ちなみに、この「振り返り」は大事ですよね。目標設定→行動計画立案→実行→目標との差分の認識と理由の検証…それぞれにかける時間はその時々かと思いますが「検証」無くして次はない、と思います。

オンラインでは、みんなで「反応」しよう!と決めたとのこと。オンライン時代は、チャットなどが盛り上がっても、画面の向こうの反応がわからず、不安になるから。相づちや「ですよねー」とコメントすると言ったことを、チームとしてルール化!

そんな中、僕がファシリながら無意識に発していた相づちのまとめ
ありがとうございます!

矢野ちゃんのマジカチはルールがない各地の支部も含め、自走化。freeeのコミュマネは一歩離れていて、自分たちは自由に。そして、各地のオリジナリティが生かされているとのこと。これは、企業コミュニティと1stピンの理想的な関係!

■オンライン時代の1stピンの見つけ方

僕は「目配り、気配り、心配り」だと思います。


ちょうど朝、ツイートしてました。

馬ちゃんは、オフライン時代からツイートを拾う、SNSに反応するなど、まめに動いていたそうです。まさしく、気配り!

矢野ちゃんは、現在のご自身がピン(一人)でfreeeの導入などを行っているため、freeeに拾ってもらえてありがたかったとのこと。なので、自分のように「チョロチョロ動いている人」を探す

■質問

ここでありがたいことに、質問が!
ツイ廃枠参加で、素敵なツイートをくださったとくあやさんから!

僕は、これからのコミュニティは、糸井重里さんがインターネット的で書かれていたように

フリー、フラット、ファン

でないと成立しないのでは、と回答。

矢野ちゃんは、またきた名言!

僕が補足したのは「3つのき」。
コミュニティに参加する方に求められる「でき」(能力)、「やるき」(意欲)、「むき」(方向性)。このうち、「でき」と「やるき」で上下関係を生まない工夫をすること。でも、「むき」は入った後で変えられないので、入口で確認。

もう一つは、自己紹介。常連もお初の方も、とにかく。

とくあやさんにも、答えが届いたようでこのツイート!
こうしたやり取りとをリアルタイムでできるのは、オンラインならでは!

■野望

オンライン時代を迎え、今後どんなことをしたい?という野望を伺いました。

馬ちゃんは、「コミュニティコラボ」。今までも始めていたそうですが、いろんなコミュニティと一緒に活動したいとのこと。
また、JBUGの地域名を関した集まりがあるので、各地へオンラインの知見を共有を。オンラインは、オフラインのように場所を抑えれば…とは違うスキルやノウハウが必要なため

矢野ちゃんは、地域軸だけでなく、テーマ軸で分科会を作り始めているので、その加速を。

お二人に共通しているのは、好きでやっていく!楽しむ!

本番③シメ

放送終了1分前!
「オンライン時代の1stピン像」
を西馬さんと矢野さんのコメント、そして、Twitterでの皆さんの反応を踏まえ、こんな感じでまとめさせていただきました。

実はオンライン時代も、オフライン時代も変わりません。
僕たちは「勝手ファンクラブ」。
企業のことを意識しつつも、プロダクトを使っている僕たちが楽しい、
その先にいる仲間が楽しい、が大事。
関係は、フラット、内輪感は出さない、誰がきても受け入れる。
オンライン時代、地域、コミュニティを広げ、活動を広げていこう!

と言うことで、最後はこれ!
「これからも1stピンを大切にし、コミュニティを楽しんでくれるかな?」

まとめ(お礼)

セッションをご一緒させて頂いた馬ちゃん、矢野ちゃん、ご視聴くださった皆さん(猫ちゃん、犬ちゃん、お子様も!)、そして、貴重な機会をくださった小島さん、準備を取りまとめていただいた小笹さんをはじめとするみさん、ありがとうございました!

皆さんのTwitterを改めて拝読し、その量に驚愕しました。ありがとうございました!お届けしたいことは届いていた、でも、流れまでは…だったので、このnoteをまとめました。

「流れ」とは「1stピン像」を導く前に、そもそものコミュニティの定義、コミュニティにおける自分の規律(喜び)、目指す「旗」、「旗」を目指す際の規範(ルール)などを整理し、オンでも、オフでも「1stピン」や「コミュニティ作り」ができるように、ポイントをお示ししました。その上で「1stピンの探し方」「関わり方」などをまとめました。
でも、これも最後に申し上げたようにオンでもオフでも「変わりません」

と言うことで、楽しかったです。
皆さんにとっても、ご参加いただく前と後で、ポジティブな変化があった40分であったら、嬉しいです
ありがとうございました!








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辻 貴之
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