「コミュニティ」とは何かーコミュニティの定義ー
こんにちは!
辻貴之と申します。
「つじ」をひっくり返して「じーつー」(G2)なんて呼ばれたりします。
趣味幹事、特技幹事で、社会人生活20年以上にわたり、平均年100回以上、1000人以上の方にお集まりいただく機会を、様々なコミュニティで作り続けています。
この3年で関わったコミュニティとしては、NewsPicksアカデミアのゼミの運営、Yahoo!アカデミアの運営、早稲田大学ビジネススクール稲門会、コルクラボ、箕輪編集室、6curryなど、オン・オフから、営利・非営利まで多岐に渡ります。
こうした日々を通じて溜まった知見を共有するサロン「コミュラボ」を19年2月に約200人の仲間と立ち上げました。メンバー同士で知見と経験の共有ができる、とてもありがたい集まりです。
このほか、コミュニティを運営したり、その中での単発のイベントの企画などにお役に立ちそうなネタを「#今日の幹事力」と題して Twitterでツイートしています。
このnoteのゴール
「コミュニティの教科書的存在を、みんなで作ること」
さまざまな活動を通じて感じたことは、コミュニティを作ったり、動かしたりする時に参考になる「教科書」的な物が無い、ということです。
また、コミュニティに興味を持っても、そもそもどんなものか分からず不安で入れない人もいるようです。
というのも当然です。
ここ最近語られる「興味関心」を軸としたコミュニティが勃興したのは、「地域」を軸とした数千年にわたるコミュニティの歴史に対して、ここ数年のことだからです。
そんな皆さんのために、主に2019年2月から6月に開催したコミュラボの中でのゼミ(コミュゼミ)での8回の講義をベースに、コミュニティの定義や歴史か、構成要素、理論、事例などを共有します。
それにより、悩みや迷いや不安を解消し、一歩を踏み出す「きっかけ」を目指します。
コミュニティの定義
そもそも「コミュニティ」とは?あなたなら、どのように答えますか?
コミュニティの定義は諸説あります。
まずは、コミュニティの「語源」をみてみましょう。
ラテン語の「Co」(相互の、共同の、共通の)と「munus」(贈物、任務、成果など)を組み合わせた「Communitas」が転じて、Communityとなりました。
例えば、アメリカの社会学者であるロバート・マッキーバーは、名著「コミュニティ」でこう語ります。
「コミュニティという語は、村とか町あるいは地方とか国とかもっと広い範囲の共同生活の何れかの領域をさすのに良い」
「コミュニティとは、共同関心を源泉とする一定領域」
コミュニティの業界団体とも言えるCMXはこのようにて定義しています。
共通の関心やアイデンティティを持つ人々が、継続的に体験を共有する場
このnoteでは「コミュラボ」のコミュニティの定義を援用します。
コミュニティとは、共通の興味関心の「旗」の元に集った「仲間」が、継続して行う「活動」と「役割」のある場。
先程採り上げた「語源」から、「共同」の「職務」や、「共通」の「成果」などに、通じますね。
3つのポイント
「旗」「仲間」「活動と役割」です。
これが決まれば、あなたもコミュニティを作ったり、入ったりできます。
簡単に説明すると…
「旗」とは、何のために、何を目指し、どんなことを、どのようにやるか?
「仲間」とは、目指すものに共感し集う人たち。
「活動」は、「旗」に書かれた「やる」こと。
「役割」は、「活動」の中での仲間同士の期待。
という幹事、もとい、感じです。
この定義、設計方法、事例などを順にご案内します。
合間に、日々の活動などを通じて得たことなども交えます。
実は最も身近なコミュニティは…
自分、です。
なぜなら、自分は様々な顔、平野啓一郎さん的にいうと複数の「分人」で成立しているからです。コミュニティ作りの基本となる「旗」を考える際に、自分のことを見つめることになります。
「自分というコミュニティの幹事は、自分だ!」ということを、忘れずに!
ということで、このnoteを読み進めると、コミュニティを作ったり、入ったり、動かしたり出来るようになるはず、です!(ゼミ卒業生は、自らコミュニティを立ち上げて、動き出しています!)
さあ、あなたもご一緒に!
ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!