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「澤の茶話会」、無事開催!

昨日のお題は「アイスブレイク①ーGOOD & NEWー」。

あなたにこの24時間以内にあった「良かったこと」か「新しいこと」を教えて下さい!…というもの。

アイスブレイクとは、人が集った時の緊張感や警戒心を堅い氷に例え、それを溶かすものです。

この「GOOD & NEW」というアイスブレイクは、アメリカの教育学者ピーター・クラインにより考案された組織やチームを活性化するための手法心理学の「リフレーミング」を活かし、「ポジティブなこと」に目を向ける効果があります。さらに、他の人の「いいこと」と「新しいこと」の話を聞き、より前向き感が高まります。

さて、今日のお題は「澤の茶話会」、無事開催!

先日の「イベントの作り方:澤の茶話会ができるまで」でご紹介したイベントが、無事に行われました。その様子をご紹介します。

澤の茶話会とは

澤円さんと澤奈緒さんご夫婦による「最近の状況で家に閉じこもりがちな人に出かけて欲しい」という思いを形にしたひとときです。

杉本綾弓さんが運営する東日暮里長屋NAGAYAで、方円流煎茶教授圓園教授こと澤円さんが淹れるお茶と澤さん作のお漬物、小島和美さんが作る和菓子を頂きながら、楽しく会話する90分。

お茶は宮崎の白玄堂さんのもの。企画を立てた日に、たまたま新宿に催事に来ていてすぐに買えた、というミラクル!さらに、その時のアドバイスがお茶請けに影響!

お帰りの際のお土産は、この経験、澤さんの著書「あたりまえを疑え。」、そして話したスッキリ感の3つ…と思っていたら、第1部の参加者の方から差し入れていただいた、上野風月堂さんのゴーフルもお土産に!

奈緒さんは午後から長屋の近くのスペースで、子供向けにウレタンを使って装飾物を自由に作るワークショップ的なものを開催され、これまた盛況でした。

この状況への対策

何はともあれ、最優先は参加される方の健康の確保です。
券売時と前日に「参加を検討される皆様へのお願い事項」をご案内させていただきました。
・発熱などの症状がある方は来場をご遠慮ください。
・予防的な観点を熟慮し、マスクの正しい着用、手指消毒・衛生的手洗いなど十分な対策を各自で行ってください。
・感染予防のため、スタッフがマスクを着用している場合があることをご了承ください。
・感染拡大の情勢の変化に対応して急遽イベントの中止を決定する場合があることをご了承ください。

当日も最善の努力を徹底しました。
まずは換気。会場は長屋のだったので玄関を開け放ち、麗かな春の日差しと春風を感じながら、換気の良い状況で行いました。
そして手洗い。席に着く前に、まず手を洗って頂きました

90分の流れ

①澤さんから会の趣旨と煎茶道のご説明お茶を淹れる間に自己紹介と合間にお作法や道具についての解説③お茶を頂きつつ参加者の方から澤さんへ質問や参加者同士のおしゃべり、というざっくり三部構成の90分でした。これを10時開始の第1部、13時開始の第2部、そして、15時30分開始の第3部と3回行いました。また、いずれの回も参加者の方のご了解のもと、澤さんのFacebookのスレで配信しました。

■①煎茶道
「茶道」というと千利休などの抹茶を用いたものを思い出します。これは澤さん曰く「武士の時代のもの」。煎茶道は日常にも応用できるもの。いくつかの流派がある中で澤さんはお母様も取得されていた「方円流」を学ばれた、24歳で教授を取得。
現業に転職の際は「こうしたことを知っている人物がグローバルカンパニーにいたほうがいい」ということで、採用された理由の一つになったそうです。

■②お作法(お茶を淹れるコツ)
お茶を淹れながら、ご紹介くだいました。
①「親指の動き」
親指を隠して茶器を扱う
そうです。これはそのほうが所作が美しくみえるから。そして、武道など観点からは、親指を切り落とされると刀が握れなくなるので、親指には気を遣ったそうです。

②「お湯の温度」
番茶は熱湯、煎茶は60度くらい、玉露は40度くらい。お湯の温度でお茶の味が変わるので、要注意。
③「湯呑みにお湯を」
お湯を急須に直接注ぐのではなく、まず湯呑みに注いで、それを急須に
すると、湯呑みが温まると共に、お湯の量がちょうど湯呑みと同じ量になります。
④お菓子を出すタイミングと「漬物」
お茶は二煎淹れる(一度入れた茶葉で、二回お茶を淹れる)もの。二煎目は渋みが出るので、甘いお菓子を食べながら飲むのだそうです。

ちなみに今回は小島さんのお菓子と共に、澤さんが作った「漬物」もお茶請けに。これは、白玄堂さんへお茶を買いに行った折にお茶請けの話になった際に、店主の白尾さんから「お茶と共に免疫力を高める効果がある『漬物』を出してみては」との話があったことを受けたもの。…まさか、澤さんが自ら漬けるとは!

おしゃべりの中身

3回のいずれも参加される方の多様性に富み、話が被りませんでした。

■「マネジメント」
参加者の方の関心が高かったのが、マネジメント。
質問の方法はいろいろでしたが、澤さんの答えは一貫していました。

「マネジメントの日本語訳はない」
「マネージャーは、判断し行動を促すための『役割』。上下ではない」
「自分がマネージャーになった時に言われたことが『昨日までの澤円を忘れろ』。昔を忘れると、わからないから聴ける」
「求められる結果や『こうしたい』を共有する」
「Whyでなく、WhatとHowの話をする」
「常にHow can I help you ?権限をどう行使して手伝えるか教えてほしい、と尋ねる」

■やりたいことがわからない
また、「何をやりたいか、何をしたいかがわからない」という質問には

「とにかくいろんな人に会うこと」
「名刺を出さずに、所属と関係なく人と会う機会をふやす」
「アウトプットと質問をすること。すると、自分にカスタマイズされた情報が集まる」
「ギブファースト」

どれも澤さんの「最大多数の最大幸福」を願う思いが溢れる、あたたかいお話ばかりでした。

さいごに

幹事冥利に尽きる1日でした!
それは主催した澤さんの「最近の状況で家に閉じこもりがちな人に出かけて欲しい」という思いと、お越しくださった皆さんの「最近の状況で家に閉じこもりがちだったから出かけたかった」という思いが重なったからです。
皆さんのお帰りの際の笑顔が、とても印象的でした。

澤さんの「最大多数の最大幸福」を願う思いが溢れる、あたたかい時間でした。「思い」が一貫していたことと、それに共鳴する幹事チームだったことが、この時間を作れた最大の要因だと思います。

企画立案のご相談をくださった澤さん、奈緒さん、美味しい和菓子を作ってくださると共に高い幹事力を発揮してくださった小島さん、長屋を貸してくださった杉本さん、受付から片付けまで手伝ってくれた加藤美野さん、そしてお越しくださった皆さんに、大感謝です!ぜひ、継続してご一緒したいです!





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