Z o o ᴍ V472 bc (リメイク)
お久しぶりです2024年も残り2%を切りました新年明けましておめでとうございます
今年も例年通りトンボ鉛筆からカタログ発表がありZoom2025年問題の答え合わせやBKーL5P・BKーLP0xリフィルの廃番etc…かなりショックな内容でした
リフィルの代替品の開拓やアダプター作製もしようかと考えていたところ某フリマサイトにあの宇宙船の色違いが出ていたので家に着陸してもらいリメイクも兼ねてnoteを書くことにしました
ということで今回はV472について解説します
スペック
概要
スペインのデザインファクトリー LA NAVEとトンボ鉛筆 ZoomがコラボしたZoom LA NAVEから
Daniel Nebot氏がデザインを担当しZoomV472が誕生しました
モチーフは宇宙船や宇宙の夢など表記ブレがありますがいずれも宇宙関係であることは変わらないようです
デザイン
ノック部付近
後端部には土星のリングやUFOのような円盤を彷彿とさせる装飾が施されています
V472は別名TITANと呼称されておりこれは土星の最大衛星・第6衛生 TITANが由来だと考えられます
トグルスイッチのようなノック部も機械的なデザインでどちらも制御が共通点であり見事にデザインに落とし込んでいます
個人的には動作もトグルスイッチのようなusus.piのマグネットノック機構を取り入れても良かったと思いますがスペースとコストを考えるとノック式が妥当ですね
ちなみに逆円錐型のノック部は他のZoomにも採用されておりそのうちの1本は同じくDaniel Nebot氏がデザインを手がけたOCEANICも逆円錐ノック部になっています
最近発売されたL2も逆円錐ノック部になっており歴代Zoomの遺伝子を感じる1本となっています
プリント
軸に印刷された「⬭ᴀ W₂₀ ン H5―ₐB」一見すると意味不明な文字の羅列またはデザインとも捉えられますが、宇宙語でメッセージが刻まれており和訳すると「手にする人に委ねられている」という意味が込められているようです
こうした遊び心もV472の魅力です
余談ですがリング装飾の径とグリップ径がほぼ同じであり一直線に転がっていきます
さり気ない加工精度のアピールを感じることができます
グリップ
グリップはブラスト加工のような質感となっておりますがグリップ力は上がってません(寧ろ下がってるような…)
軸とグリップとのメリハリが効いており飽きさせない工夫がなされています
仕様の相違点
実はカラーごとに仕様が異なり
Silverは横方向にヘアライン加工
titaniumはチタン風の色かと思いきやしっかりとチタン特有 虹色の酸化皮膜が生成されています
定価3000円でチタンの削り出しは考えにくいので恐らくチタンコーティングが施されていると思います
仕様感
ほんの少しだけですが使用した感想を述べていきたいと思います
値段やブランドのバイアス・プラシーボ効果を防ぐ為に一般的な形状のペン、ここでは円柱型のペンのZoom101bw比較しようと思います
そして主観による偏った評価の可能性も拭いきれない為 ペンに興味のない一般人のサンプルとして母にも同じく握って貰いました
握り心地
握り心地は個人的にV472の方がフィット感が優れていると感じました
しかし母曰くV472は「馴染みがなくて握りにくい」
「つるつるしてて滑る」と辛口気味
101の方は「こっちの方が好き」「握りやすい」
「滑りにくい」と好評価
個人による握り方の差異も関係しており一概にコレだと決めるのは難しいのですが
客観的な意見としては握りにくいようです
また自分の評価の信憑性が低いという証明になってしまいました…
機動性・取り回し
続いて取り回しのしやすさですがこちらは普通でした
後端部の容積が少なく先端に重量が偏っており未所持の頃は取り回しに優れていると考えていましたが重心が先端に偏りすぎた結果そこまで良い物ではありませんでした
精度
ペン先の精度ですがこちらは個体差が激しくSilverの方が所持しているbpの中でトップクラスの精度を誇っており
titaniumはイマイチな精度となっていました
チタンコーティングによる厚みの誤差が引き起こした結果かもしれません
その他
気になった所としてはV472のbcの仕様で
ペン先収納時に内部でリフィルが振動して気になるという欠点があります
筆記時はある程度リフィルが保持されるので振動は消えるのですがやはり気になるのでマスキングテープ等をリフィル管に巻いて対策した方がいいと思います
売却する予定がある方はテープ跡が残るので控えた方がいいかもしれません
終わり
ここまでご愛読ありがとうございました
今年もマイペースで更新していきたいと思います
もしミス等ありましたら気軽にご連絡して頂けると幸いですm(_ _)m