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グラスフェッド牛は何が良いのか?|穀物圧縮率とは
こんにちは。
今回は、「グラスフェッド牛は何が良いのか?」について解説したいと思います。
スーパーなどで、グラスフェッド牛やグラスフェッドバター、筋トレをする人などはグラスフェッドプロテインという商品もあります。
そもそもグラスフェッドとはどのような意味なのでしょうか?
グラスフェッド=草で育てた牛
グラスフェッドとは英語で、
grassーfed=草でー育てる
という意味になり牧草を食べて育った牛になります。
「牧草を食べている牛は普通なのでは?」
という意見もありますが、グラスフェッド表記がないスーパーで売っている安価な肉は、ほとんど穀物を食べて育っています。
現代では、牧草を食べている牛は希少です。
明らかに牧草を食べさせた方が健康な牛が育てられるのに、なぜ穀物を食べさせるのでしょうか?

穀物を食べさせる理由は安価に大量生産できるから
最近の食肉に穀物を食べさせる理由は、単純に安く食肉を出荷できるからです。
食肉に穀物を食べさせるようになった原因は、穀物圧縮率が原因です。
昔アメリカでは穀物が大量に余っていました。それをどうにかしてお金にするために、牛や豚などの食肉の餌として利用し始めたのが発端です。
食肉に食べさせると10kgの穀物が1kgの肉に化けます。
余った穀物を処理すると同時に、穀物が肉に化けるためうまくお金儲けできる仕組みを作ったことが始まりです。
穀物を食べて育った牛の問題点
穀物を食べて育った牛の問題点は以下の通りです。
ホルモン剤、抗菌剤、ワクチン剤だらけ
穀物を食べて育てられている牛は、大抵の場合牛小屋で育てられています。
牛小屋では、放牧と違い牛同士の距離が近く、自由が少ないため牛にものすごいストレスがかかっています。
ストレスが多い=病気になりやすいため、牛にはホルモン剤や抗菌剤やワクチンが打たれています。
もちろんこれらは、肉にも残留しており人間にも害があります。これらの肉は、発がんやアレルギーの発生にもつながってしまいます。
オメガ6過多
ストレスがかかっている牛は、健康状態もあまり良くないため肉の栄養素も少なくなっています。
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具体的にグラスフェッドと比較して、オメガ6過多になっています。
比較してグラスフェッド牛は、健康状態が良く体が引き締まっています。
オメガ3、6、9がバランス良く入っており、牧草を食べているため、ビタミンやミネラルの量も多いです。
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2枚の写真を比較して、明らかにグラスフェッド牛の方がストレスフリーであることがわかります。
遺伝子組み換え飼料
穀物を食べさせる理由として、余った穀物をお金に変えるためと言いましたが、それらの穀物は遺伝子組み換え飼料が使われていることがほとんどです。
遺伝子組み換え食品(GMO食品)は、欧州やアメリカでは避けられており、発がん性があります。もちろん遺伝子組み換えの穀物を食べている食肉には、それらの発がん性物質は残留しています。
まとめ|肉を控えましょう
今回の結論として、肉を食べることはなるべく控えましょう。
そもそも人は、肉食はあまり体に合っていません。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
肉を控えてたまに食べる肉は、品質が良いものを選ぶと良いでしょう。
グラスフェッド牛のメリットは、
・健康状態が良いため栄養素が豊富(オメガ3、6、9やビタミン・ミネラルが豊富)
・家畜の自由も守れる(購入することでグラスフェッド牛畜産家の支援になります)
です。